悪意
「トム」――夜中にかかってきた一本の電話、それは二十二年前に死んだはずの息子からのものだった。
「レイン」――亡くなった著名な作家の遺作には、母国語での出版を禁じ、翻訳出版のみを許可するという奇妙な条件が付されていた。
「親愛なるアグネスへ」――夫の葬式で久しぶりに会ったかつての親友、二人の交わす書簡はやがて……。
デュ・モーリアの騙りの妙、シーラッハの奥深さ、ディーヴァーのどんでん返しを兼ね備えた、全5編の傑作短編集。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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