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tyobiさんのレビューリスト 

家政夫のナギサさん【描き下ろしおまけ付き特装版】
2023-05-09
評価点
4
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
今作は、中年男性との恋愛を取り上げた、電子雑誌「オヤジズム」に連載されたものです。マニア向けなんだろうなぁと連載当時は思っていたのですが、ドラマ化もされ、人気作となりました。ナギサさんの年齢を重ねたがゆえの包容力や優しさが、仕事を頑張っているアラサー世代には心にしみたのかもしれません。私は漫画を読んでから、ドラマをみたのですが、それぞれの良さがあるよなと感じたので、余裕があるなら、両方味わってみてください。
サード
2023-02-27
評価点
5
Renta!で購入済み
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著者があとがきで「コミックス一冊分に収めるには無理のある設定」と書いている通り、かなり中身が濃く、考えさせる話です。「性が3つある世界」と内容紹介にあったので、「オメガバース」なのねと思っていたら、坂井恵理さん独自の世界観にビックリしました。女性だけが「女」と「サード」に分かれる。つまりは、全ての家事育児を担う専業主婦と子供が欲しいけど仕事も頑張りたい女性と、そのまま何も変わらないでいられる男性の3人で家庭を営むのが当たり前。それ以外の考え方、LGBTQの存在は無視。「オメガバース」や「ヒヤマケンタロウの妊娠」よりも生々しく、あってもおかしくない世界だと言えるのかもしれない。これ一冊で終わらせるのはもったいない、もっと深く描いてほしい世界観ですね。
阪急タイムマシン
2023-01-05
評価点
4
Renta!で購入済み
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「幼馴染のサトウさん」は結構多くの人にいるんじゃないかな。昔、子供の頃に仲良かった思い出があるけど、今は全然交流がない。自分には、いい思い出だけ残ってる。でも実は相手の心に「傷」を残しての別れだったことを(都合よく)忘れちゃってる。今作は、そんな相手とのほろ苦い再会の物語です。だから今作は読んでてかなりしんどいし、切ないし、辛かった。自分にも「幼馴染のサトウさん」がいるし、できたら会いたいけど、きっと許していないだろう。
マリア様のいない町 −Story of Carocheila−
2022-12-19
評価点
4
Renta!で購入済み
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「 名もなき羊たちの町 」と同様の町を舞台に個人誌で発表した2編と、商業誌で発表した1編の作品集。出会いが悲しみを希望に変えていく物語といった感じ。「瞼に咲く花」だけはファンタジー色。今作の方が「 名もなき羊たちの町 」よりも私は読みやすかった。
名もなき羊たちの町 −Story of Carocheila−
2022-12-19
評価点
4
Renta!で購入済み
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個人誌として発表していた作品らしいが、絵はベテラン以上に美しく繊細。今作を読んでいると、心に傷を持つ登場人物たちに心揺さぶられ、その湧きおこる気持ちが最後には昇華された気がした。サッと読み進むというより、じっくりと味わう作品なのだろう。
月夜のとらつぐみ
2022-12-19
評価点
4
Renta!で購入済み
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ジゼル・アランの笠井スイさんの初短編集。ほのぼのと温かい不思議な話が多い。絵も繊細で美しい。特に10P程度のショートショート2編は色鮮やかでした。storytellerstory2編は、ほろ苦い現実を描いており、他の短編と違って胸にグサッときました。「初めて」の作品集ととらえると文句なく素晴らしいと思う。
アラフィフ漫画家 更年期かと思ったら妊娠してました(分冊版)
2022-09-03
評価点
2
Renta!で購入済み
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興味深い内容だし、アラフィフ東條さち子さんの生き方に活力を分けてもらえた感じもしたが、結局は【タイトル】から想像するだろう結果にならず、騙された気持ちが強すぎて、低い評価にせざるをえない。タイトルに【妊娠してました】と書いたら、通常、その後に【出産しました】という結果を読者は予想するでしょうからねぇ。【闘病記】であることを、もっと前面に出したタイトルにすれば、同様の病気と闘う方々がもっと多く読んだんだろうに…
モノノケ通信簿
2022-08-16
評価点
4
Renta!で購入済み
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設定や話がちょっと分かりづらい時もあったが、確かにホロリとさせられる話だった。続編があればいいのにね。ただ表紙に描かれている母娘の姿が微妙に気味が悪いのはなぜだろう。かぼちゃから生えているし、顔と身体がアンバランス。モノノケになった姿なのだろうか。著者はマーガレットで連載してましたねぇ。少女漫画家では珍しく男性だということを今回知りました。
農業男子とマドモアゼル イチゴと恋の実らせ方
2022-08-15
評価点
4
Renta!で購入済み
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私はお仕事小説が好きなので、とても楽しく読みました。女性向け漫画ではあまり見かけない「農業」と「地域おこし」を取り上げた点も評価します。ただ「恋愛」の部分が非常にもどかしい。結末があまりにも曖昧。そもそも今作は原作小説があり、その1巻目をコミカライズしています。小説自体は、2018年に2巻が出ており、続編を期待してる方もけっこういるみたいですが、今のところ続きはありません。(ちなみに2巻では三角関係っぽくなる)この二人がどうなったのか、ほんと気になりますねぇ。
黒猫貸します
2022-08-07
評価点
4
Renta!で購入済み
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三匹の黒猫たちは「夜に起こる怖いことや災難から守ってくれる神様のお使い」なので、トラブルにあいそうな人たちを自分たちのいるカフェに引き寄せたり、勝手に自分で付いていったりしてしまいます。しゃべれないけど、非常に頼りになる黒猫たちです。その黒猫たちの意思をくみ取り、行動して、実際に人々を助けるのがカフェの店主で小説家の三辻巴成というパターンが多いかな。つまり、黒猫たちに利用されてる構図なのですが、猫好きな私としては私もぜひ猫に利用されたいですね。著者はベテラン漫画家さんなのでしょうけど、絵が上手とは思えないのは残念。