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新潟に生まれた少年。少年の目には大きな川は海からあふれているようだった。少年は鳥になり、川の流れの始まりを見た。甲武信ケ岳から生まれた川に沿って少年の鳥は旅をした……。信濃川の源流から河口の日本海までのその豊かな流れを、詩人・鶴見正夫の文章と、画家・黒井健のイラストで描く。取材から3年をかけて練った、日本一の大河の絵本。
くまのこくまたろうが、友だちといっしょにさかなつりに行きました。友だちはどんどんさかなをつっていくのに、くまたろうだけ、なかなかつれません。どうしても、さかながつりたいくまたろうは、自分でおおきなさおをつくりはじめ……
小学3年生になる春休み、たいちは、喘息がよくなるようにと、田舎にあるじいちゃんの家に家族みんなで引っ越しました。それからというもの、たいちは、じいちゃんが「森おやじ」と呼んでいる大きなクヌギの木のところに、頻繁に連れていってもらいました。たいちはそこで、おもちゃのつくり方や自然のすばらしさなどを学びます。ところがある日、じいちゃんは森の見回りに一人で行ったきり戻らず、亡くなってしまうのです。お葬式の日、たいちはふとしたことから、じいちゃんがのこしていた『森おやじの日記』を発見するのですが……。
作者の小原麻由美さんと画家の黒井健さんのコラボレーションが見事に結実した、心あたたまる物語です。
浅井慎平さん(写真家)推薦:「ようこそ秘密の森へ。森はなんでも教えてくれる魔法の場所。さあ、いこう。眼に見えない赤い帽子をかぶって。」
作者の小原麻由美さんと画家の黒井健さんのコラボレーションが見事に結実した、心あたたまる物語です。
浅井慎平さん(写真家)推薦:「ようこそ秘密の森へ。森はなんでも教えてくれる魔法の場所。さあ、いこう。眼に見えない赤い帽子をかぶって。」
憎しみをかかえたひとりの少年がいた。少年はその憎しみをかかえきれず、人を傷つけようとしていた。
そのとき、少年の心に聞こえてきた言葉、「――ころさないで」。
誰だかわからない、でもどこかなつかしい声。
遠くから波のように聞こえてくるその声に、少年は温かく明るい光を見出していく。
つらく苦しい憎しみから彼を救ったのは、記憶の中の母であり、母の愛だった……。
母親をテーマにした絵本も手がける内田麟太郎氏。
本書も、「母の愛」によって憎しみから解き放たれた少年を描いています。
そんな内田氏の想いを、子どもから大人まで幅広い世代に人気の画家・黒井健氏の繊細な絵によって描き出します。
内田麟太郎氏と黒井健氏の初コラボレーションでうまれた本作品は、子どもの心を包み込む母の大きな愛が心に響く、著者渾身の一冊です。
そのとき、少年の心に聞こえてきた言葉、「――ころさないで」。
誰だかわからない、でもどこかなつかしい声。
遠くから波のように聞こえてくるその声に、少年は温かく明るい光を見出していく。
つらく苦しい憎しみから彼を救ったのは、記憶の中の母であり、母の愛だった……。
母親をテーマにした絵本も手がける内田麟太郎氏。
本書も、「母の愛」によって憎しみから解き放たれた少年を描いています。
そんな内田氏の想いを、子どもから大人まで幅広い世代に人気の画家・黒井健氏の繊細な絵によって描き出します。
内田麟太郎氏と黒井健氏の初コラボレーションでうまれた本作品は、子どもの心を包み込む母の大きな愛が心に響く、著者渾身の一冊です。
ひだまりの森に、春と秋、1年に2回、花を咲かせるふしぎな桜の木がありました。
そこには、ヤマネのきょうだいがすんでいました。
ある日、目を覚ますと、外は嵐で大変なことになっていました。
ヤマネのすみかである桜の木は倒され、いかだのように流されていきます。
ふだんなら、皆から怖がられる存在であるオオカミも、ノウサギとともに流れゆく桜のいかだに飛び乗りました。
リスやキツネ、アライグマたちも、次々に飛び乗りました。
嵐が過ぎ去ったあと、そこには息を引き取った桜の木が横たわっていました。
桜は、枝を切ってそれを地面に植えれば、新しい木を増やすことができます。
森に詳しいキツツキのじっちゃんは、そのことを生き残った動物たちに話し、みんなは枝を地面に植え始めました。
桜の子どもの枝は、野原にきれいに植えられて、1本の道のようになりました。
ヤマネたちが朝起きたところ、そこには……。
心があたたかくなるお話。
そこには、ヤマネのきょうだいがすんでいました。
ある日、目を覚ますと、外は嵐で大変なことになっていました。
ヤマネのすみかである桜の木は倒され、いかだのように流されていきます。
ふだんなら、皆から怖がられる存在であるオオカミも、ノウサギとともに流れゆく桜のいかだに飛び乗りました。
リスやキツネ、アライグマたちも、次々に飛び乗りました。
嵐が過ぎ去ったあと、そこには息を引き取った桜の木が横たわっていました。
桜は、枝を切ってそれを地面に植えれば、新しい木を増やすことができます。
森に詳しいキツツキのじっちゃんは、そのことを生き残った動物たちに話し、みんなは枝を地面に植え始めました。
桜の子どもの枝は、野原にきれいに植えられて、1本の道のようになりました。
ヤマネたちが朝起きたところ、そこには……。
心があたたかくなるお話。