レビュー一覧

火崎先生定番の、何かに一生懸命な受けの語り。受けからリスペクトされるデキる攻め。ただ、攻めには、ちょっと世間からははみ出た要素があり、それが、読者には、欠点というよりチャームポイントになる。悪くはない。悪くはないのですが、ちょっと…。まあ、推理小説ではなくて、BLなのですから、犯人が早々と推量で来てしまうのもありなのでしょうが…。一時期、作家買いさせて貰うくらいはまってた先生なので、どうしても、要求が高くなってるのかなあ。また、うーんと唸らせてくださる作品待ってますね！

推理中心のものが読みたくなったのでこちらを購入しました。事件がサクサク解明されていくのはいいんですがどんどん種明かししていってしまうのでミスリードなどで読者がもっと悩む余地があったら良かったかなとは思いました。

二時間サスペンスでありそうな、殺人事件物です。事件を追う捜査の面が中心で、恋愛面という部分はちょっぴり薄いですが、重苦しい雰囲気はなく本格派ミステリというより手軽に読めます。ちょっと人を食ったようで理論的な一色と誠実さが伺える清白の丁々発止のやり取りが面白かったです。

おもしろかった！んですが、イラストが残念。表紙みたら受けと受けにみえちゃって…。攻めをもっと男っぽく必死に脳内変換しつつよみました。

面白かった！話も途中ダレたりせず最後まで楽しめました。ベースはミステリーですが、一色の独特なキャラクターが面白く、付き合い出すと可愛く見えます。常識人の清白と良いコンビです

とても好きな内容でした。推理ものとしても、恋愛ものとしてもちょうどいいバランスで書かれていて読み終わった後の満足感がすごく高かったです。性的な描写も最後だけなので、そういうものが苦手な人にも比較的読みやすいと思います。