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岡島慎二
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これでいいのか富山県 レンタルラベル

これでいいのか富山県

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全国の人が思い浮かべる富山県のイメージとは何だろう?
通な人なら「薬売り」「蜃気楼」、一般的には「富山湾」といったあたりだろうか。

いずれにしろ富山県には「これ!」といったウリやインパクトが無く、全体的にパッとせず地味な県という印象が強い。だがその一方で「住みやすい」という、傍目から見ただけではわからない強味もある。

富山県は同じ北陸の福井県、石川県と並んで「幸福県」のひとつに数えられている。幸福県とはいわば「恵まれた自然環境の下、住居・労働・教育などの都市機能が整備されている県」のことを指す。富山県は、立山連峰や富山湾な どの豊かな自然環境があり、水が豊富で食べ物が美味い、災害が少ない、交通インフラが整備されている、土地が安くて持ち家比率が高い(全国トップクラス!)などなど、その居心地の良さには確かに太鼓判を押せる。

ただ、幸福県だからといって富山県が発展しているわけではないのがミソ、だったが、2015年の北陸新幹線開業で風向きも変わってきた。
富山県は外部から多くの人や企業を受け入れることになったのだ。だが、コンパクトシティの流れが加速している富山市は、富山駅前に続々とホテルが建設され、観光客も多く勢いも感じるが、中心市街地の総曲輪はその波に乗り切れていない印象。
高岡は新幹線駅である新高岡駅と、高岡駅を玄関口とする旧市街地の連携不足のせいで衰退を余儀なくされている。さらに県の二大都市以外の街は、どこもかしこも古いままであまり変わり映えがしない。余計なお世話だろうが、時代に合わせて変えるべきところは変えないと、廃れていくばかりだろう。
そんな富山県に気になるニュースも飛び込んできた。あるインターネット調査の幸福度ランキング(2019年)で、いつも上位の富山県の順位が意外なほど低かったのだ(23位)。

本書は先の新幹線効果の現状や、呉東と呉西それぞれの問題点を通して、幸福県・富山県の実情を炙り出していく。是非最後までお付き合い願いたい。
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これでいいのか新潟県

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本書は2012年10月に刊行された『日本の特別地域特別編集38これでいいのか新潟県』の原稿に加筆と訂正を施し、さらに新たな書き下ろしを加えて文庫化したものである。

さて、今回のテーマである新潟県。ヨソ者の多くは「新潟県」というワードに豊潤で甘美な響きを感じ取るかもしれない。その理由は美味なる食の数々にある。
新潟といえば日本一の米王国にして、その代表品種「コシヒカリ」は絶対的なブランド力を持っている。また新潟といえば地酒。
米どころは得てして水も清冽だから酒どころとなるが、新潟はその気候も酒造りに向き、総じて淡麗で上等な酒ができる。
さらに酒が美味ければ肴もとなるが、長い海岸線を有しているので多種多彩な魚介が揚がり、背後に連なる山々からも豊かな恵みがもたらされる。
そんな美味い地酒と山海の幸を名湯と共に味わえば気分も最高。まさしく新潟は豊穣の国、この世のパラダイスのようである。

しかし、そんな新潟からどんどん人が減り続けている。豊かな県なのになぜなのだろう?おそらくヨソ者が新潟に感じる好印象とは裏腹に、県の内側には大きな問題が潜んでいるのではないだろうか。

新潟は古くから人材流出県ではあった。もともと新潟県には驚くほど多くの人がいた(明治初期の人口は全国1位)。
やがて大量の出稼ぎで人が流出。さらに上越新幹線や関越自動車道など首都方面への高規格インフラの開業で、多くの若者が新潟を出ていくことになった。
こうした構図は東北も同様だが、田舎から人が出ていく要因は、いつの時代でもまずは「職が無い」こと。そして現代の若者に多いのは「大都会への憧憬」である。
つまり、新潟県内には美味い飯や酒はあっても雇用が不足し、政令指定都市はあってもそれは東京に比肩し得る「魅力ある都会」ではないのだ。
ただだからといって手をこまねいてばかりでは、高齢化や過疎は進み、県内はどんどん衰退していくだろう。

本書では新潟県を構成するさまざまなファクターを丹念に分析。
さらに各地の問題点については現地に赴き、調査・取材を基にその真相や真実を明らかにした。
これを読んでみなさんはどう感じるだろうか?最後までお付き合い願えれば幸いである
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これでいいのか石川県

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北陸新幹線開業で絶好調の金沢市。白山市や野々市市は住みよい街ランキング全国上位と勢いのある石川県のリアルな現状を暴く!
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これでいいのか宮城県

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宮城県はおよそ東北らしくない県である。

東北人気質といえば、口下手、根暗など、あまりスマートではない。
対して宮城県民は流行に敏感、個人主義でプライドも高いと華やかだ。
こうした同じ東北人にしてあからさまな気質の違いには、歴史と仙台の存在が強く関係している。
伊達藩では華やかな気風が領内に行き渡っていた。農民にも比較的自由が与えられ、それが人々の独立心や気位の高さを育んだ。
そして明治以降、仙台は東北の中心都市となり、宮城は東北6県で格上の存在と見られるようになった。
というわけで、宮城における仙台の存在感は圧倒的だ。
県内は仙台とその他で二極化され、優遇されるのはいつも仙台。
ただそんな過剰な一極集中により、県内の地域間格差は確実に広がっている。

本書は宮城県内の不公平感にスポットを当て、仙台市以下、仙北、仙南、そして復興続く三陸のさまざまな問題点を取り上げ、伊達イズムが根付く宮城県の本質を暴き出す!
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これでいいのか岩手県

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岩手は人も歴史も「我慢」が特徴の県だ。

昔から当地の支配者は中央権力に抵抗し続け、住人は厳しい自然に立ち向かってきた。
現代においても東日本大震災では多くの県民が我慢と苦労を強いられた。
そんな苦難を「岩手民族」は忍耐と不屈の精神で乗り越えてきたのである。
というわけで、県民は団結力が強そうな印象だが、そうでもないのが岩手の不思議なところ。
県土が広く山や高地ばかりの地勢もあって、昔から地域間の交流が少なかったのがその要因だが、歴史的な反目もある。
北は旧南部藩領で南は旧伊達藩領。犬猿の間柄ともいわれた両者の遺恨は現代にも燻り続け、加えて南北の経済発展の違いで生じた格差も対立感情を助長しているのだ。

本書は我慢強くコツコツ堅実な岩手県民の本質、地域間の対立感情、さらに三陸の復興の現状など、岩手を多角的に捉えながら、岩手の本当の魅力と進むべき道を探っていく。
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山口県民は自尊心が強い。
そうした気質を人々に芽生えさせ、かつ山口の地をドラスティックに変えたのは明治維新である。
近代日本の立役者となったのは「薩長土肥」の4藩とされるが、なかでも長州藩は新政府内で重要な役割を果たし、薩摩藩と共に主導的な立場に就いた。
そのときから築き上げた「長州閥」と言われる政治勢力は厳然たる力を持ち続け、山口は多くの人材を政治の場に送り込んだ。
そんなわけで山口県民は「自分たちが日本を動かしてきた」という意識を持つに至ったが、維新の原動力となったかつての革新的気風はどこへやら、今や国内屈指の保守県と生まれ変わった。
そしてその保守的で中央志向の気風は、山口県衰退の要因にもなっている。

本書ではそんな理想と現実のはざまで揺れる山口県の実情と問題点を探っていく。
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これでいいのか福井県

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福井県は確実に「超マイナー県」だった。
魅力度ランキングでは常に下位争いを演じ、PR不足による県外知名度の低さは北陸3県でも際立っていた。しかし、ここ数年で福井の存在感は飛躍的に向上している。冬のシーズンともなると、東京駅に越前ガニのポスターがあちこちに張り出され、ウィークポイントだった観光客数も過去最高を記録。工業は相変わらず堅調を維持しているし、有効求人倍率は2倍前後の高い数値で推移。幸福度ランキングは3回連続でトップに君臨するなど、「日本一の幸福県」という名を欲しいままにしている。下位に甘んじていた魅力度ランキングも、2014年当時の45位から2019年は37位となり、年を追うごとにランクアップしている。幸福度ランキングによる名声が、さらなる幸福を福井にもたらしているのだ。

さらなる追い風となりそうなのが、2022年末に予定されている北陸新幹線の敦賀延伸だ。すでに開業している石川県や富山県では、ホテルの誘致が進み、地価も急上昇。観光客も著しく増加して数百億円の経済効果を生み出した。福井でも300億円以上の経済効果が見込まれている。

だが、そもそも福井の幸福は、アクセスの悪い立地の上に成り立ってきたともいえる。行きづらいから移住者や大資本の流入が少なく、昔から地域、会社、家族という単位で固まり、絆を重んじて生きてきた。そうした閉鎖性と保守性が今の幸福度の高さへと結びついてきた面も少なくない。だが、北陸新幹線によって、他県民からの流入が増加すれば、これまで福井が貫いてきた「幸福モデル」が崩壊するリスクも否めない。着々と再開発を進める福井駅前では、すでに行政と住民との間で亀裂が生じ始めてもいる。

本書では、地元民も知らない本当の福井人気質を探りつつ、嶺北・嶺南という「ふたつの福井」の現状と問題点にも切り込んだ。「幸福な独立国家・福井」で何が起き、未来にどんな影響を与えるのか。地域批評シリーズ独自の視点で検証していこう。
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これでいいのか静岡県

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静岡県民の特徴を地域ごとに細かく解説。注目されるリニア問題や、二大都市の静岡市・浜松市の現状にも迫る静岡県分析の決定版!
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これでいいのか長野県

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男女の平均寿命や幸福度ランキングが全国トップクラスにして、魅力的かつ著名な観光地を数多く抱える長野県は、ブランド力にたいへん優れた県である。ただ一方で、地域間対立の火種はいまだにくすぶり続けている。
東信、北信、中信、南信……歴史的に山と川が交流を阻害し続け、独自の文化が育まれてきたそれぞれの地域は、今もってその独自性を貫いており、特に北信の長野と中信の松本は、表立ったバトルこそないものの、対立感情は静かにずっと残り続けている。蓋を開けてみれば県の内情はバラバラなのだ。
県民が地元を「長野県」とは言わずに「信州」と言うのも、「信州」への強いこだわりと同時に、「信州」でないとまとまれないからである。
本書では他県民がうらやむ信州の実態と真実を明らかにしつつ、「日本の山岳秘境民」の実像に迫る!
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これでいいのか茨城県の野望

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茨城県は「日本一人気がない県」とされてきた。その根拠となっていたのが「都道府県魅力度ランキング」で、実に7年連続で全国最下位だった。だがついに2020年の同ランキングで最下位を脱出! 茨城県知事はこの結果を受けて「まだ真の魅力が反映されていない」と不満たらたらだったが、「魅力度ナンバーワンを目指す」と強気のコメントを発した。しかし、万年最下位から脱却した以上、もはや魅力度に振り回されるべきではない。今後、茨城県が取り組むべきは、南北格差や人口流出、高齢化、街の衰退といった地域問題の解決と是正であるべきだ。こうした現実に目をつぶり、いつまでも魅力度にこだわっていたら、本来の魅力や長所を失いかねない。本書では、魅力度ランキング最下位脱出を果たし、反撃に転じようとしている茨城県が目指すべき地域としての「理想形」を追った。
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これでいいのか宮城県仙台市

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仙台市は、自他ともに認める東北最大の大都市だ。大学進学や就職、あるいは遊びを目的に東北地方の若者たちを引き寄せ、人口は約107万人にも上る(2020年10月1日現在)。仙台駅前には高層のオフィスビルやタワーマンションが建ち並び、さらに街中には巨大な歓楽街を抱え、郊外を見渡せば巨大なニュータウンがベッドタウンを形成している。近隣市を含む仙台圏域まで広げると、人口は200万人を超える。その存在感は、まさに威風堂々。伊達政宗によって築かれた都市は、今や東北の“東京”といっても過言ではない。
 その一方で、都市的な発展を続けてきたせいで、仙台という街や人のイメージは知名度に比べて希薄だ。仙台と聞いて一般人が思い浮かべるのは牛タン、ずんだ、伊達政宗ぐらいだが、いずれも仙台人の生活習慣や気質を表しているとはいいがたい。「杜の都」というだけあって、本来持ち得ている魅力や特徴が、緑の茂みの中に隠れてしまっているかのようだ。実際に“東京化”が進みすぎて、仙台らしさを喪失していると嘆く地元有識者も少なくないのである。
 さらに、これまで仙台を支えてきた人口の増加も、2021年には減少に転じるといわれている。そうなれば、巨大なベッドタウンは空洞化し、駅前のアーケード商店街の活気は失われるかもしれない。十数年前から地方都市で起きていた衰退の波が、今になって仙台へと押し寄せるのか? いつまでも東北最大というブランドにあぐらをかいていると、未来は暗いままかもしれない。今の仙台には、従来の殻を突き破って「新たな仙台」を築くべき転機が来ている。
最善手を打てれば、迫りくる暗雲を払拭できる可能性は大いにある。
 そこで、本書では仙台の歴史や、プライドが高いといわれがちな仙台人気質といった、街や人の根っこを掘り起こしつつ、地元民ですら気づいていなかった魅力を掘り下げる。と同時に、各区や近隣都市で頻繁に行われている再開発やまちづくりの是非を検証し、仙台の街の成長を妨げる問題点や課題を、客観的なデータや現地取材で得た証言と筆者の主観を交えながら論じていきたい。
 仙台は地方都市として没落していくのか、それとも東北を率いる政令指定都市として再び明るい未来を突き進むのか? 仙台の本質をあぶり出し、その進むべき未来について、これから探っていくとしよう!
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これでいいのか岐阜県

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岐阜は実にビミョーなポジションの県である。日本の中心にありながら、希薄なことこの上ない存在感。その要因はお隣・愛知(というか名古屋)の光芒が強過ぎるからだろう。中部一の大都会・名古屋の影に隠れ、まったく目立たないのだ。今や都道府県の知名度を計る基準になっている魅力度ランキングで36位。この中の下の順位もいかにも岐阜らしい。どうせならどんじりにいて逆目立ちすればいいのに、そうならないのはその存在感の希薄さゆえだ。
 だが、そんなポジションに甘んじつつ、岐阜は意外としたたかだ。交通の要衝という立地と名古屋にしっかりと依存し、中京圏の一角として産業集積が進んでいる。しかも現代産業だけではなく、刃物に焼物、そして世界遺産にも認定された和紙など伝統工芸も盛んで、国内屈指のものづくり県になっているのだ。とはいえ、その旨味を享受し、発展しているのは美濃地方である。対する北の飛騨地方は開発も遅れ、のどかな田舎が広がっている。
 このように南北で明らかにコントラストが違う岐阜だが、それも仕方がない。
山や川で遮られているように、もともと美濃と飛騨は同じ国ではなく、文化、言葉、風習、人々の気質も違う。加えて強引にひとつの県にされてしまった因縁もあり、両者には目に見えないライバル心、はたまた羨望めいたものも存在している(お互いに無関心を装っているけどね)。
 ただこの2地域のスタンスは実にもったいない。それぞれに強みも個性もあるのに、「岐阜」の名の下、ひとつにまとまれないから、それぞれの長所がそれぞれの短所を補完できず、県の飛躍を阻んでいるのだ。この「まとまれない」のが、岐阜県の残念な特徴で、美濃と飛騨の関係にとどまらず、美濃の内部もバラバラでまるで一体感がない。
 本書では美濃と飛騨双方の地域性、問題点を取り上げ、岐阜県の本質を暴き出していく。岐阜県が真の南北融合を果たし、「中部の雄」として脱皮できるのか、その未来をこれから探っていくことにしよう!
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日本の特別地域 特別編集73 これでいいのか 石川県

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北陸新幹線が開業して1年になり、多くの観光客で石川県は大繁盛といったところです。
これまでのところ、北陸新幹線の特需は相当、石川県には影響しているものと思われます。
しかし、この1年で見えてきた課題も多くあります。
石川県は大きく能登地方と加賀地方とに分けられます。
能登地方に住む住民は今でも加賀地方に住む住民とはうまくいっていないようで何かと加賀の人は冷たく、優柔不断で保守的で何事にも新しいものにチャレンジしない。
そのくせ、殿様みたいに常に上から目線で人を見下すと言っています。
加賀の人は能登の人(福井、富山も含む)をずるがしこくて人のものをコソドロのようにアイデアや伝統文化を盗んでいくとみています。
そういった地方での争いや独特の文化・風習など事細かに編集した一冊になります。
日本の特別地域 特別編集71 これでいいのか 宮城県 レンタルラベル

日本の特別地域 特別編集71 これでいいのか 宮城県

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全国各地ベストセラーのご当地本シリーズ待望の「宮城版」!!

「地域本」東北シリーズの最後を飾る宮城県。東北一の都市として、太平洋沿岸部から奥羽山脈の麓にかけて広大な平野部を持ち、ササニシキ・ひとめぼれなどの稲作中心の農業が行われており、米所として全国的にも有名です。
歴史的には、現在の宮城県の領域は古墳時代からヤマト王権の影響下にあり、雷神山古墳や陸奥国府と推定される官衙(郡山遺跡)が名取郡に置かれ、後に宮城郡に多賀城(陸奥国府・鎮守府)や陸奥国分寺、陸奥国分尼寺が置かれました。
室町時代になると、奥州管領となった大崎地方の大崎氏を中心に東北地方の支配体制が構築されます。
そして、17世紀にかの有名な伊達政宗が、大崎地方の岩出山城から宮城郡に移り、仙台城を築いて城下町を築き上げました。
その後、現在に至るまで、経済・産業・インフラ・文化などにおける、東北一の都市として、名を馳せてきました。
そんな、東北一の都市として、全国に名を轟かす宮城県ですが、県民の態度は高飛車といわれ、他の東北県民からは、総スカンを喰らっているのが実態です。
しかし、経済・産業・インフラ・文化などの面で、宮城県に依存せざるを得ないのも、他の東北県民にとって現実なのです。

東日本大震災から5年目を迎える2016年、復興の旗手としての役割を担いながら、東北のリーダーとして注目を浴びつづける宮城県の、様々な課題やこれから歩むべき未来の姿を、徹底した現地取材と多様なデータを基に、探究していく一冊です。
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これでいいのか福岡県福岡市

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全国各地を批評し尽くす【日本の特別地域】地域批評シリーズがついに文庫化!
福岡県福岡市は文庫版地域批評シリーズの第9弾目です。

福岡市の勢いがとどまるところを知りません。
2015年の国勢調査で、人口の増加数と増加率が政令市でトップを記録(2010年との比較)
総人口は神戸を抜いて全国5位にランクアップし、ついに5大都市の仲間入りを果たしました。
どうして福岡にばかり人が集まるのでしょうか?
人が温かい、食べ物が美味い、娯楽が豊富、雇用の創出が進んでいるなどなど、魅力は多々あるけれど、最大のポイントは、福岡が超の付く「コンパクトシティ」だということです。
都市機能が一定の圏内にギュッと集中しており、インフラも充実しているから、働くのも遊ぶのも楽チンで、ものすごく暮らしやすいのです。
しかし、多くの人を受け入れる一方で、市内における過密と過疎の格差、渋滞だらけの道路事情といったマイナス面もまた露わになってきています。

本書では、加速度的な発展の裏でパンクしつつある福岡の実像を暴いていきます。
日本の特別地域 特別編集72 これでいいのか 福岡県 レンタルラベル

日本の特別地域 特別編集72 これでいいのか 福岡県

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福岡県は人口510万人を有する九州を代表する県ですが、福岡県は大きく分けて筑前、筑後、豊前、筑豊というエリアに分かれています。
筑前は商業・経済の福岡市を中心にしたエリアで筑後はブリジストンを代表とする企業都市としての久留米市を中心にしたエリア、豊前は新日鉄住金(八幡製鉄所)を代表とする工業地帯の北九州市を中心にしたエリア、筑豊はかつて炭鉱で栄え、現在は観光・IT企業でガラッと変わった飯塚市を中心にしたエリアとなっております。
この4つのエリアは江戸時代からの藩によって風習・習慣・ことばなど同じ県なのにあたかも独立国家があるかの如く、まったく違う要素を今ももち、心の中では反目しています。
このような視点だけでも福岡県は謎の多い県なのです。
また、近年、九州新幹線開通や博多港整備により、国内だけでなく、海外からも多くの観光客が押し寄せています。
このように活況ある福岡県ですが、各エリアごとに格差が広がり、高齢化も深刻です。

プライド高い福岡人の本音を深く探っていきます。
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これでいいのか神奈川県川崎市

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全国各地を批評し尽くす【日本の特別地域】地域批評シリーズがついに文庫化!

川崎市は、神奈川県の北東部に位置する、人口約170万人の政令指定都市です。
読者の皆さんは、「川コン」という言葉をご存知でしょうか?
「川コン」とは、ずばり川崎コンプレックスのこと。
川崎市民たちが抱く、おらが街への様々な負のイメージを「川コン」と呼ぶのです。
どんなに街の再開発が進んでも、危ない・汚い・怖いという川崎のイメージが、完全に消えることはありません。
しかし、東京と横浜という巨大都市に挟まれた川崎市は、交通インフラ・行政・文化・経済などの面で、関東を代表する都市のひとつであることは間違いないのです。

そんな川崎市の、現状は一体どうなっているのか? 多様なデータと現地取材を基に徹底検証します。
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日本の特別地域 特別編集69 これでいいのか 岩手県

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日本の都道府県としては、北海道に次ぐ2番目に広い総面積を誇るのですが、可住居面積の割合は、約24%(全国40位)と低く、内陸部と沿岸部に人口が集中し、あとはだだっぴろい平地と山があるだけ!
県内全体が豪雪地帯に指定されており(特に藪川は真冬に−30度を記録することもある)、本州最寒地としても有名です。
また、南北の所得格差に代表される、典型的な「南北問題」も起こっており(北上市など県南部では、著しい経済発展により所得水準も大きく向上しているが県北の中心都市である二戸市や久慈市では所得水準が低いまま)、県は今も根本的な解決策を見い出せない状況です。
近年では、NHKの朝ドラ「あまちゃん」のロケ地として、久慈市が一瞬だけ注目を集めましたが、そのブームも終わり元の寂しい姿に戻ってしまいました。そんな現状を、故郷を「イーハトーブ(理想郷)」と称した宮沢賢治が見たらどう思うでしょう……。
東北を代表する理想郷(?)、岩手の現状とこれから進むべき未来を、様々な角度から熱く語り尽くす一冊です!
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日本の特別地域 特別編集67 これでいいのか 岐阜県

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知名度もビミョーで中途半端な印象の岐阜県。
しかし、日本のへそ、日本の重心、美濃を制する者は天下を制す、ともいわれる日本のセンターにして交通の要衝。名古屋にもシッカリと依存し、中京(名古屋)圏の一角として産業集積も進み、発展も著しい。
さらには現代産業ばかりでなく、刃物、焼物、そして2014年末に世界遺産に登録された美濃和紙など伝統工芸も盛ん。
だが、発展しているのは名古屋に近く、交通の要衝に位置する美濃地方ばかり。
そうした影響もあり南北で明らかにコントラストが違う岐阜だが、それも仕方がない。
間が山で遮られていることもあるが、美濃と飛騨はもともと同じ国ではないからだ。
文化・風習・言葉・気質が違う。さらに歴史的にずっと疎遠な関係だったのに、強引にひとつの県にされてしまった因縁もあって、今でも両者には目に見えない確執やライバル心、はたまた羨望めいたものも存在する。

本書では、美濃・飛騨双方の地域性や確執、問題点、名古屋依存体質などを取り上げ、岐阜の素性を暴いていく。さらに県内各地の揉め事がいつまで続くのか? 南北融合は夢のまた夢なのか、その未来を追求していくことにしよう。
日本の特別地域 特別編集65 これでいいのか 福井県 レンタルラベル

日本の特別地域 特別編集65 これでいいのか 福井県

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某民間調査会社が発表した2014年の各都道府県の魅力度ランキングで福井県は45位。
ワースト3入りである。ところがよく調べてみると、下位は北関東3県(茨城・栃木・群馬)や埼玉、佐賀など何かと揶揄される県ばかりで、福井も実は下位の常連県のひとつ。
悲しいかな、福井はそんなことも知られてないほど超マイナー県なのだ。

福井の名は知っていてもどんなところかあまりよく知られていない。
が、実際にはイマイチ県では断じてない。
第二次産業では繊維、電子部門が全国平均を大きく上回り、眼鏡フレームに関しては国内生産量の9割を占める、知る人ぞ知る工業県である。

何といっても福井は「幸福度が日本一」。
福井の幸福はアクセスの悪い立地の上に成り立ってきたともいえる。
2015年に北陸新幹線が開業、敦賀への延伸も予定されるマイナーな福井におけるこうしたドラスティックな変化は、幸福な県民の不幸の始まりになりはしないだろうか?

本書では、地元視点ではわからない本当の福井人気質を探りつつ、
嶺北・嶺南という「ふたつの福井」の現状と問題点にズバッと切り込んだ。
「幸福な独立国家・福井」。その本質と進むべき将来をこれから探っていこう。
日本の特別地域 特別編集63 これでいいのか 長崎県 レンタルラベル

日本の特別地域 特別編集63 これでいいのか 長崎県

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長崎県のイメージの良さは九州7県の中でもトップクラスだろう。

好印象をもたらしている要因は歴史と地勢にある。
長崎の地は古くから海外への玄関口として機能し、江戸時代には鎖国政策が敷かれている中、唯一諸外国との接点が持たれた場所だった。
そのため長崎には異国情緒に溢れた街並みが形成され、閉鎖性と無縁で生きてきた人々は開放的な気質を持つに至ったとされる。
お隣の佐賀県とは余りにも対照的だ。

しかし、このイメージは長崎市を中心としたもの。
実際の長崎県は、外から見るよりはるかに複雑で統一感もない。
長崎はもともと小藩が割拠していたため、旧藩エリアごとに分立していてまとまりが悪いのだ。
ただ、県よりも地域単位の結合がやたらと強く、平成の大合併では地域ごとによくまとまり、日本一の市町村減少率を記録した。
だがその過程がヒッチャカメッチャカだったせいか、今も不平不満がアチコチで噴出。
「開放的で進取な県」のイメージから程遠いこの姿……
長崎ってホントは典型的なローカル県なんじゃないの!?

本書ではこれら県内の問題点をひとつひとつ取り上げ、県民気質に言及しながら長崎の本質を解き明かしていく。
どうか最後までお付き合い願いたい。
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日本の特別地域 特別編集61 これでいいのか 山形県

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東北地方を縦に分断している奥羽山脈。
その西側の山形県と秋田県は「裏東北」といわれ、東北きっての大都会・仙台を中心にした「表東北」と比べて、「裏」のほうはさすがに地味……。
秋田はまだしも山形は周囲の8割強を高い山に囲まれ、今でこそ太平洋側からの横断道が整備されてきたものの、東北の中で隔絶されていた「秘境県」だった。

県内は村山、最上、置賜、庄内の4つの地域に分かれているが、出羽山地によって内陸部(村山、最上、置賜)と沿岸部(庄内)が隔絶され、内陸部では盆地ごとに異なる生活圏が形成されている。
山形は昔、多くの藩や幕領が複雑に交錯していたから、強烈な地域間対立こそないものの、住民の文化・気質が地域によって違う。
それゆえ、小さな地域を強引にひとまとめにしようとした平成の大合併が不調に終わったのも当然といえる。

そんな閉鎖と分断の国・山形は、東北の風土特有の貧困に悩まされ続けた。
昭和40年代の山形県民の富裕度は全国最低レベルで、多くの出稼ぎ者を生み出し、残された者たちもコツコツと働いた。
そうした時代を経て、交通網の発達、再開発、企業誘致、巨大商業施設の建設などで生活レベルは上向いた。
今や山形は「豊穣の地」と称されるほど。

けど、ホントのところはどーなのよ!?

本誌では、保守的な山形の旧社会と伝統的な山形人にスポットを当て、各地の問題点を浮き彫りにし、新旧が混濁する現代の山形社会の深遠に切り込んだ。
山形の真実の姿とは何なのか?
これからじっくりと解き明かしていこう。
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日本の特別地域 特別編集48 これでいいのか 東京都 世田谷区 第2弾

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当シリーズでは以前に1度、世田谷区を扱っており、今回はその第2弾である。
前作では、まず世田谷の高級イメージをぶち壊すところから始め、そこから世田谷の現実と真の姿を見出そうとした。
その試みは成功したと自負しているが、前作から約4年、相も変わらず世田谷は「高級幻想」に苛まれている。

世田谷の高級幻想とは何か?
多くの芸能人や金持ちが実際に住んでいる世田谷は、高級住宅地、セレブタウンとして認知されている。
さらに今、下北沢や三軒茶屋、二子玉川といった人気タウンを筆頭に、区内の多くの駅とその周辺が再開発で変貌を遂げつつあり、世田谷という街の「パッケージ」は洗練度を増している。
だが、そうした「かたち」にこだわっているのは得てして余所者。
彼らが世田谷に住んだ、あるいは住みたいという背景には、自己顕示欲の充足という意図が多分にある。
彼らが世田谷に求めるのは「ステータス」であり、「一流」の看板。
とはいえ、単に世田谷に住んだからって一流ではない。
高級幻想を抱きつつ世田谷へ住み、一流だと勘違いした者たちは、成り上がり精神全開で、小ずるく狡猾に世田谷ライフを謳歌しているのだ。

もともと農村地帯だったのに、やがてハイソと呼ばれるようになった世田谷は、そもそもが成り上がりの街ではある。
だが、ハイソ(一流)な部分はあっても、いい感じに田舎臭くて自然体なのが世田谷の美点である。
世田谷とは本来、一流でも二流でもなく“1.5流”ぐらいがしっくりくる街。
そんな「中の上」を地で行く世田谷民こそ、「世田谷の正統派」といえるだろう。

本書では、冒頭に書いた前作のテーマを引き継ぎつつ、現在の世田谷の問題点を取り上げ、さらに区内にうごめく新旧世田谷民の実態に迫ってみた。
知っているようで知らなかった世田谷がここにはある!
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日本の特別地域 特別編集57 これでいいのか 熊本県 熊本市

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熊本県の知名度が九州他県に比べて低かったことへの打開策のひとつとして誕生した「くまモン」は、その期待に見事にこたえて「熊本の劇的な知名度アップ!」という逆転の大ホームランをかっとばした。

くまモンが地元・熊本県へもたらしたとされる経済効果は2年間で1200億円超。
県都・熊本市が政令指定都市になるかどうかという時期に重なったくまモン・フィーバーは、市の政令指定都市移行の絶好の追い風にもなった。

そして2012年4月、熊本市は政令指定都市として生まれ変わった。
その原動力となったのは熊本人のプライドと意地だ。
江戸時代、大藩だった熊本藩は「九州のお目付け役」を自認。
明治時代以降も、九州行政の中心的役割を担ったのは熊本市だった。
だが、今や九州内都市間のパワーバランスは福岡市に大きく傾き、鹿児島市の伸長も著しい。
そこで元九州一のプライドにかけ、存在感を上げたい熊本市は政令指定都市への移行を進めたともいえる。

しかし、全国20番目のピッカピカの新・政令指定都市といったら聞こえはいいが、問題は山積みだ。
インフラ整備は不十分だし、産業も農業主体で工業が心もとないから財政基盤は脆弱。
力を入れたい観光も、ほぼ熊本城頼みで観光客は頭打ち状態。
そもそもくまモン効果で熊本県の認知度は格段に上がったのに、熊本市が政令指定都市だという一般認知は十分ではなく……
最初の目論みからすれば「これでいいのか!」とツッコミたくもなる。

本書では熊本の街を歩き、市民への取材を行い、各種データも用いながら熊本市を多角的に分析。
新生・熊本市の真の姿を追った。
果たして九州の雄の復権はあるのだろうか!?
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日本の特別地域 特別編集50 これでいいのか 長野県

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30年越しで取り組んできた減塩運動の成果が実り、男女の平均寿命が全国一位。
さらに、幸福度ランキングでも全国ナンバー1。
「日本一健康で幸せ」な長野県は、いま全国からもっとも羨望を集める注目県だ。

ブランド力はありながら決して1位にはなれなかった「信州」にとって、これはまさに面目躍如!
かつて「日本のチベット」と揶揄された僻地が、他県民も羨む住みよい街として名実ともに「日本のセンター」となる日が、ようやく来たのだ。

だが一方で、問題も山積みだ。
近代の夜明けとともに勃発した北信(東北信)と南信(中南信)の争いは、いまだに火種がくすぶったまま。
スリム化を目指して全国的に加速した平成の大合併も、長野県はドタバタ続きで不発だった。
平均寿命の高さは高齢化の裏返しとも言えるだろう。
だからこそ思うのは、長野県民は本当に幸せを実感しているのだろうか? ということだ。

本書の制作にあたり、県内を隅々まで歩き回ることで、長野県が抱える課題と県民の真の姿が見えてきた?
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日本の特別地域 特別編集59 これでいいのか 滋賀県

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「畿内」という呼称がある。
昔から都と都に近い京都南部、奈良・大阪のほぼ全域、兵庫南東部は古くから「畿内」と呼ばれ、日本を代表する大都市圏に位置付けられてきた。
ところが、滋賀は京都のすぐお隣なのに「畿内」に含まれていないのだ。
滋賀といったら、古代には都(大津京)が設けられ、「近江を制するものは天下を制す」といわれたほどの要衝の地。
にもかかわらず、まるで関西からハブられているような哀しさ……。

滋賀が目立たない要因は「通過県」という地域性にもある。
人の往来が活発で、当地に留まらずに通り過ぎてしまう「畿内の窓口」だった土地柄。
有名な近江商人にしても積極的に外に出ていって活躍している。
人の通過県にして流出県でもあるから、どうしても印象は薄くなってしまいがちだ。

ところが近年の滋賀には劇的な変化が起きている。
農業県から工業県へのシフトチェンジに成功し、人が流入する県に生まれ変わったのだ。

意外な発展による劇的で大規模な変化は、滋賀の根本(伝統)を揺るがす危険性をはらんでいるかもしれない。
そうした県内の現状を踏まえ、滋賀の将来が「三方よし」となれるか否か、本書で探っていきたいと思う。
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日本の特別地域 特別編集54 これでいいのか 千葉県

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本書は『東葛』『葛南』『千葉市』に続く千葉シリーズ4作目である。
上記の3エリアは、千葉県の総面積の6分の1にも満たないが県内総人口の半数以上が住む地域で、東京で働く人のベッドタウンとして重要な役割を担っており、その住民の多くは「千葉都民」と呼ばれている。

他県からの移民が多く、住み心地重視で地域の発展は二の次だから、郷土愛など期待できるはずもない。
では、郷土愛に溢れた千葉土着の原住民はどこに住んでいるのだろうか?

それはまぎれもなく、今回メインで扱う南房総と外房・内陸(北総)エリアだろう。
しかし、悲しいかな、県外の人たちが「千葉」と聞いてイメージするのは先述の人口が密集した北西部エリアに偏っており、南房総や外房を思い浮かべるのはゴルフ好きのオジサンかサーファーくらい。
内陸(北総)エリアにしても「空港と成田山以外に何があるの?」といった印象。
ほとんどの地域で過疎化が著しいし、南房総市に至っては3人に1人が老人と高齢化がハンパない。

しかし、だからこそ当エリアには純粋培養された千葉原住民がいると断言できるのだ。
かつては北条氏と戦いを繰り広げた『南総里見八犬伝』の里見氏を筆頭に、数々の小藩によって治められてきた原住民には「野武士」の血が連綿と受け継がれている。

本書ではそんな「原住民」の生態を明らかにすると共に、各地域のさまざまな問題を取り上げ、時にサイタマとの「関東3位」の攻防を繰り広げつつ、リアルな千葉県の姿に迫ってみた。

「千葉愛」なら誰にも負けない! という房総っ子を含めて、多くの千葉県民の心に刺さる一冊になっているはずである。
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日本の特別地域 特別編集52 これでいいのか 山口県

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本州の端っこという覚えやすさもあり、山口県の認知度は意外に高いが、山口県に何があるかを問われたら多くの人が首を傾げてしまう。
しかし、山口県民に向かって「山口県って何も無いよね」などと言ったらいけない。
自虐的に自県を捉えられない山口県民からお叱りを受けるやもしれないからだ。

山口県民は、自尊心が高くて「ええかっこしい」な性分といわれる。
そうした気質を人々に芽生えさせ、かつ山口県をドラスティックに変えたのは明治維新だ。
その時に築き上げた「長州閥」といわれる政治勢力は、以後も厳然たる力を持ち、山口は政治の場に多くの人材を送り込んだ。
そんなわけで、県民はいつしか「今の日本があるのは自分たちのおかげ」「自分たちが日本を動かしてきた」という意識を持つに至る。
そして我が国の本流を成す県として、維新の原動力ともなった革新的でイケイケな気風はどこへやら、国内屈指の保守県へと生まれ変わったのだ。

だが、この保守的で中央志向の気風が山口県を寂れさせる要因になっているかもしれない。
地元よりも日本のために情熱を傾ける気風は賞賛すべきだが、中央志向の人材(若者)が外に流出して高齢化が進み、地域経済も停滞。中央(東京)はこれから五輪景気にわくかもしれないというのに、山口県への波及は不透明だし、そもそもアベノミクスにしてもお膝元に利をもたらしていない。
見返りもキレイな道路だけじゃ県民だって不十分だろう。

本書では長州気質をベースに置き、理想と現実に揺れる山口県のジレンマを描きつつ、さまざまな問題点に切り込んだ。
見栄えを気にする気質の山口県民にはちょっとウザい内容もあるかもしれないが、ぜひ一読していただきたい。
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日本の特別地域 特別編集46 これでいいのか 茨城県 第2弾

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前作「これでいいのか茨城県」では、茨城の本質を暴くことに加え、東日本大震災をターニングポイントとした茨城の変化や将来への道筋をいろいろと探ってみた。
その前作の発売から2年あまり。
今の茨城はどうなってるの?

現地を訪れてみると、被災地の復旧はまだまだ道半ばだが、茨城県民の生活はすでに通常通りに戻っている。
と同時に、復興へと盲目的に突っ走っている状態では分からなかった地域の問題点がハッキリと見え出し、その「ごじゃっぺ」ぶりに対して、かなり「いじやけて」いたのだ。

地域格差を要因とした南北問題。
市町村合併後の住民間の歪み。
新旧住民のバトル。新たな市町村合併の模索。
自治体同士のいがみ合いなどなど――。

県内にはさまざまな問題が山積し、それらに対しての怒りが満ち溢れていた。
しかも、相変わらず自己中心的な考えが横行しているから、県内はどうにもこうにもグチャグチャな状態。
もともと茨城は県としてのまとまりが非常に悪いけれども、前作で震災を契機にひとつにまとまるんじゃないかと思ったのは、いささか浅はかな考えだったのだろうか?

とはいえ、「怒り」というファクターは決して悪いものではない。
震災で沈んでいた茨城県民に元気が出てきた証拠でもある。
それならいっそ元気なうちに、思いっ切りキレるだけキレてみればいい。
怒りを内に溜め込むことなく腹を割り、全部吐き出してお互いがスッキリすれば、解決策だって見えてくるかもしれない。

茨城県第2弾では、そんな「キレる茨城」をテーマに筆を執ってみた。
本書を読んで、おそらく相当数の茨城県民が「いじやける」ことになるだろう。
ただ、そこから何かを感じ取ってくれたら……と願ってやまない。
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日本の特別地域 特別編集44 これでいいのか 福島県

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2011年3月11日に発生した東日本大震災とそれに伴う原発事故という未曾有の大災害は、福島県を激変させてしまった。
平和だった地に突然舞い降りた悲劇が、福島県民にもたらした嘆きと絶望感の大きさは計り知れない。

福島は、寒冷で厳しい風土の東北の中にあって比較的気候に恵まれており、農産物が豊かに実るまさに「豊穣の地」だ。
面積は広大だが全体の約7割が山地という福島は、奥羽山脈と阿武隈山地によって県が3つの地域に区分されている。
東から太平洋に面する浜通り、夏冬の寒暖差激しい盆地の中通り、そして豪雪地帯の会津。
先の災害によって直接的な被害を被ったのは浜通りだが、中通りやさらに遠く離れた会津でも原発事故による風評被害に襲われ、福島全体でいわれのない差別を受けてしまった。
さらに「福島はもう終わった」との無責任な外部からの声。
だが、福島県民は今、そうした状況から不屈の精神で立ち上がろうとしている。

ただし、復興に向けて県全体が一枚岩になって進もうにも、県内には独立国家が3つあるようなものだから、まとまりに欠けるという指摘もある。

そこで本書では、福島県の各地域の歴史や特徴、問題点などを現地取材から明らかさせていただいた。
福島は悲運だと嘆くばかりではなく、現実をしっかりと見つめて未来へと歩を進めるための一助になれれば幸いだ。