レビュー一覧

完結した今、もはや宗教書だよ。星５じゃ足りない。連載当初こんなすごい作品になるなんて誰が思っていただろう。講談社という漫画春秋戦国社会を勝ち抜いてきただけある。虐げられてきた者が反旗を翻す。虐げてきた者が制裁を受ける。ただ、それだけなんだ。ちょっと規模が大きいだけで。これを読むと世界から紛争がなくなりますように、と思う。その反面、いっそ巨人が世界をめちゃくちゃにしてくれないか、とも思う。複雑だ。あと、私はエルヴィン団長が好きだ。次点がミカサと兵長だ（必要のない情報でスマン）！

アニメの続きを見たかったので、8巻から購入しました。アニ捕獲作戦がまるごと収録され、アニメ1期最終話の続きを読めました。最新巻まで一気読みでした。アニメ2期放送は決まっているようですが、8巻以降の内容が濃いぃので2期は何巻までの内容となるのかわからないですよね。漫喫や立ち読みではなく何度となく読み返して、伏線や疑問を読み解きたいタイプの読者なので、アニメ化を待たず購入してよかったと思える充実した内容でした。

　人間とは何か、社会とは何か、歴史とは何かを問い続けている物語だった。70を過ぎて漫画にハマるなんて考えてもみなかった。漫画という形式は時代にあっているのだなと実感した次第です。肝心なのはコンテンツ。　2021/6に漫画「進撃の巨人」が完結したという記事を読んだ。「進撃の巨人」というのが流行っているとは聞いたことはあったが、どうせ漫画ということで特別興味はなかったが、試しにネットで読んでみようかという程度の気持ちで読み始めた。第一巻がすべて無料には驚いたが、なんと三巻までタダだった。で、見事に乗せられてしまい、結局最後まで買わされてしまった。読了後第一巻を読んで全体の構想がよく見えた。

本当に長い戦いが終わった感じです。先生に心からの敬意と感謝を。

正義の反対は正義という事を嫌でも実感させられる。正義と悪の争いでは決してない。正と正のぶつかり合い。痛々しい程リアル。一瞬で惹き込まれる。

この漫画の作者さんが真剣に描いて居らっしゃるのは伝わるので、私も真剣に感想を書こうと思います。悪意や他意は一切無く、純粋な感想です。絵のレベルが余りに酷い。基盤も糞も無いから主要キャラでもこれ誰？に成ったり表情も喜怒哀楽何を感じて居るのか分からない事が多い。セリフが多い、と言うかセリフを読ませるのが下手です。これ位文字数が出て来る漫画は有りますが、才能のある漫画家はテクニックで上手に読ませるそうです。後、あからさまな横文字の名前の土地名や個人名。特徴も無い名前ですし本当に覚え辛い。起承転結が無い。戦闘シーンがダラダラと長い。全体を通してストーリーに軸が無い。ぶっちゃけ話に中身が無い。全て浅いから誰にも感情移入出来ない。考えて描いていると言うよりその場の思い付きで設定付け足し続けてるのかな？と言った感じです。厨二病っぽいシーンは見てるこちらが恥ずかしくなります。要らないエピソードも多過ぎる。人によるかも知れませんが、十分後には忘れそうな無駄な話が多いです。最初の方は寄生○の路線かと思いましたが主人公が巨人に変身した辺りでデビル○ン路線に行ったか、と思いました。更に注射で化け物化するって設定も見覚えがあります。喜怒哀楽を顔で表現するには余りにスキル不足だと思うので、頭を壁に打ちつける等の表現を増やしてはいかがでしょうか。全て読んだ上で書かせて頂きました。

人生で1番、すごい漫画。初めは人間を食うだけのバケモノ漫画だと思っていたけど大間違い。アクションも見応えがあるが、人間の生々しい部分があって...とてつもなく計算された内容。すごい。

最初は巨人の絵が絶妙に気持ち悪くて驚きました。絵の上手い・下手はもはや関係なく、独特のエグめの絵だからこそストーリーと合って相乗効果が生まれているような気がします。葛藤とか駆け引きとか、丁寧に描かれていて質が高い物語だと思います。

連載開始当時、まだ20代前半だった作者が、ここまで人間を描き切る。いったい作者さんの頭の中はどうなっているの？世に漫画があふれていても、まだこんな面白い作品が生まれてくるとは。ざっくりとしたタッチの独特の絵は、ブリューゲル一族の絵やベラスケスの肖像画ような人間の表情の描写が凄まじい。スピンオフによる美麗な絵の作品もありますが、やはり迫力が格段に違います。読み手にキャラクターのしぐさ１つ台詞の１つたりともおろそかに読ませない。なんという緻密な構成力。まさに神の領域です。すばらしい。

２１世紀の名作漫画の一つとして、後世に残る作品だと思います。このコミックを知ったのは、アニメでした。主人公の母親が巨人に引き千切られ食われるシーンが最初でした。これは、暇つぶしに見るべきものではないなと直感し、休みにまとめて読みました。止まりませんでした。ちょっとした台詞に伏線が隠されており、思ったより体力がいる作品でした。それは、想定外でした。正直言って、心身が弱っている人には向いていないでしょう。暇つぶしにも向きません。この世界観についていける作者も読者も、相当なパワーが必要です。