レビュー一覧

面白かったです。全てが全て、ハッピーエンドではない…というか、人によっては後味悪いなって感じるようなお話も入ってますが、ストーリーとしてよくまとまっているので、あのお話にはあの終わり方がやっぱりふさわしいなと、何度も読み返してしまう感じ。登場人物や設定はちょっと現実離れしていますが、描写がすごくうまくて感情の揺れや動きが生々しいので、登場人物の気持ちがジワジワ伝わってくると言うか。後書きも可愛かった。読み切り集とは思えない満足感です。ただ、全体的にカラッとしつつ、しっかりジメジメしているので（悲恋という意味ではなく）そのあたり、苦手な方は要注意かも。

【注意事項:美しいBL、感動的なBL、キラキラしいBL、萌えやキュンなBLを至上のものとするモラリストな方は、間違いなく爆発します】どこを見ても加害者だか被害者だかな人達が盛りだくさんの短編集でした(笑)毎度、どこからネタを拾っていらっしゃるのか想像がつきかねます。世間では割とアンダー・グラウンドなはずのBLの、そのまた地下に潜ろうという、バットをフルスイングするような姿勢は真の求道者だと思います。業の行き着くところに興味が尽きない方、ダークサイド含めての人間賛歌を味わいたい方には極上の発酵食品だと思います。

なんだろう。もっとポップな話だと思ってたんだけど、かなり暗い話ばっかりだった。ユーマのやつ？読み返したくない。気分わりー。やっぱり無理やりしかも子供犯すとか漫画でも嫌だ。こういう話が好きな人の気持ちが分からない。愛ないじゃん。他は病んでる人の話ばかりで萌がどこにあるのか分からない。いつも思うんだけど、48時間ないやつとかもう読み返すことのない漫画を10冊返却したら１チケ返還とかしてくれないかなぁ。この本返したい。

木村先生の作品を初めて読んだのは、エロとろの"おれ、被害者"でした。初めて読んだ時の衝撃は今でも忘れません(笑)木村先生の作品は好き嫌いがかなり別れるのではないかなと思います。内容然り、絵然り。エロは多めだと思います。でも、綺麗系ではないです(笑)そして割と痛いです。なので綺麗系じゃなきゃ嫌！痛いのムリ！という方にはオススメしません。内容は大半ダークな感じで、キャラ達もほとんど病んでます。でも、重すぎるわけじゃない。いや、内容自体は重いんですが…なんだろう？雰囲気かな。ギャグではないけど、割とコミカルな印象です(私には)。甘々ラブラブではないけれど、愛はある。依存かな？そんな作品です。どれも短編なので、続きが読みたいなーと思います。私はそれくらい気に入っているので☆5付けましたが、好きになれない人もいると思うので(何にしてもそうですが)、私の評価を鵜呑みにはしない方がいいと思います。木村先生の次の作品も楽しみにしています！

自衛の為に、借りる前に必ずレビューに目を通してほしい作品です。まず今作品は短編集です。全てではないですが一部のストーリーにおいてショッキングな表現やエンディングがありますので嫌悪感を抱く方は理解の上借りた方が良いと思います。私は木村先生のお話が大好きなのでショッキングさの先にあるキャラクター同士にしかわかり得ない愛情や可愛らしさの裏にある闇とのギャップ等あっと言わされるストーリーをとても魅力的に感じます。全ての方におすすめ！とは言い難いですが木村先生の不思議で異様な倫理観のもと生まれた作品たち。興味のある方はぜひ。

これは凄い。凄いし評価分かれるし、評価が分かれないような世界は嫌だわ。でも嫌いじゃない。唸らせられる展開がチョイチョイあるから。とても人を選ぶので、自分の好みのレビュアーを見つける参考になりそう。自分と同じような評価の人の高評価の漫画読むと今後読みたい作品探すのにいいかもね！

はぁ…私、かなり何でも屋（？）なんだが萌えないエロはただのゲス。未確認の話…大嫌い！！愛ないエロはただの不燃物。何も救えてないじゃん？ラストの被害者の話は物語のラストが「あ、あぁ…」てな感じで一瞬落ちる…心弱ってる時に読んだら軽く病みそうな話？( ；´Д｀)ハァーってなります。コレってハッピーエンドなの？だったら良いんだが…一般的にドン引きするSMモノやチ◯ンやレ◯プ系など妄想族のファンタジーじゃん？的に大好物なんですが、あまりに闇と病みが酷いからレビューしました。本当に闇が深いのでそれ系が好きなら当たりだと思うのでオススメしますが…そうじゃないなら48時間ないのでオススメしません。正直、私に高かったです。

病み特集で気になり、レビューも賛否両論で、色々期待を込めて読んでみました。結果は、…オシイ。こういう複雑な話は、作者さんの頭の中では詳細にできてるけど、いざ読者が読むとちんぷんかんぷんって作品が多くて、今回の「おれ、被害者」も一番大切な最後の詰めの部分がそうだった。勿体無いです。

これは…Σ(O_O；)何とも好き嫌いの別れる感じですね！ほんの少しネタバレ？しますのでご注意を。以前のレビューにもありますが、ジメジメしつつもカラッとしている話が多いです。作中のキャラたちが楽天家寄りなのかな？どえらいことになってるけど、そこまで悩む様子がみられないおかげかも(ものすごい悩む話もありますけど)。で、カラッとしてると思ったら、もんのすごいジメジメだった、という逆パターンもあります。中でも『未確認~』の話はかなりのえげつなさだと思いますよ。最後にズドーンと思わぬ方向へと落とされます。萌えとか絵柄の好みは別として、全体的な話としてはとても面白いのではないかなーと。割と何でも読むよ、雑食だよ、どんとこいだよ、という方は、一読をオススメします。私は大好きでした。…表題作のオチって、結局どっちなんだろ？助かったってことなのかな？それだけがよくわからなかった~。

レビューに書いてあるほど病みでも後味悪くもなく全体的にほっこりに感じました。とは言え首絞めプレイ、首吊り場面などは出てくるので、普段どういったジャンルを好んで読むかによって評価は分かれる作品だと思います。一つだけ何度読んでも意味のわからない作品があったので星4で！多重人格ものなのですが、実在の人物か妄想の人物なのか何度読んでもわからずスッキリせず、あまり面白さも感じず。以前から感じてましたが、この作家さんはらださんと似てますよね。