ヒトクイダンチ

その団地では、人が消える――昭和59年、高度成長期とバブルのはざま。幼なじみの恋人・綾子を連れて光ヶ原団地に引っ越してきた幸祐（こうすけ）。あたたかく迎える住人たちに幸せな新生活を思い描く2人だがそこには過去の暗い事件の記憶が――。戦慄の昭和ホラー！【全196ページ】

ここは、何かおかしい。――過去の事件が暗い陰を落とす「光ヶ原団地」。その団地に引っ越してきた矢先、幸祐の恋人・綾子は忽然と姿を消した。近隣の住民の助けを得ながらその行方を捜索する幸祐は…！？ひそかに様子を覗き見る隣人たち、そして何かを隠す老婆。ざわめく団地の中でまた住人が消え、犠牲者が増えていく――。そして現れる少女の亡霊は何を伝えようとしているのか…！？戦慄の昭和ホラー、謎が謎を呼ぶ第2巻！！【全196ページ】

昭和の団地で、また誰かが消える――行方不明や不審死で住人が次々と姿を消す通称「ヒトクイダンチ」で引っ越し直後にさらわれ監禁された綾子。ついに脱出をはかり、逃げ出した先で見た光景は…！？＜数々の事件の背後に名家・間宮一族の影がうごめく！土地に伝わる人柱の伝説、繰り返し現れる少女の霊、蘇る戦時中の記憶。闇と狂気が静かに暴かれゆく、禍々しき第3巻！！【全236ページ】