374.2℃ 〜バースト+〜【イラスト付】
幼馴染みの槇人と五夏は、普通の学生として学校に通いながらも、術者として仕事を受けている。五夏は穢れを祓い、カミを降ろす。だが槇人は、カミをその身の裡から顕現させる。槇人はオニとも称されるカミ憑きなのだ。そして、そんな彼と並び立ち、鎮められるのは五夏だけ。「喰らい尽くして、誰にも渡したくない」と飢えに衝き動かされ、首筋に歯を立てる槇人を宥めて──。
※こちらの作品にはイラストが収録されています。
尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
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この作家さんの本はどれもものすごく好き嫌いが分かれてます。一般的に好まれるBLはわかりやすい恋愛描写があって最後はハッピーで終わるのが基本ですが、この作家さんはそれがありません。Hをしてるとわかるけど直接的な表現はない。文章の構成もそのシーンの主観が誰なのかすぐ移り替わります。この作品に限らず全般的に感じるのは、人間心理の複雑さとか社会とのかかわり方をいろいろ書いてるという所でしょうか。それに「あーわかる」とか「そうかなぁ」とか楽しんで読めるタイプには面白いです。いろんなサイトを見てもこの作家さんは2〜3割(?)くらいはすごく好き、あとの大半は「意味わからん」という感じのようです。私はこの作家さん好きなんですが、この作品は最後がバッサリすぎて「え?」でしたので、星3つです。せっかくキャラが個性的で面白いのに、あちこち取っ掛かりだけで終わってる感じです。続巻でいろいろ広げられそうなのに、マイナー受けだと続かないんだよね〜・・・