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凡月さんのレビューリスト 

天穹は遥か−景月伝−
2024-03-28
評価点
5
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
面白かった。薬屋の原作者さんのコメントから興味を持って見にきてみたらそそる表紙、かつキャンペーン中だったのでためし読みしたが最後、全巻一気読みしちゃいました。ストーリーラインは王道でほぼラストまで先は読める と言えばそうなんだけど、にもかかわらずハラハラどきどきさせてくれます。甘いと言えば甘いんだけど冷徹な裏打ちもあり、むしろ強さゆえにできること とも思えます。リアルではありえないけど、 だからこそイイ。ファンタジーには違いないのに、リアルをも感じます。久々に夢中になれて大満足。
クジャクのダンス、誰が見た?
2024-01-10
評価点
5
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
まず冒頭のラーメン屋台でのお父さんの表情にやられました。そして、この展開……なんちゃってミステリーではない、本格的な推理小説にビジュアルを付加したような作品。なんちゃって系ミステリーも好きなんですが、漫画でありながら緻密な謎解きにひきこまれるのはとても新鮮。お父さん大好きな主人公はとてもかわいいんだけど「ただもの」じゃなく行動力も半端ない。ラーメン屋の柴田さんも巻き込まれたような形の弁護士さんも魅力的だし、いかにも敵っぽく登場するひとびとも敵じゃないかもしれないし、粋でよろしく! のお兄さんも……なんか意味深。どう帰結するのか楽しみですが、じっくり推理を楽しみながら読みたいと思います。ということでひとまず3巻まで読了。
少年吸血鬼の軟禁部屋
2023-08-09
評価点
4
Renta!で購入済み
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47歳V系の吸血鬼先輩となんか似てる?と思ったら同じ先生でしたか。毛色の変わった吸血鬼ファンタジーで、先がとても気になります。どのキャラもクセが強いけどなんかかわいく、それでいて全員が実はタダモノじゃない感じ。豪華な軟禁部屋に息抜きに来るおふたりも、ケンゾクのお兄さんも。2巻楽しみにしています。
セシルの女王
2023-04-25
評価点
5
Renta!で購入済み
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3巻まで読了。読了直後の感想は巻末オマケが代弁してくれていた。何てとこで終わるんやボケェ!!!でも来月には4巻出るそうなのでちょっと安心。ちょっと前にドラマ『チューダース』にどはまりしてたことがありこの辺の映画小説その他そこそこ履修してるんですが、このウィリアム君は全く記憶になかったので新鮮。そしてこの作品での王妃アン ブーリンの造形も他作品とは違っててそこも良い。主人公ウィリアム セシル君も アン王妃の形容通りの優しい子で好感がもてます。で ヘンリー8世。ドラマではめっちゃイケメンになってましたが、(ドはまりしたあげく特別講座までやってくださった我が恩師によるとそこだけが史実に沿わないらしい) こちらではホルバイン筆の肖像に沿ったおそらく史実に近いビジュアル。アン王妃の生んだベスちゃんはまだ乳幼児とはいえこれまたお姫さまらしからぬご容貌だが、だからこそ魅力的で期待できます。セシルの女王がどう育つか、悲劇の王妃が最期に何を託したのか、続きが楽しみ。
天上恋歌〜金の皇女と火の薬師〜【電子特別版】
2023-01-13
評価点
4
Renta!で購入済み
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「金」の皇女と「火」の薬師 というのが比喩じゃなくてまんまそれでした。キャラの言動や展開が現代の日本の中学生くらいの女の子にもとても共感できそうな感じなんだけど実はしっかり史実系な部分もあり、ディープな中華オタの方にもまた美味しいんじゃないかと思います。衣装やアクセサリー、紋様なども美しく眺めて楽しい。
BLACK SUN 奴隷王
2022-10-13
評価点
4
Renta!で購入済み
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他の方々のレビューからストーリーはあれなBLえろマンガなのかな? と思ったのですが、 ストーリーが面白かった。えっちシーンはめちゃめちゃ多いけど、それ目当てだと肩透かしかも。肉体的には綺麗でかなりえぐい交合でも上品というかやらしくないというか。捕虜にした美貌の修道騎士に一目惚れして何が何でも自分のものにしようとする超絶有能で魅力的なイェニチェリの常勝将軍の話で「奴隷王」というタイトルで連想する話ではなかったけど、緊縛とかむち打ちとかはてんこ盛り。その辺に萌える方にはえろとしてもお勧めかも。そういう意味では正しいタイトルなのかもしれない。ただ、なぜそこまで惚れたのか、がちょっと弱い気はしました。捕虜にされた修道騎士はもともとやられたい願望あったぽいし、無理やりやられるのも性癖的に◎だったんだろうし、何よりこの男だったら、 とも思うんですが、部下の命を救うために尻を差し出されて惚れるというのが。。。あの人形が伏線なのかとも思うのですがよくわからず。まあ、運命の相手だった ということなんでしょうか。ジェマルの皇帝への複雑な忠心、常勝将軍でありながら本当は戦がもう嫌、 というあたりもいいんだけど、その辺ももうちょっと見たかったというか、削られちゃったのかなあ。
ビオランテ(分冊版)
2022-06-26
評価点
4
Renta!で購入済み
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ヘンリー8世が亡くなってからエリザベス女王が即位する頃までという超波乱な時期を背景にした、ヒストリカルな復讐モノの少女マンガ。華麗なドレスに男装の美少女、海賊もいる、と私の趣味ぴったしではあるんですが、やっぱいにしえの少女マンガだなあとも思いました。また結末にビックリ。この結末は少女マンガちくないというか、、、オバサンになった今だとこれはこれで納得いくというか究極の成就とも思えますが、少女のころだとダメだったかも、というかわからんかったかもと思う。ただ、この時代の貴族王族でほんとに好きな人と結婚できるケースは超稀だったに違いないし、叶わぬ恋に一生悩んだっぽい脇役がたんまりいる辺りが切ない。ヒストリカルだし、ドレイクとかエリザベス女王とかそれなりに重要な登場をしてきますが、なんも知らなくても大丈夫というか、そのへんに惹かれて期待すると肩透かしかも。
SPY×FAMILY
2022-06-04
評価点
5
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
一見読みやすいコメディですが、読み返すとその度に発見があってはまります。アニメとの違いも面白いというか、それぞれ良いとこどりしてるかんじでどちらも最高。マンガを先に読んでてもネタバレしてつまらんになるどころか、さあ来るぞ来るぞ的わくわく!が楽しめます。うおーそうきたか!とアニメバージョンを楽しむには先に読んどいたほうがいいんじゃ、と思います。ジャンプ+でボンドの恋バナまで読んじゃってる私としては。そしてここで買っちゃった私としては。アーニャちゃんの顔芸もすぱらしいけど、100あるいは1000の顔を持つ黄昏さんのお顔のバリエーションも見てて飽きない。冷徹なスパイ顔とロイドさんの通常顔も相当に違うけど、「納得した!」のビックリ顔にも和みます。「助けにきたよ、アーニャ姫」のときの赤面はは白黒版でもかわいすぎだし、ヨルさんにキスを迫るイケメン悪い色男顔は赤面するほど超絶えっち。対するヨルさんの狼狽顔もめちゃくちゃかわいく、お酒入った後の顔ときたらユーリじゃなくても理性飛びそう。最強の殺し屋いばら姫である彼女の天然純粋ぶりも最強に魅力的。あと背景もノスタルジックで素敵です。有名なデザイナー家具などがさりげなく使われているせいか、どっかで見たことある気がして思わず椅子とか検索してしまいました。トラムとか駅とか汽車とかも、なぜか凄く懐かしい。そうそう、こんなだったよね、となぜか思ってしまうリアルさ。オスタリアのベルリントに行ったことなどもちろんあるわけないんですが。緻密に描きこまれているわけではなくむしろちょっと抜いてあるのに、その抜き加減が本当に絶妙。ギャグとシリアスの兼ね合い、緩急のとりかたも上手いというか完璧というか。東西の平和のために、子どもが泣かない世界を作るために、つく嘘はかっこいい。ちち、ものすごいうそつき。でも、かっこいいうそつき。心にきます。
SPY×FAMILY カラー版
2022-05-21
評価点
5
Renta!で購入済み
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白黒バージョンは既読なんですが、カラーだとどうなるの? と試し読みしてそのままポチっちゃいました。単に色がついただけじゃなく、つけかたがとてもいい。もともと表紙とかについていたくすんだ素敵な色使いが尊重されているのはもちろん、コマの背景とか文字とかまで熟考された色選びでわかりやすさも雰囲気も爆上がり。アメコミというよりはヨーロッパの上質な(でもお高い)バンドデシネみたいな洗練された色使いで物語の深みが増しています。黄昏さんの髪がピンクになってるコマとか、ほんもののグェンの目の色は、とか、めっちゃ深読みしてしまいました。ジャンプ+の無料公開読んで買う気になった方なら、カラー版オススメ。
エル・アルコン −鷹− 完全版
2022-04-03
評価点
5
Renta!で購入済み
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もしもこれをリアルタイムで、少女時代に読んでいたら、私の人生変わっていたかもなんて思ってしまった。青池先生の作品には最近になってどはまりしているため読む順序が逆になってしまっているのだが、だからこそ原点確認みたいな醍醐味もある。エロイカの先祖の海賊とエーベルバッハ少佐の城にある肖像画のちょうちんブルマの美男、ティリアンの話で、そのティリアンはドンペドロ王の系譜でもあるらしい。ドンペドロも残酷な美男王になっていたが、ティリアンこそ最も冷酷で魅力的な悪役だ。海賊と海戦がたっぷりあるのもまたいい。最後の女海賊ブランシュフルールの話も私は好きだ。凡人とは違う価値観で生きているティリアンの敬意がいい。この1冊でティリアン初出の話からその後書かれた少年期からの話、宝塚舞台化されたときのことまでたっぷり堪能できるので、青池先生ファンのかたには文句なくオススメ。