ブロンドの人魚

　出版社オーナーのリチャードは、自分の雑誌に載った、シルバーホワイトの髪をした青い目のトップレスモデルの写真を眺めずにはいられない。けだるい表情で彼女は誰を見つめているのか……。彼女のセクシーな姿が気に入ってすっかり取りつかれてしまったリチャード。 　しかし、本物の彼女は聡明なキャリアウーマン。ニュースキャスターのエリカだった。水着写真を無断で修整された彼女はカンカンになって雑誌社に乗り込むが……。 　美男美女で夢のようなカップルなのに、二人の恋は果てしない鬼ごっこのようになかなかかみ合わない。広瀬先生の描く二人の表情があまりに素敵で何度も読み返した一冊です。　

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よく解かりませんが…ブロンドの象徴って女性として下位に見られることなのですね。イメージって怖いですね。何かの同意語にされてしまう事は本意ではありません。勉強になりました。

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　悪徳カメラマンによって、雑誌に掲載されてしまったヒロインのヌード写真をめぐって、二人は出会います。　ヒーローは写真の彼女に一目惚れですが、ヒロインの方は彼を「女の敵」のように嫌悪します。写真のことで深く傷つき、人間不信ぎみのヒロインのためにヒーローはいろいろ画策しますが、見事に裏目に出て、彼女を怒らせるばかり。さらに、ヒーローの婚約者（いい人！）の存在もあり、二人の仲はなかなか縮まりません。「果てしない鬼ごっこをしているようだ」と嘆くヒーローに少し同情しましたが、ヒロインが直面している問題は、いわば男性の悪意によって引き起こされたことなので、よりいっそう、男に対して反発を覚えるだろうし、ヒーローの愛を信じて身を任せることも彼女には難しいだろうと思いました。　何か、人生で立ち直れないような絶望的なことが起きた時、人は傷つき、自信をなくし、臆病にもなります。それでも、自分で乗り越えて生きていくしかありませんが、それには、自身の勇気と努力、そして、やっぱり愛情が必要です。自分が誰かに愛されていること、そして、自分も誰かを愛せるということ。それに気がついた時、人は困難を乗り越える力を手に入れるのだということを教えてくれた一冊です。勇気をもらいました。

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ラストが唐突で、びっくり。ヒロインのバタバタ騒動は長すぎです。

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んん？ おつきあいさえまだ始まってないのに、いきなり、ホント、突然プロポーズ!? ラストどんだけ突っ走るんですかぁ(^_^;) お友達もモデルなんだから彼女に頼めば問題なかったのに？ ってか、バレてなかったよね？

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