レビュー一覧

ツタさんの作品を読むのは2作目ですが。イケメンワンコ攻めの、ちょっとむさ苦しい石頭学者受け。ちょっと小難しい国同士の争いや宗教などの背景が絡んでくるのですが。だんだんヒゲ学者(受け)が可愛く見えてくる不思議。博愛主義のナルシスト子爵になかなかなびかなくて1巻では無理やりキス止まり… 続きが早く読みたくて仕方がありません。

みなさんすでに書いてらっしゃいますが、、もうシンプルに「面白い！」というのが率直な感想です。本当に面白い。御都合主義のエロ本的BL(それもそれで悪くないのですが)と対極に、しっかりした世界観が練られ、すでに複数の気になる伏線が敷かれている本格ファンタジーです。BL要素抜いても十分面白い物語になりそう。とはいえそのBL要素もスゴイ！初読みで過去の作品も作風も全く知らず、販促の予告のカットとタイトルだけ見て「なにか、、何か気になる、、」と悶々として、特に予備知識もないいまま買っちゃったんですが、買ってよかった！自分の直感にブラボーです！まずこの方の受け描写の技量が半端ないです。かつてセクピスで髭の若葉ちゃん見て「なぜ髭」と食傷した私も、ジョエルには悉く鷲掴まれています。コマによって美しく見える時もありますが、ほとんどは髭生えたジェイムズくんみたいな風貌なのに、その人物描写と魅力的な表情、リアクションで髭込みで愛らしく見えてしまい、安々とアダムの恋心に共感できます。ただの恋愛話でなく、今後様々な知略謀略が絡んでくる展開になりそうで、いろいろな意味でワクワクさせられます。いうまでもありませんが、画力は申し分ないハイレベルで、城や宮殿、そして衣装、、本当にキチンとした描写で説得力があります。ジョエルのジェイムズ君に対し、ボーナムみたいなアダムの側近や義父やおかまの仕立て屋など、脇も魅力的人物満載です。枢機卿、書記官、本当にあらゆる年齢、階層の描きわけ、描写が素晴らしいです。いまから続刊が待ち遠しくし仕方ありません！

お値段の1.8倍の読み応えがあります。博愛主義の絶世美男子攻め×生真面目苦労人法学者受けがメインカプで、元奴隷で受けに拾われた有能眼鏡攻め×才能抜群唯我独尊の王様がサブカプです。メインは攻めが来るもの拒まずで遊びまくってるために、真面目な受けから信用されていないので、終始二人の仲は清いままです。すこーしずつ距離が縮まっていく純情モノです。刺激が足りない方は、常時エロいサブカプで補ってください。心情の移ろいや伏線らしきものが細かに散りばめられていますので、休日など時間をたっぷり取れる時にゆっくり読むのをおすすめします。続刊ありだとわかっていても、買って絶対に損はないです。さすが鈴木ツタ先生の作品にハズレはないと再確認いたしました。

なんじゃこりゃ〜〜〜〜！！！髭のある受にはまーったく萌えなかった私ですが、ジョエルには萌えまくり！！何このツンデレ…！！！1巻ではHはないですが、キスがエロい。そして度々アダムに追い詰められるジョエルの必死さが愛おしいwなんだか彼の靴のリボンにさえ萌えられてしまうというハマりようです。２巻はいつなの…！？髭の受は認めない！という方にこそお勧めします。

これは自分的に今年のBLベスト3に入ります！ツタさんってリーマンものが多かったですが、綺麗な絵柄に金髪碧眼色男キャラがバッチリハマってます。美しい。これはある意味正統派攻め。正統派じゃないのが天然モジャ毛の受けジョエル。しかし、このちぐはぐさがたまらんです。ヒゲモジャのビジュアルにやられてBLを買う日が来るとは。お話は続き物なので、1巻の時点ではもの足りなさがあるかも。シリアスっぽいかと思いきやギャグテイストなんだけど、個人的にはお話をもっと突き詰めてシリアスの部分を描いてくれると嬉しい。それはともかくとしても、色男アダムと堅物ジョエルのジリジリした攻防と、バロック風の衣装や装飾などは見ているだけで楽しいです。エロ好きの人向けにエロ担当カップル（偏見）もいますよ。こちらもどうなるのか見逃せない所。

ツタ様 最高です！とにかく面白くてその後が気になりBE×BOY8月号を即買って続きを読んでしまいました(もっと気になる終わり方でした…)ネタバレは嫌いなのですが、表紙右側のチリチリ頭(失礼)を見て買うのやめようと思った方、絶対損しますよ。続き物の1巻なのでホントはまだ☆4つの内容ですが完結すれば間違いなく☆5のツタ様代表作になると思います。2巻待ち遠しいです

文句無しの★5です！この作家さんのことを知らなかったのではじめは他の漫画とは違う表紙の雰囲気に興味が湧き買ってみたのですが、大当たりでした！！ジョエルが可愛いです！堅物で純情な受が好きな方、間違いないですよ！それに攻のアダムは新感覚というか、かなりぶっとんだ人なのでかなり笑いましたw絵も話も見せ場の構成も素晴らしく、この作家さんを今まで知らなかったことを深く後悔しました！続刊絶対買います！良い買い物でした！

あかんやつやコレ！完結する前に出会っちゃダメだったやつだった！早く続きが読みたい（≧A≦）1巻ではエロなし。続きが気になりすぎる。エロは甘々えろえろラブラブでガッツリ描いてほしいなあ。

完結おめでとうございます。私はこの作品を一巻の時からリアルタイムで読んできたので、実質七年くらい追っていたことになります。いやはや年を取るもんだ……さて、あとがきでツタ先生本人が述べられておりますが、広げられた風呂敷は正直あまり畳めずに終わっています。そもそも宗教が絡む三国の対立なんて、4巻で描き上げられる訳がありません。それでも私は読んでいて、これで充分なんじゃないかと思いました。事件の核となる部分に関してはきっちり描写されていますし、これ以上描いていたらキリがない上に、あくまでこれはBLです。BLの部分に関して、性行為のシーンが（実に七年越しに）ある訳ですが、何というか私が今まで読んできたBL作品の中で最も複雑なセックスシーンだなと思いました。ジョエルにはジョエルの考えがあるんだなあと、もちろんハッピーな感じではあるんですが、時折淋しそうな目、何処か冷静な瞳をジョエルは見せていて、それが非常に印象的でした。あとこのセックスシーンにかなりの枚数が割かれています。力を込めて描いてらっしゃるのが分かります。果たしてジョエルはアダムを愛しているのか、それは読んでいて分かりませんでした。だけど、ジョエルにはアダムが必要なのだとは伝わってきました。これが愛なのか、恋なのか、はたまた執着なのか。それは読者の判断に委ねられるところなのかも知れません。個人的にはタンセの次期国王と元奴隷のサブCPがとても気になります。作中でも唯一このCPが結構モヤモヤした感じで終わるので、続編があったら読みたいです。

このちょっとずつ、ゆっくり近づいていく感じが堪りません…表紙のマリモみたいなヒゲあり受けに私も不安を感じていましたが、読むうちに可愛く見えて自分がバカみたいです。また本能で感情を優先の優男が攻めというのも久々でイイです。ちょいコメディ感覚も楽しかったです。しかし、シースルー、エロ！(///ω///)この腐女子を萌えさせるテクは流石ですw