レンタル41万冊以上、購入97万冊以上配信中!

年齢確認

18歳未満の方はご利用いただけません。あなたは18歳以上ですか?
はい
いいえ
検索結果
作品の除外設定(設定中)
絞り込み
形式
小説
ジャンル
詳細ジャンル
属性ジャンル
その他ジャンル
キーワード
キャンペーン作品
メディア化作品
完結済み
出版社
さらに詳細に調べる
年代
著者
浅井達幸
レーベル
シリーズ
掲載誌
レンタルあり/なし
1巻目レンタル価格
1巻目購入価格
購入価格合計

検索結果(1/1)

表示設定アイコン
日本の特別地域 特別編集 これでいいのか 神奈川県 川崎市【日本の特別地域_通巻17】 レンタルラベル
みなさんは「川コン」という言葉をご存じだろうか?

これはある言葉を略した造語で、川は川崎を表している。
ではコンのほうは? コンビナート?
いやいや川崎だけにそう答えたいところだが、コンはコンプレックスの略。
そう川コンとは「川崎コンプレックス」のことなのだ。

この地域批評シリーズで川崎市を扱うことになり、手始めに川崎市について川崎市民に話を聞いてみると、その歴史からくる負のイメージのために、「おらが町」に対してコンプレックスというか、自信を持てない人がけっこういるんだなあと、つくづく思った次第。

「どうせ川崎だから……」街が再開発で立派になって市民は喜んでいるものの、内心では疑心暗鬼。

またこれと同じセリフが、川崎市を挟む東京都や横浜市の住民からも聞かれる。
そこには「どんなにパッケージは良くなっても所詮は川崎」という悪意が込められている。
これでは川崎市民が卑屈になり、我が街に誇りを持てなくなるのも無理はない。
危ない、汚い、怖いなどのイメージでくくられてしまう川崎。
しかし、それだけで川崎を考えるのはいかにも短絡的である。
東京と横浜に挟まれた細長い川崎は、地域によっては東京あるいは横浜との関係が強いため、市内間の連携が薄いという特徴がある。
ゆえにそれぞれの地区が独自の進化を遂げている。

単一イメージでくくれるほど、川崎市とは浅はかな街ではない。
では、進化を遂げた今の川崎市とは一体どんな街なのだろう。
それを各種データと取材をもとに解き明かしていこうと思う。

大都市・川崎だけに、本書でそのすべてを語り尽くすことはさすがに難しいだろうが、その真の姿の一端は垣間見えるはずだ。