何事にも積極的でない性格のせいで、出会いのない五年が過ぎてしまった。もうじき、二十八歳になってしまうと焦る桐谷舞《きりたにまい》は一大決心をした。──婚活のためにイケメン社員のいる会社へ転職しよう。同僚で、隣の席の中村礼子《なかむられいこ》のお陰で、イケメン社員のいる会社に転職できた。そこで、舞の担当上司はまだ三十歳になったばかりなのに、業績優秀で役員候補になっている織田名月《おだめいげつ》係長だ。背が高く福山雅治似の礼子さん一押しのイケメン。その憧れの上司と高級料亭でバイブ責めの入社歓迎会が……「バイブは当然初めてだよな」「えっ、はっ、はっ、はーいっ！」「凄く気持ちがいいだろう」「はっ、はっ、はーいっ！」絶妙な振動は快感に火がつき始めた真珠玉を燃え上がらせる。身を焦がすほどの快感の焔が激しく渦を巻いて、舞の身体を熱くした。素肌に汗が滲み、布団を濡らす。織田係長の視線に舞の秘所がさらされながらバイブを宛がわれていると思うと、大切な部分から溢れ出た愛液を弾くバイブの振動が厭らしくグチュグチュと音を立てる。シリコンの柔らかい感触のバイブの先端がまんべんなく割れ目の中心部分を弄繰り回す。女の感じると箇所を熟知している動きは舞をさらに官能の渦に陥れてしまう。

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

手の動きが速くなって、ピチャ、ピチャ音がする。
「あ、あっ！　イク！　イキそう！」
病院の夜勤、いつものように部長が仮眠中の美奈のベッドに入り込んで……ピチャ……ジュク、恥ずかしい……しなやかな指先の動きが堪らない……部長が本当に好きなんです──それなのに……酷い、親友に手を出すなんて！
失意の時に担当になった患者の翼くんは、噂の美少年。
「お姉さんが好きなんだ。やらせてよ」
冗談を言う翼くんの命があと少しだなんて……。
「やらせてあげるよ。好きなだけ出していいよ」
翼くんが今にも天国に逝ってしまうかもしれない……そう思うと、大きな声を出して泣きたかった。それと同時に、純粋な快楽に溺れたかった……翼くんの生命の証……硬くなったものが欲しかった。
「凄いでしょう！　こんなにビンビンになったのはひさしぶりなんだ。きっと美奈さんのせいだよ」
ロウソクが消える前の最後の光のような翼くん。肌は抜けるように白くツヤツヤとして、ヒトミはドッキリするくらい、きれい……。

※本作品は2012年6月発売の「初恋は天国に〜好きなだけたくさん出していいよ！」の改訂版になります。ご購入の際は十分お気を付けください。

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

『ほら、ぼくもこんなに先生を欲しがっているんだから』
目の前に突き出された、少年の熱く滾った肉塊が脈打ってそそり立っている。
『先生、ぼくとしたいでしょ？　凄く気持ち良くしてあげるよ！　先生を調教してあげる』
欲情で膨らみ切った男茎がトロトロになった蜜壺にズブリと挿入された。蜜が噴き出す。ジュプジュプ、ヌプ、ヌプと水音がするたびに快感が身体の芯を走り抜ける。
『凄い！　気持ちいい！　イキそうよ！　誠くん、そんなに激しくしないで！　もう少し、このまま感じていたいから……』
少年はピストン運動をゆっくりしたものにした。今にも破裂しそうなほど膨らみ切った先端の襞が蜜壺の襞にじんわりと擦れて気持ちがいい。深く侵入してくると両足が硬直して指先が震えた。引かれると硬直した身体が弛緩して吐息が漏れた。
『あっ！　もう、ダメ！　誠くん、もうイキソウなの！　くっ！　っ、っ、ウフッ！』
身体が震えて頭の中が真っ白になり、いつもより激しい痙攣が走った。
『先生のこと好きなんだ』
爽やかな誠の笑顔がいつまでも頭の中にこびりついていた。
優等生と聞いていたのに、垣間見える悪《わる》の気配が、いつの間にか涼子の心を捕らえていた……。
「先生は極上の生贄だ」
謎めいたことを言う誠には、信じられない秘密があった……。

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

『S系上司は素敵な恋の調教師』会社で祐二さんと二人きりになると美咲の身体は激しく濡れてしまう。掻きまわすように、バイブレーションしたしなやかな祐二さんの指先。切なさに身悶えた深夜のオフィスでの誰にも言えない秘密の出来事……激愛の調教？　それとも真実の愛？
『眼鏡スーツ課長と蜜愛の虜』課長のことを思うと切なくて泣きたくなる。眼鏡とスーツが似合うクールな課長と深夜の誰もいないオフイスで蜜愛、劣情の虜に……。
『セクハラの罠とロマンスのささやき』秘書課に配属になった詩織に待っていたものは常務の危険なセクハラ。エレベーターの中で下着を脱がされ……それは誰かの罠だった！？

※　本作品は『S系上司は素敵な恋の調教師』『眼鏡スーツ課長と蜜愛の虜』『セクハラの罠とロマンスのささやき』の再録となります。ご購入の際は十分ご注意ください。

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

会社で会長に犯されそうになった。逃げる途中廊下でぶつかった男に上着をかけてもらった。上着には何故か懐かしい匂いが……。
大学生の夏休み、ボランティア活動でカンボジアにいたときに、綾瀬雪菜≪あやせゆきな≫はミステリアスな男に恋をした。王子と呼ばれたその男は地雷処理のボランティアをしていた。誰もが尻込みする危険な処理に、何故か、あえて志願していた。
雪菜は無口な王子に濃密なジャングルの中で抱かれた。自ら望んだことだ。王子は雪菜の身体を調教し始めた。変態的な調教の施しに、とりとめのない快楽の虜に……王子に愛を感じた雪菜は男のもとを去ったのだが……官能的なエロチック感動ラブロマンス。

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

「とても疲れているんだね。ぼくの指先で、身体も心も癒してあげる」……王子様の天使のような声が、たまらなく嬉しい。直属の上司が身に覚えのない仕事の失敗を愛美に押し付けてきた。役員会議で責任を取らされそうになった。一生懸命真面目に仕事をしてきた愛美のプライドはずたずたになり……今日はとても疲れていた。だから、王子様の癒しが欲しかった。
「さあ、服を全部脱いで、オイルをたっぷり使った特別メニューをしてあげるから」
こんな、快感、初めてなの──身体の痙攣が止まらない──。
快感の嵐のなかで、会社であった嫌なことを全部忘れられそう。究極の絶頂感が最高の癒しになるから……愛美を支えて、救ってくれたのは、同僚の親友と、整体院の王子様、独身のイケメン社長だった。王子様に特別のマッサージで癒されて、イケメン社長の正義感に惹かれて……二人を好きになってしまう愛美の恋の結末は？　ちょっと刺激的でエロチックな心温まるラブストーリー。

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

手の動きが速くなって、音がする。
病院の夜勤……部長が仮眠中の美奈のベッドに入り込んで、恥ずかしい……しなやかな指先の動きが堪らない……部長が好きなんです──それなのに……酷い、親友に手を出すなんて！
失意の時に担当になった患者の翼くんは、噂の美少年。
「お姉さんが好きなんだ。やらせてよ」
冗談を言う翼くんの命があと少しだなんて……。
翼くんが今にも天国に逝ってしまうかもしれない……そう思うと、大きな声を出して泣きたかった。それと同時に、純粋な快楽に溺れたかった……翼くんの生命の証が欲しかった。
ロウソクが消える前の最後の光のような翼くん。肌は抜けるように白くツヤツヤとして、ヒトミはドッキリするくらい、きれい……。

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
　尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

眼鏡とスーツがとても似合うクールな吉田課長は会社の女子たちの憧れの的。地味な美咲が相手にされるわけがない。課長のことを思うと胸が苦しい。切なくて、泣きたくなる。それが……深夜の残業で、吉田課長に美咲は抱かれるようになった……毎日のように。
「きみのことがいつも気になって……」
心臓が激しく鼓動する。身体に火がついたように熱くなる。好きです。課長。好きにして下さい。何でもして下さい……。愛されたいんです。課長に……。少しだけ、愛を下さい……そして思い切り課長の愛玩具にして下さい。切ない不倫に美咲は身体が火照るのが止まらない。エレベーターの中で、給湯室で……熱くなったお互いの身体を、会社の人目の付かない場所で密愛が始まる……。
「不倫なんてやめなよ。不幸になるだけだよ」
青山のマンションをシェアして暮らす親友の忠告にうなずいていたのに……。切ない思いを心の中で美咲は叫んでみる。三人で同じマンションで暮らす友情と苦しくて切ない恋の行方に戸惑いを感じながら、美咲の心の中には切なく禁じられた恋が激しく燃え上がる。

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

詩織は両腕をネクタイできつく縛られていた。動くほどに結び目がギリギリと締まる。声を絞り出しても、エレベーターの中なので、声が届かないみたいだ。しかも遅い時間で会社にはもう誰もいない。
「心配しなくてもいい。気持ちよくしてやるだけだから……、大人しくしてろって！」
「やめてっ！　これは犯罪……、んんっ！」
唇を塞がれると、常務の臭い息とタバコの匂いにむせかえった……。普段会社で目立たない広瀬詩織が突然秘書室に配属された。そこで、常務からとんでもないセクハラにあう。それは詩織が常務と隼人の恋人の逢瀬を偶然に目撃してしまったから……！？　それとも、詩織の片思いのせい！？　詩織の上司の江月隼人は社長の一人息子。リーマンショックのときの会社の危機を救った人物だ。父親の秘書という仕事だけではなく、会社全体の実務をこなすようになっていた。仕事が出来て、センスも良くて、かなりのイケ面。女子社員の憧れの的だ。当然、隼人には恋人がいた。とてもきれいな人で、センスが良く、自信をもって仕事をこなしていた。隼人とお似合いの人だ。同じ秘書課の簗瀬美加がその人。詩織の仕事は美加のアシスタント……。そこにとても危険な罠が潜んでいるのを……詩織はまだ気付かない！？

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

美咲はあの日から身体が火照るのが止まらない。会社の中で祐二さんと二人きりになると、瞬時に美咲の身体は……。祐二さんの指先を見ると美咲の身体を翻弄したことを無意識に思いだしている。掻きまわすように、バイブレーションした、しなやかな祐二さんの指先。切なさに身悶えた深夜のオフィスでの誰にも言えない秘密の出来事。羞恥心をかなぐり捨てて祐二さんに哀願して求めたものは……激愛の調教？　それとも真実の愛？　美咲と祐二さんの危なく危険な恋の結末は……？

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。