静寂の月 Another【特典付き】
多才で社交的な双子の弟・樹に、根深い劣等感を抱く浅岡幹。家族や学校から孤立する中で、七つ年上の恋人、喬木一矢には盲目の信頼を寄せている。しかし喬木にとって幹は、かつて手酷く自分を振った教え子・樹の形代でしかなかった。身を引こうとした幹を、喬木は必死に引き留める。
その頃、喬木と樹にパリ大学への招聘が持ち上がった。
『必ず迎えに来るから、待っていてほしい』。幹に将来を誓い、渡仏した喬木。ほどなくして喬木からの連絡が途絶え、出した手紙も住所不明で戻ってきてしまう。不安を募らせた幹は、親友の助けを借りて、フランスへの一人旅を決意する。一途すぎた初恋の行方は──?
虚飾と打算だれけの気持ちをくすぶらせるゲス男と切ない想いに身を焦がす健気男子の歪な恋の物語……。
★単行本カバー下SS収録★
※紙書籍本体カバー下のSSを特典として巻末に収録しております
※こちらの作品にはイラストが収録されています。
尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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静寂の月 Another【特典付き】
配信日:2017/08/28
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この作品の評価が低いのって、攻めと受けの家族が最低すぎてこの評価になってるんじゃないですかね…個人的には作品としての評価は文句なしの星5つでした。ですが、先述した登場人物が胸くそ悪すぎてただ怒りを消化するためだけに感想を書いてます(長文お許し下さい)。読みながらこんなに苦しくなったのは久々でした。あれだけ紆余曲折ありながら受けの事を一番愛してるだの迎えに来るから待っていてくれだの言っておきながら結局フランスで受けの弟とヨリを戻した攻めの台詞:「君との事は間違いだった」←この時点で攻めものうのうとヨリを戻してる受けの弟も死んでくれと思いました。その数年後再開した攻めの台詞、さらに胸くそ発言。「幹は幹の好きなように生きていいんだ。樹がそうしているように」←「は??どの口が言ってんの??」本っ当に開いた口が塞がりませんでした。しかもその受けの目の前で堂々とキスしていちゃつく二人。どこまで受けを追い込むんだこいつら。受けに島崎がいたのは本当に救いでしたね。本小説のラストはマンガのようなハッピーエンドではありません。でもリアリティがあって、現実ってこんなもんなんだよなとつくづく思いました。受けの幹には本当に幸せになってほしかった。あぁ、腹の虫が収まらない。ここには書ききれないくらい受けの家族にも攻めにも腹が立ってますけど、でも紛れもなく名作でした。