レビュー一覧

作者さん買いです。物語の始まりは、主人公（受）のアイドルおたくぶりの描写が続き、後々カップルになるであろう同級生（攻）が登場してからも、周りの友人達を巻き込んでの青春群像的な展開が続くので、これはＢＬではなかったかな？、と思いつつ読み進めました。終盤近くになって、じわじわと恋愛が進んでいきます。キスが数回、Hは１回と、描写もサラリとしていて、初心者向けかもしれません。恋愛小説というよりも、ある出来事から登校拒否気味になってしまった主人公が、友人達との関わりから成長していく姿に晴れ晴れとした気持ちにるような青春小説でした。

とても爽やかな男のこたちでうっすら笑いながら読みました。楽しかった。

男子高校生の青春と友情、ときどきスター。若者たちがみずみずしく光ってて眩しい。このお話は夏休みの文庫本フェアに紛れていても違和感ない。よかった。

一穂ミチ先生らしいいいお話。これがただの暗メンのお話じゃ終わらないのが素晴らしい。

何回も読み返してます。なんか懐かしい夏を思い出す気がするお話。花火の2人の会話めちゃくちゃ好き。受けも攻めも友人も大好き。攻めのキャラはホントいい。色気とかはないんですけど現実にいそう。現実感がある攻めだわ。あと!一番好きなのは妹のほたるん。スナックなシーンもラストステージも毎回泣ける。言葉には出来ない感情がこう湧き上がる。スナックのシーンなんてわかるーって思う。悲しいとか悔しいとか好きとか嬉しいとか色んな感情がぎゅっと!とにかくおすすめです!ぜひ！迷ってる方読んで下さい!

天然なのか芹沢航輝がこの先生にしてはかわったキャラでした。

想定外にシリアスで、読み応えがありました。一穂先生の描く、学生特有の世界の狭さが魅力的でした。

一穂さんの作品をここ半年くらい少しずつ読んでます。たま〜にこういう、BLにしなくても。。って作品に出会ってしまうんですよね。。攻めの航輝がカラっと健全で色気みたいなものがないので、えっちまで進んでしまうとアレ？いつのまにそんなにすき？って。それでもおもしろかったと思えてしまうのがさすがとしか。成長過程で揺れてうまく受け入れていくことができなかった八木がもうちょっと絡んでくれたら最高だったな。。

作者買いです。とても面白くて、一気に読んでしまいました。ただの不登校かと思ったら、優しいが故に色々傷ついて登校できなくなってしまった受。攻めと周りのみんなのお陰で、また登校できて良かった。これからって時に終わったので、それがちょっと残念。