2012年、世界的経済危機後の日本は財政難に加え、労働人口の減少で危機的状況に陥っていた。にもかかわらず、いっこうに就労しようとしない人間が増え続ける状況に業を煮やした政府は、未就労、未納税の「ニート」を島流しにする棄民政策・通称「DUST法」を可決、執行した。その第一回島流しのメンバーに選ばれたのは章弘たち6人。突如、食料もろくにない孤島に連れてこられた「ニート」たちの壮絶なサバイバルが始まる――。
ある同級生の「悪意」をきっかけに二度、その男を殺しかけ高校を中退してしまった杏平。それ以来、心を病み、他人とうまく関わる事ができなくなってしまった彼は、父親の紹介で遺品整理会社“CO−OPERS”の見習いとなる。実直で誠実な先輩たちや居酒屋の看板娘・ゆきちゃんと触れ合いながら杏平は少しずつ立ち直りのきっかけをつかみ始めるが、ある日、ゆきちゃんの悲惨な過去を知り……!?