【電子限定おまけ付き】 竜王子の天翔ける花 【イラスト付き】
【イラスト付き】天涯孤独で身寄りのない梧桐ルカは、十九歳のある日、ケメルマイデン王国という国に召喚される。そこは半竜半人の人々が住む竜神国で、ルカはその国の第一王子のヴィルヘルムと彼の叔父に召喚されたらしい。なぜ自分が呼ばれたのか、この国で何をするべきなのか、ヴィルヘルムに尋ねても何も教えてもらえない。そんな時、ヴィルヘルムの弟・アーベルと出会う。アーベルは過去の誘拐事件をきっかけに口をきくことができなくなっており、そんな彼の面倒を見ることを申し出たルカは、王宮の手伝いをしながら日々を過ごすことになった。弟想いのヴィルヘルムとの距離も縮まり、王国内でようやく自分の居場所を得ることができたルカだが、召喚された本当の理由は、実は竜神への生贄になるためで――? 電子限定書き下ろしSSを収録!!
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【電子限定おまけ付き】 竜王子の天翔ける花 【イラスト付き】
天涯孤独のルカは竜人族が住む国に召喚される。第一王子のヴィルヘルムに手厚く迎えられるが召喚された理由を一切教えてもらえず…?【全249ページ】
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配信日:2020/03/31
配信日:2020/03/31
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事故で瀕死になってしまった愛犬を助けるのと引き換えに異世界召喚された受と、召喚した側の世界の王子のお話。受のルカは健気なだけに最初の頃は空回り加減が少し痛々しかったりしますが、基本素直で健気なので見守りたくなる系の人。攻のヴィルとの距離の縮め方もゆったりですが、そこがまたよかった。召喚された目的が生贄とわかってからの2人のやり取りや、ルカの覚悟などが切なく、痛かったです。メリバではなくハピエンでよかった。ルカ目線だと悪役にあたる人も、そう割り切れない背景や思いがあってやりきれない。ただルカは(風太の件を差し引いても)完全なる巻き込まれで、しかも人選においても理不尽な理由から元の生活を奪われているので、報いを受けた元凶の叔母家族はともかく、父王はもうちょっとルカに謝罪なり誠意見せるなりしろよ、とは思いました。