レビュー一覧

こちらは「恋っていうのは」のスピンオフです。なぜか「恋っていうのは」の前にこちらがレンタルされてしまったので、戸惑われている方が多いのかなと思います。現在はレンタルが開始されているので、そちらを先に読む事をお勧めします。「恋っていうのは」でユージンに自分を支配していた人と言わせた手塚との関係を描いたもので、そちらを読んでいると、この物語には愛があるのだと感じます。どうしようもなく歪んでいますし、ユージンを手放してくれたことに感謝しますが。この後の物語の為に必要な痛みなのです。先生も「恋っていうのは」を読んでいるのを前提としたお話として書いていると思うので、その辺、レンタの配慮の不足ということで、どうかご一考戴けると幸いです。

途中の話を月刊誌かなにかで見てたので気になって購入しました。絵は好きなんですがストーリーが個人的に不完全燃焼です。あとストーリーの区切りに白紙があったりで、ページ数とチケを見合わせて購入してる自分的にはイラッとしました。

こちらを読んで良かったのでレビューを書こうとしてから、先頭の方のレビューを読み『恋っていうのは』を読みました。良かったです。めちゃめちゃ良かったです。どちらから読んでも良いけれど、この話は『恋っていうのは』と『無色透明』の２冊を読んで完成する話です。愛はあります！ものごっつい愛が！

本編の「恋っていうのは」が入荷される前に一度借りて、切なさが忘れられず再度レンタル。やっぱり読み返したくて購入に至った思い出のある作品。隆一がユージンにどうしようもなく惹かれていて、のめりこんでいく様が絶妙です。ユージンは愛情をもらうことがどういうことなのかわからなくて、隆一の気持ちもわからない、隆一も素直に自分の気持ちを認めることもない。二人のすれ違い方が更に切ないです。これだけ読むと不完全燃焼という感想もわかりますが、本編を読んだ後なら違う感想になると思います。結果的に本編の「恋っていうのは」の結末になるんですが、私は隆一とユージンがずっと一緒にいてくれたら、と思う派でした。この作家さんの作品では一番好きなお話し。

惜しいなぁ。絵柄はきれいだし、カメラマンという雰囲気ある設定なのだけど、いかんせん人物描写が今一つでキャラに魅力を感じない。カメラマンはDVの気があるし、わんこ少年は流されるまま。誰にも共感できない。エロはあるものの、愛は感じない。48Hなら納得だけど、この内容で6チケは高く感じます。

一冊丸々表題作にしては、ストーリーが薄いです。主役2人とも無表情キャラのせいか、最初から最後まで感情の変化が見えづらくて感情移入できませんでした。終わり方も途中でプツッと終わってしまった感じです。せめてもう少しラブ度があれば良かったです、、、。描き下ろしで「下衆とあばずれ」の番外編が入ってます☆

やばい。久々にどんぴしゃです。綺麗で細い線のなかに狂気的な感情がほのぼのとぷかぷか浮いています。他のレビュー通り、愛がないと感じる方も多いと思います。実際攻めが感情的に殴るシーンもあります(前のほうで暴力を否定しているのに)。ただ攻めが受けを所有物として扱いたいのに愛しているんじゃないか…という顔のカットがたまりませんっ…！受けも自分が可哀想と思うのではなく、捨てられないようにしなくては、と考えています。最後があいまいな感じでこの流れなら続編で結ばれてくれるといいなと思いました。きっと私は何度も愛読すると思います＾＾ただ、やはり好みが別れるのでたんたんと関係が続いてくうえでじんわり愛があるかな？あるよな？とニヤニヤできる方にお勧めです。全体的に女性との絡みもでてきますしラストも曖昧なので、幸せな後味、ハッピーエンドを求めてる方には合わないかもしれません。そういった意味で４８時間チケがあればもっとよかったかもですね。素敵な作品に出会えました。

2年前に読んだ時、愛がないなーと感じたんですが、読み直してみてあれ、なんか、不器用な攻め様の愛が溢れてる感じがたまんない！と評価がかわりました！これとは別の作品を読んでから読むと良いみたいなんですが、ババアに磨きがかかったからでしょうか？攻めの愛、力でしか表現できないはがゆさ？みたいなものを感じます。なんだよ、エロ甘じゃん。

評価低めだったけど借りてよかった。みんな愛を感じないって言ってるけど私はそうでもなかった。確かに終わり方は愛をささやきあってっていう訳じゃないけど愛がなければでないせりふと行動をどちらも十分とっている気がする。攻めは自分が誰かを愛するってことにそもそも戸惑いを覚えてて、しかも男だし素直にはなれないってところもあるのではと思いました。ただ、攻めが人間としてはくずな感じ。受けもそれを何もおかしいと感じずに享受してるからちょっとおかしい。でも、私は好きです。また絵がうまい！何もせりふがない表情だけのコマでも書かれている人物が何を思ってるのかっていうのが伝わりました。それだけでも十分主役二人から愛を感じたかも。愛っていうか執着？でもなんかこの二人が愛をささやきあうのもなんか違う……って気がするからこれで良かったのかなと思います。最後になんか別漫画のスピンオフ的なものあったけど、ページ数少なかったし本編の攻めと同じくらいくずだし、あれいるかなって思ったので☆4で

あるべきコマがカットされているというか、すごくタメがなくて唐突に感じるシーンが多いです。ストーリーも、隆一の執着心が湧いてくるのも唐突、その後突き放すのももう一度引き寄せるのも間を置かないので心に刺さらないです。そして結局隆一がユージンとちゃんと向き合わなかった。少なくともそれだけは描いてほしかったと思います。