カラスとの過ごし方【特別版】

――俺は、幸一を脅迫してるんじゃない。愛してるって言ってるだけなんだよ。

のばしっぱなしの黒髪と、あまり言葉を発しない唇。かかとを踏みつぶした靴に、天然石の数珠――。カラス、そう密かに呼んでいた部活の先輩・槇野和隆と再会した加藤幸一は、自由奔放な彼を捨て置けず同居をすることに。「捨てたくなったら捨ればいい」という言葉の裏にある槇野の想いに気づく幸一だが、本当の意味で救いの手を差し伸べることができない。次第に恋人・久美との仲も危うくなるほど抜き差しならない関係になっていく二人が、年月を経て辿りついた“幸福”とは……。
紙書籍発売時、フェア用に書き下ろされたSSを完全収録した特別版！

※こちらの作品にはイラストが収録されています。
　尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。

（※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています）

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• 4

  へちょさん

  2017-08-11
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  とりあえず、カップリングに驚かされました。え？何それ？みたいな。話の全体を通して考えると、主軸になってるのはカラスこと槇野なんですが、主役というには影が薄いというか……全体の3分の2は幸一目線のお話だったせいで、なんかモヤモヤしながら読み進める事になったのが残念です。最後のSSが泣けたので、本編☆3、SS☆1という感じで。

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• 4

  ゆききさん

  2017-07-11
  ※このレビューにネタバレが含まれています。

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  シリアスなので、申し訳ないですが気軽に読んで下さいとは勧められません。私はこの作家さんのを何冊か読んでいるので、購入してから読む覚悟ができるまで一週間くらい寝かせてました。できたら一気に読む時間のあるときにページを開いて欲しいです。内容も好き嫌いが分かれるであろうとは思いますが、真剣に恋愛している人、したい人なら理解できるのではないでしょうか。ＢＬ本で言うことではないのかも知れませんが、女性キャラが魅力的だとも思いました。

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