レビュー一覧

面白かったです。ヒロインが惹かれ敵対する久世がカッコいい！スタッフおすすめで、うらめしや無料から魔木子先生を知り、すっかりファンになり全作品読破中ですが、悪女ストーリーが多く切なく哀しいラストが多い中、結末はある程度予測できたけど納得のラストかなあ。

この作品は、十数年前？に雑誌掲載されたときに途中までしか読めず、気になっていました。要は、それくらいヒロインの生き様に魅力があったわけですが、 当時は濃厚に感じたセックスの表現も、時代を経て、今読むとやや大人しいくらいです。あらすじは、 第二次世界大戦前後を時代背景としており、美しい魔性の女が自分の置かれた状況に身を委ねることで、それ自体を踏み台にしてのし上がっていく様が小気味よい、そんな話です。手段を選ばないヒロインですが、自分勝手で向う見ずなバカではなく、機転の利く懐の温かい先見できる人物として、周囲から信用を得ていきます。今読むとそれらの過程がややお粗末ですが、プロットは素敵なので、長編小説で読んでみたいですね。 それから、久世との絡みが思っていたよりあっさりしていた。もっと膨らませてほしかったけれど、その他色々と綺麗な幕引きです。 魔木子氏の作品はさほど知らないのですが、『カリスマ性のあるヒロインの行動にスカッとする』というような感想を何度か見た記憶があります。この作品もその部類でしょうね。 極端な絵柄で、当時から上手とは言えなかったけれど、目力なのか、なんとも言えない魅力のある、独特のタッチだと思います。 作品の内容ともども、絵柄もオリジナルとして完成されている漫画家さんだと思います。

終わりがちょっとあっけない気もしたけど、素敵な話でした。一人の男を負かすために、魔性の美しさを使って権力者たちを虜にしていく。女性のしたたかさと美しさと強さ？お母さんに縛られているんだけど彼女は強いです。少し憧れます。

レンタル1チケットという安さと内容の濃さのバランスを考えると文句なしに☆５つです。驚くような大どんでん返しはありません。波乱がありながらも、男を虜にする体でさまざまなことを解決していき、男の犠牲になってきた女性たちを助けながら、主人公はのし上がっていきます。途中から政治の話や、勢力争いの話が頻繁に出てくるので、そういったストーリーが苦手な人は途中までで購入やめてもいいかもしれません。一番最後のオチは、想像していたよりもあっけなかったです。母親の怨念と、久世への想いの中で、少し切ない最終回でした。

面白かったです。一気に8巻読みました1チケで読めるのはお得だと思います星を一つ削ったのは、クライマックスを急ぎすぎすぎた為あっけなく終わってしまったかなと感じた点です。ただ、話の筋がしっかりしていますので読み応えはありました。魔木子さんの書く主人公の女性はいつも大好きです

綺麗ですが独特の絵柄で最初はちょっと抵抗があったのですが、今ではこの作家さんの作品はどれも好きです。古い例えですが水戸黄門や遠山の金さんみたいな安心感があります（笑）お決まりのパターンといってしまえばそれまでですが、そこに飽きさせないアイディアと心理描写を盛り込むのはセンスと技術だと思います。レンタル１チケットでこれだけ読ませてもらえるならお得ではないでしょうか。

おもしろかったです。ですが、オチがあまりにもあっけなくて驚きました。まだ続きがあるんだろうと思いこんで、5巻上をしばらく探しました(笑)

マダム高子は元子爵夫人の鳥尾多江さんがモデル？たぶん緋紗にもモデルがいそうですね。戦後という秩序もプライドも尊厳も無くした激動の中を女として生きていく覚悟を持った女性を少しばかり誇張して描いた漫画という感じです。私は嫌いではないですが「性」に翻弄しあう男女の関係がどこか曖昧でした。救いなのは無力な女たちが生き抜く前向きさ、決して汚れてたまるか、けれど綺麗ごとでは生きてゆけぬ女の尊厳を失わずに描く点ではRAA、パンパンなどともすればタブーな世界なのに卑下せずに表現されています。でも１チケットで各巻全てよみましたが無期限は無いな。でも戦後のドラマとして客観的に読むには良いかもしれません。

面白かったです。１チケットで読めるというのも魅力でした。ただもう少し内容が充実していればなぁと思いました。最後もちょっとあっけない気がしました。

面白かったです。敵として登場する久世はいまいち物足りなかったな。金持ちで権力者ということはわかりましたが。個人的にJJが好きでした。ストーリーは主人公が自分の身体だけでのし上がっていくというものが、お水系の漫画のようでした。背景やらストーリーは浅めですね。政治関係も関わってきますが、基本主人公は介入しないし、ラストもお水の女王で終了で、ちょっと残念な展開でした。そして、一巻を分冊にして欲しくなかったなぁ。