レビュー一覧

全体的によくまとまっていて読みやすかったです。絵も丁寧です。冒頭で教養や家柄がふさわしくない、と言っていますが、ヒーローは成り上がり金持ちなので(元々裕福な家柄ではない)教養や家柄を理由にするのには少し疑問を持ちました。咄嗟の一言かもしれませんが･･･。あと、息子がかわいくないです、笑。

妻にふさわしい家柄も教養も無いとか言われたら、出て行きますよね。無理矢理中絶させられるかもしれないから逃げても当然ですよね。あの傲慢な態度のヒーローとは話し合いも無理だったし、責められるのはヒーローであってヒロインではないはず！何だか腹が立って、ヒロインが赦しても最後までヒーローを赦せませんでした。なので星ひとつマイナスです。

ひっでルークひっでぇ！ おっとすみません本音が。ヒロインは一途に健気にヒーロー･ルークを愛し続けていたと言うのに、避妊もちゃんとしないで囲っておいて、挙げ句あの発言は、ヒロイン消えても一切同情出来ません。子供が出来るかも、という事すら考えないで、お金や物だけ与えられても、そしてそれを後に言い訳にされても…うーん。ヒロインが愛情深く辛抱強くて本当に良かったと思います。作画とヒロインの為の☆。

「えも言われぬ何か」を感じて２年も付き合ってた女性が、切り出した結婚への打診に、最悪の返答をするヒーロー。原作では、はっきり「いずれは別れる関係だ」とも言い放ってますから、未来に絶望してヒロインが出て行くのも無理からぬ話です。このヒーローのような男性は一度、プライドの鎧を砕かないと、本心を吐き出さないと思います。自分の失言でヒロインが出て行った時に入った鎧のヒビが、誤解や横ヤリで再び彼女を失いそうになった時、やっと鎧を砕く力になった。あそこで本心を明かさなければ、一生、大切な女性も自分も、子供も不幸のままになるところでした。ヒロイン、ヒーローの本心に気づけなかったことを悔やみますが、ヒーローを愛するあまりに、受け身で自己卑下が強かった５年前には無理な話だと思います。自らの意志で彼の元を去り、出産、子育てを経て強くなったからこそ彼の心の弱さにも気づけたと思います。やはり人生はドラマ。全ては、1組の男女が本当にお互いを知るための必然だったのでしょうね。

ストーリーもまとまってて面白かったし、記憶喪失とシークレットベービーのだぶるできてたので、期待度マックスで読みました。絵柄は好みに分かれますが、安定感のある作品です。

作者さん買いです。最初の会話だけだと、確かにヒーローには失望しちゃうかなー。ヒロインが去った後、ヒーローは仕事が手につかなくなって酒浸りになり、会社が危機になったこともあったと、後から知ることになるけど、いやいやあなたが最初の会話で身分違いだとかなんとか言って、結婚を拒否ったからでしょ！せめてちゃんと結婚に対する嫌悪感なりを説明していれば、こんなことにはならなかったのにねー。ってか、パパが生きていて、ママをけなす子供をＨＱ内で初めて見たかも（笑）

リン・グレアム原作にお決まりな自己中なヒーロー。ヒーローにとっては最悪の5年間をヒロインが記憶喪失で忘れてしまった間にちゃっかり結婚してしまおうとする傲慢さ。彼なりに反省してやり直そうと精一杯の誠意を見せてヒロインを取り戻し、おそらく一生ヒロインに頭があがらないでしょうが、こういう男は金にモノを言わせてこれからもやらかしそうな感じがします。息子がほしがるものを全部買い与えたり、とか。ハーレクインにしてはヒロインとヒーロー以外のいろんな要素が描かれていて面白かったです。

シークレットベビーものが大好きなので、楽しかったです。あまり絵は好みではないのですが、作者の作品はついつい読んでしまいます。今回も良かったです。

ヒーローが嫉妬する資格ないでしょ！？身勝手にも程がある。しかも記憶を無くしたヒロインと結婚しようとするなんてなに！？じゃあ、付き合ってる頃に考えろよ！ヒロインが可哀想。

なんてひどい男だろう。彼女が去ったのは自分のせいなのに。欲望だけで所有物のように…と思ったら…話し合いは必要ですね。