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日本から男の子を育てる場所が消えていく
- ジャンル:ルポ・ノンフィクション
- 著者:喜多由浩
- 出版社:主婦の友社
- 長さ:118ページ
- ポイント数:購入600ポイント
- レビュー:(1)
子どもというものは本来、カラダを十分に使って遊ぶもの。とりわけ男の子となれば。しかし、町から空き地が消え、子どもたちの遊ぶ声が消えてから久しい。以前は、ボーイスカウトといえば男の子の憧れの組織であった。そのボーイスカウトがいまや会員数や協賛金の激減などで、存続の崖っぷちに立たされているという。本来、野営を中心に「男が男であるための」訓練を施してきたボーイスカウトが、女子の入会を許したりして、その存在意義を問われている。日本から男の子を育てる場所がなくなっているのだ。本書では、現代の子どもたちを取り巻く危機と社会の状況を、ボーイスカウトが果たしてきた役割とからめてあぶり出す。