海王の娘

私は、宰相の傀儡になんてならない。そのために世継ぎの王女エヴァンゼリンは海へ飛び込み自ら命をたった――はずだった。流れ着いた先で彼女を拾ってくれたのは、隣国の精悍な若き国王ラザラス。過去を封印し、フランシスと名を変え、記憶喪失の女官として新たな人生を始めることにするけれど……。正体を明かせないがゆえに、ラザラスの独占欲に火をつけてしまい！？　海王をめぐるヒストリカル・ラブロマンス開幕！！【全320ページ】

若き国王ラザラスと紆余曲折を経て結ばれたフランシス。孤独だった過去から解き放たれて、ラザラスからの深い愛に包まれて幸せに過ごしていた。ところが、視察から帰還したラザラスの幼馴染、神官長のガイがとんでもないことを言い出した！　二人の出会いは海王に仕組まれたもので、フランシスは海王に送り込まれたのだと――。ラザラスが忌避する海王の娘だと指摘され、身を引くしかないと思い詰めたフランシスは……！？　海王をめぐるヒストリカル・ラブロマンス、感動の第2弾！！【全348ページ】