夢の舞踏会へ【ハーレクイン・ヒストリカル・スペシャル版】

不幸な結婚生活と威圧的な亡き夫の従兄のせいで、精神的に弱ってしまった双子の妹をかばって、身代わりになりすます気丈なヒロイン。ヒーローは従弟の思い出を美化して、未亡人に辛くあたりますが、それに負けるヒロインではありません。ガンガンやり返します。結局のところは妹の亡夫が悪かったので、誤解は解けるのですが、亡夫が巻き込まれた犯罪が絡んで、最後は妹カップルと4人で解決します。話の表と裏になっているので、『すり替わった恋』も合わせて読むのがオススメです。

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前編を読んでる時じゃじゃ馬のヒロインがヒーローと会ったらどうなるのかすごく気になり、後編も貪るように読んでしまった。ロザベルの大人しさには何の魅力も感じなかったヒーローがヒロインにあっという間に魅了されていくのが良かったです。最後双子が入れ替わっていたのが分かり、自分はヒロインに裏切られたと突き放しますが、彼女が妹を守るためだったと分かり彼女を追ってくとこが素敵！最後の大円団は幸福そのもの、ぜひ映像でみたいです。

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幼い時に別れて暮らす事になった双子の姉妹の姉のお話ですが、前回の妹のお話である「すり替わった恋」と同じ時期、同じ事件に姉妹2人の立場から書かれている、いわば２つで１つのお話と言っても過言ではありません。別に2冊とも読まなくても問題ありませんが、両方読んだ方がぐっと腑に落ちる感じです。

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かなり面白いお話しだと思います。妹の『すり替わった恋』の方はオロオロした、気持ちを病んでしまった妹がヒロインで、根が引っ込み思案な妹には強すぎるストレスで、精神的にもかなりギブの状態から抜け出るまでの恋ばな半分のお話しで、いわばこちらのお話しの前フリみたいでした。片やこちらのお話しは元気よく、気持ちも前向きな上に家や領地の切り盛りをしていた経験からでもある、妹にはない気の強さと自信、周囲への気配りなどを体得していた一卵性双生児の姉がヒロインで、ロンドンに行きたいとか社交界を経験してみたい気持ち半分、妹を気遣う気持ち半分で言い出したことや、二つのお話しの顛末でもあります。後半の部分は妹がヒロインのお話しと姉がヒロインのお話しの両方でお話しの細かい部分を埋める必要がありますが、こちらでは姉ヒーローが最後までグダグダとしてはヤキモキさせられる反面、姉ヒーローが父親の再婚も絡んで過去から引きずっていたものや不信感などなどを、父親との和解や、父親との過去と現在と一連の話を相談したりしたことや、周囲からの告白によって姉ヒロインの無言の真実を知って（自分の言葉で気が付いて欲しかったけど) おせーよ！とは思いつつも追いかけて行くヒーローの姿やクリスマス半分で盛り上がる周囲のアレコレに胸キュンしつつ、最後は妹ヒロインやら前作でも出ていたメンバー総出で大団円に温かい気持ちになりました(o^^o)

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元気でおてんばなヒロインと、堅物なヒーローがいい組み合わせです。

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