レビュー一覧

ひなこさんの絵、大好きです。でもストーリーが残念なことが多いんですが、これと「恋する暴君」はお薦めできます。田宮が顔も性格もカッコいいのなんの・・・作品紹介にもありますが、遠野が田宮に告白されてるとこから始まりますので「同じ男を好きになってしまって」という葛藤はないですし、遠野が無口な上に表情に乏しいため、そこに「はっきりせんかい！」とイラッとくる方はいらっしゃるかも。それでもこの絵でこのキャラ、読んで損はないと思いますよ。

２巻まで読了。安定の絵柄と流れるようなストーリーで、あっという間に最終ページ。主人公は感情を顔にも言葉にも表すのが苦手、告白されたシーンすら…なのでかなり筋金入り。この設定が良かった。主人公にイライラしちゃうかも？と心配していましたがイライラするどころかキュンキュンでした。攻めが受けとは対照的な性格なので、一気に分かり合えない物語の運びも◎。そして舞台が高校なのでイベントがあるのが美味しい。正直、受けの子を女子に変えても全然違和感がない物語展開ですが、女子だとムカついて読めない(腐敗してます)のでＢＬで読めて良かった…としみじみ思います。軽めですが、触れ合いシーンが何気にチョイチョイ挟まれています。思っていたより、つながるのが早かった。個人的な願望を言えば、そこはもう少し手こずってくれても良かったです。現在無期限しかないですが、続刊がアップされたらきっと買うでしょう。

絵の端々に出てくるちっちゃい智(感情用)がとてもかわいいです。以前は別のサービスでケータイでの観賞だったので、フル画面で見れて大満足です。田宮君もいい男でありますし!!続きありますので、早く出ないかなぁ♪

面白かった！！いやあ、前半無口にも程があるだろってつっこみたくなりますが、後半、もうそんなことどうでも良くなります＾＾結構短気な方は前半でイラッとくる心配はありますが、最後までイライラで終わることはもちろんなく、ちゃんとイライラ解消＆幸せモードで後味すっきり♪実はあまりに無口でぼーっとした智に、短気ではない私でさえ引きそうになりましたが、きっと高永さんの作品だからがっかりではないはずと読み続け、やはり高永さんの思惑通りにいつしか「智がんばれ！」と応援しておりました。まあ強いて言うなら智（美術部）→田宮(野球部）の憧れは分かりますが、田宮→智の思いの最初のきっかけは？？？って不思議です。田宮、♂×♂への躊躇なさすぎ、慣れすぎってのもちょいとひっかかりました。が、まあそんなことはどうでもよく、お互いの嫉妬するところとか王道を見事に楽しませていただきました。なんといっても絵が好き♥

絵もかわいいしストーリーもサラサラと読めますが、BLである必要があるのか？って感じです(^^;;途中からは少女漫画なんだコレは、と読んでました笑。男同士の葛藤もないし、Hも初めてなのに痛がりもせずすんなり〜で同作者の「恋する暴君」よりファンタジー色が濃いです。主人公のお母さんのキャラは良かったです(^^)

「恋する暴君」で初めてBLを本当に面白い、同じ作者の評判の良さそうなところをピックしました。本作品はキャラは魅力的ですが、話はあって無いような感じだし、男同士のカップルだからこその面白さが今一つ出ていない気がします。2巻目から何か展開がある？絵がキレイで流れが良いので読みやすいのと、続きが面白いことを願って☆2です。

3巻まで読了。安定の絵柄でBL初心者さんに大変お勧めです。受を女の子にしたら少女漫画になっちゃうんですが、高永先生の作品は等身大の高校生らしい心理描写と巧みなストーリーというか、エピソード展開が魅力です。特に、デートのシーンや失くしもののエピソードなどは 中高の頃ってこういう事に一生懸命だったよなーとか きゅんとしてしまいました。最近の高校生BLのスレタ感に慣れてしまっていたのでとても新鮮です。あと、本当に感心するのは、高校生なら高校生らしく 大学院生なら大学院生らしく、ジェネレーションの描き分けが秀逸です。暴君も読んでいる者としては強く感じました。

遠野君は超受け身。というか色んな意味で鈍い。でも純粋でイイコ。やるときゃやりますが、中身が可愛すぎて「乙女か！」と突っ込みたくなるくらい男である意味がないような主人公ですが、大好きです。この遠野君のキャラがOKなかたは読んでいて楽しいと思います。お相手の田宮君は真っ直ぐな爽やか野球部エース…独占欲強くてたまに突っ走るけれど、解りにくい遠野君を理解しようとする姿に「こんな彼氏欲し~い」と何回思ったことか(笑)そして２巻での遠野親子の掛け合い、素敵すぎ。

以前別の電子書籍サイトで購入し、すごく良かったのでこちらでも購入しましたが、やっぱりめちゃくちゃキュンキュンしました！攻の田宮は野球部のエースでさわやかイケメン、けどヤキモチ焼きで独占欲強いです。受の遠野は美術部で感情を顔に出したり話したりするのが大の苦手なんですが、それがきっかけで二人はすれ違ったりもします。とにかく受が可愛い（可愛い顔だけどそこまで女顔でもない）くて、ニヤニヤします。読むとほっこりできますよ！絵は綺麗ですが、表情の描写もうまいと思いました。デフォルメされた遠野の顔にくすっときます。受がけっこう泣くので、そういうのが苦手でない人はぜひ。

これはわたしは１巻だけで終わって欲しかったです。人気出ちゃったので続いてしまい、ダラダラいい感じで長々と…という感じで２巻目以降はあまり好きではありません。１巻はぬるめの風呂に浸かるように気持ちよく読めました。ちょうどあの「君に届け」が始まったのと同じくらいの時期だったんですよね。あれのBL版、みたいな気分で読んでました。ほほえましくて、ちょっと物足りないところが良かったんですけどね。２巻目以降はあれこれ補完しようとして膨大な蛇足になってしまったな〜と。好みの問題ですが、ぬるい風呂にいつまで浸かるか？という所が評価の分かれ目になる気がします。