レビュー一覧

本編シリーズ、ラストの巻です。２人を離そうと圧力がかかり、でも２人は別れない、という同じみのパターン展開で、あまり目新しさを感じなかったのは残念。新キャラ登場で、この後スピンオフがあるので、そちらに期待したいです。

このシリーズ面白いです。どんな着地点になるかと思ってましたが、納得です。

卯月が純耶を心配するあまりに実質、純耶を蚊帳の外に追いやってしまってるわけで傲慢そうに見えて心配性で過保護な卯月がもどかしかった。その状況を打破すべく怒りを買おうともどんどん積極的に動こうとする純耶はたくましかったです。無鉄砲でも無計画でもなくちゃんと沢山考えてどんなことになっても卯月とは離れない固い決意のもとに行動してるので、頼もしかったです。番外編の、岩槻さんのお相手の近江さん初登場で彼のキャラは以外でした。勝手に清廉なイメージ持ってたので。抗争などの派手なドンパチもなく、卯月の成長物語と言っても良かったような。純耶の進むべき道も決まったので、あまあまな展開も読みたいなあ。

シリーズ最終章。三冊とも一気に読みました。周りに惑わされない真っ直ぐな受けと、極道の跡取りで周囲から一歩引かれていた攻めですが、受けとの出逢いで本当の愛を知りますが引き離れた一章。再会後、やっぱり離れられないと互いを求めあいながらまたも周囲のごたごたに巻き込まれ、少しずつ攻めの置かれている状況を受け止めていく二章。この最終章では受けが全てを受けとめなから、自分らしく一歩を踏み出す決意を固めました。出逢い別れ…そして再会。違う世界にいながらにして、二人でいる未来を求め足掻く。三冊それぞれ楽しめました。