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民俗学専攻の大学生・明良は山奥にある大賀美村へやってきていた。そこは狼男伝説の残る村。昔は狼の牙で作った矢で嫁選びをしていたという大賀美神社の祭り、「福矢」の儀式を卒論のテーマに選んだ明良は、昨年訪れた祭りで一目惚れをした美貌の禰宜・玲から村の伝承について話を聞く約束をしていたのだ。だが逗留二日目、一人で森を散策していた明良はうっかり立入禁止の「奥の院」と呼ばれる洞窟の中に迷い込み、花嫁候補だけが触ることを許されている鏃を手にしてしまう。するとなぜか鏃は眩い光を放ち…。“鏃を光らせた者が犬神の花嫁になる”という伝承を思い出し慌てた明良は降りしきる雨の中、完全に森で迷子となってしまった。実は明良はオメガ因子を抱える身。数時間ごとに予防薬を飲まないと、オメガ症候群を発症してしまう恐れがあった。そして救出に駆けつけてくれた玲の姿を目にしたとたん、明良の身体に異変が…。
※こちらの作品にはイラストが収録されていません。
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下賤の身ゆえに村の男衆の性処理に使われ、稚い蕾を散らされそうになった兎族の少年ひらり。逃げ出して山道をさまよい崖から真っ逆さまに…。気づくと、ひらりは狼神・青嵐が治める大口真神の国にいた。なんと、青嵐の『運命の許嫁』として愛染明王に選ばれ、天道界に召喚されたのだった。精悍な顔立ちに逞しい体躯、豪胆で常に民を想う、そんな旦那様・青嵐に守られながら八年が過ぎ、ひらりは成人した。早く子を成して正真正銘の夫婦にならなければ…。そう思うのだが、幼い頃に辛い思いをしたひらりには、果たして生まれてくる子を愛し育てることができるのか…自信がない。それに青嵐は一度もひらりに「愛している」と口にしたことがない。もしかして、愛染明王が決めた仲だからそばに置いているだけ…? 不安と愛情の狭間で揺れるひらり。そんな折、青嵐とともに近隣の国を外遊することになり…。
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『この世の幸福は光華にあり』――栄華を誇る光華国の四人の皇子、洸聖・洸竣・莉洸・洸莱。長兄洸聖と、妃になる悠羽との婚儀の準備が進められるなか、四兄弟の父であり現王の影として仕える和季が突然王に刃を!? 二人には因縁の関係が……。そして兄の婚儀の準備のため隣接国へと向かった洸竣が盗賊に襲われてしまう。死の淵の洸竣に、黎は……!! 運命の相手と出逢った四人の皇子。彼らとそれぞれの伴侶との未来は――!?
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尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
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「野蛮なケダモノ」という誤解を解き人間たちと手を結びたい――そう考えて一人山を下りてきたユノ・ファは、レトヴィエ王国の山岳地帯に棲む獣人、ルーテゥ族の首長の息子。だが首長の血筋にあるべき翼がなかった。怪我を負って国王ヴァルティスによって保護されたユノ・ファは、勇壮で美しい王に心奪われるが、王にとってユノ・ファはただの交渉の道具でしかなく……。そんなユノ・ファに年に一度の発情期が訪れる……。
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尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
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