美しビルの解かない探偵

絵が凄い好みです。内容はあまり深く考えないで、ショーを見てる気持ちで軽く読んでいく感じです。

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トップページのオススメに出てきた際、絵が気に入ったので購入してみた。現代日本を舞台にジェレミー・ブレット版ホームズを二次元でイケメン化させ、そこにオカルト要素を加えたような内容。主人公である『探偵』は頭脳明晰で教養高く、鋭い洞察力を備え、武術の心得があり、さらには類い稀な容姿に恵まれた、奇矯な振る舞いをする男で、独自のポリシーと享楽的な性格から自身の理想とする『美しい形』にしか謎を解かない。これは『うみねこのなく頃に』の「愛がなければ視えない」真実と同様の『嘘も方便』で、社会通念上の事件解決とは異なる点が『解かない探偵』というタイトルの由来になっている模様。刑事ドラマなどでは「復讐は何も生まない」と悪党を庇う展開がよくあるが、居合わせるのがこの『探偵』なら犯行を黙認しそう。主に登場するのは他に、助手の学生バイト、案内人である『エレベーターガール』、指示役の『上』だけ。神罰によって『探偵』が謎解きを強いられているとのことなので、電話の向こうにいるのは恐らく神のような超越的な存在。謎めいたシーンが多く、うつくしビルが普通の人間には視認できない、『探偵』は不死身で自分の意思ではビルから出られない、『エレベーターガール』は姿や精神が不定の存在らしいことなどが描かれている。

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ミステリー漫画と考えると、う~んという感じですが、絵は綺麗だし、コメディと考えるれば、楽しめます。

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