野ばら

BLとして名作かどうかはわかりませんが、短編集ならではのよさが楽しめる作品。様々な人生のかけらが洗練された語り口と可愛らしい絵柄でまとめあげられています。「窓辺の君」からずっと作家買いをしています。

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BLらしいときめきはあまりないけれど、じんわりと染みてくる作品でした。キャラに人間味があってどれも面白かった。2作目は読んでて泣き笑いしちゃいそうな愛おしさを感じる二人で好きでした。そして3作目が優しくて読後幸せな気持ちになるストーリーで、読み応えあって良かった。

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雲田先生の柔らかく優しい絵は どこか懐かしく、子供の頃に読んでいた少女漫画を思い出しました。とはいえ、そこは同性同士の恋愛なのでもだもだは必須です。細やかな心の機微が丁寧に描き込まれています。主人公たちが心から幸せになって欲しいと思えるお話でした。

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やっぱりこの先生好きだわ〜。って確信した一冊でした。もう好きだったんですけどね！優しいお話ばかりです。それぞれ登場人物はいろんな修羅場を潜ってきてるんですけど、最後に救われていたり、優しい人に巡り合ったり、人類愛に溢れるお話ばかりで読後感がすごくいいです。

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この作品は本当お勧め。普段は、子持ちのBLは、子供の不自然なかわい子ぶりっ子に嫌気がさしてくるんですが、この作品の子供は自然で良いんですよね。クライマックスに起こる、あの出来事の対応が…本当ハラハラしました。起伏のあるお話、もちろんハッピーエンド、文句なしの星5。

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