レビュー一覧

「飼い猫と恋人が激カワな件について」な表題作です(笑)。メロメロっぷりがくすぐられます〜ｳﾌﾌﾌ。他は時代も国もバラエティー豊かな短編集でした。絵がこれまで読んだ作品とは少しタッチが違う感じでムズムズ感ありましたが、どの話もさらりと読めて読後感も悪くないです。何気に最後の『so be it!』はちょっとウルッときてしまいました。どの話にも出てこない人達がいきなり出てきますが(ネタバレ)これはもしや…！！ユキムラさん、ありがとう！と言いたい。

表題作2話は飼い猫ブログが趣味のワイン営業とシェフのほのぼの明るいお話。「さよなら ぼくらの せかい」はイタリアが舞台のサイクルロードレーサー(元×現役) のお話。絵柄にイタリアがよく合います。「またきてしかく」はゲイカップルと同居する受の弟、そこに攻めの腹違いの兄があらわれて…という前後編。「満ちて 散りて」は幕末の儚い恋を描いた短編です。「ホントのところ」の楽しく読めるイメージから、雰囲気の異なるこの4つの短編でいろんな引出しのある作家さんと認識が変わりました。そして最後の「So be it！」は各ストーリーのおまけの詰め合わせとなっています。先のレビューにも書かれていますが、ラストのお話に知らないふたりがでてきます。最後のページで、あ… ここで、私の中でこの一冊は名短編集になってしまいました。個性的で大変画力のある作家さんで、体の線が特に肉感的できれい。そしてキャラが魅力的で楽しいお話づくりがお上手。そこに涙がついてくることはないだろうと思っていました。やられたー!

作者さん買いです。ネコの話はほんわかしてると思いきや、えっちもあって表情もエロいし。お侍さんの話も外国人の話もあって、幅広いユキムラさんの作品が読めて楽しめました。

ねこ出すとか反則だよね。かわいくて面白かったです。

色々なシチュエーションの短編詰め合わせで、どれもこれも面白かったです。短編でも物足りなさは感じませんでした。やはり何より絵がイイ…やっぱ好きだなあ。それから、巻末の短編それぞれのその後がこれまたイイですねえ。ラストの漫画に心臓がドキンとしちゃいました！

他で買ってますが、久々に読み返しました。舞台は日本、外国、幕末など、かなりバラエティに富んだ短編集で、切ない話もあります。自転車競技のは身体の描き方が素敵でした。幕末は、岡田以蔵みたいな人斬りの話で切ない。でも最後の書き下ろしで救われます。

表題作で1冊読みたいくらい、受も攻もモンちゃんも可愛かったです！素敵な絵なので、もっとじっくりイチャコラシーン読んでみたい。短編集でバラエティ豊かな内容でどれも魅力的でした。最後のSo be it!で魅力倍増。幕末ものの話のラストが切なかったのですが、吹き飛びました。

短編の浮き沈みが疲れちゃって一気に読めない本でした。もっと楽しいかと思ったのに期待外れでした。48時間でよかったかもです。

確かに！ラスト１ページに出てくる知らない二人。ズガーンときました。良かった！泣けてきました。作品集唯一の切ない終わりだったので。救われました。普通過ぎて気付かないけど、私たちって幸せなんだなー、て思いました。やっぱり皆幸せになるお話が好きなのは、幸せにならない事もあるって事を知っているから。予定調和でも、あざとくても、皆が皆幸せになるのがいい。ロードレーサーのお話、兄ちゃんの恋人に片想いしちゃうお話、良かったです。望と一也の未来の話も読んでみたいと思いました。

一つ一つが短いの上にジャンルも全く違うのでもっと続けばなぁ、と