レビュー一覧

高橋ツトム作品にハズレナシ。映画を見ているようです。

未だ始まったばかりですが面白いです。人口受精で生まれた12人のヒットラーの子供達を抹殺するSSと、その子供の警護役のお話です。今の所わからないことが多すぎですが、絵が綺麗だしストーリー展開も良く続きが早く読みたいです。

ムチャクチャ面白いです。絵柄もドストライク。例えばターナーのように空気感があります。ナチスの残虐さ、時代の理不尽さが描かれると共にエンターテイメントとしても楽しめます。このままハリウッドのTVプログラムにできるクオリティ。テオがかっこいいぞ〜！

13人の子ども達。後継者は優れた一人がいればよい。その一人が決まった今、残りは排除していく。だがノインを護る事はテオが与えられた使命。テオにとってのヒトラーはテオだけ。ノインを逃がす内に分かってしまう。ノインは未知数の子どもだった。発想が凄い！段々と残酷さが見えて来ているけれど今後どうなるんだろう…。気になって次を読んでしまう作品。

出だしは面白そうです。ゆっくり読み進めていきたいです。

ナチスのドロドロ感が出ている。登場人物の顔がひどい。でも時代を表していて、これはこれでいいと思う。テオとナオミがカッコいい。主人公はイマイチよくわからない。

作者さんの「爆音列島」は少し読んだことがあり、女性にも好まれそうなベビーフェイスなイケメンを描かれる上に、内容も(闇や暴力含めて)深く熱く、普段読むジャンルではないのに引き込まれます。今回は特に歴史スペクタクル的な要素がとても面白く、既刊(4巻まで)を一気買いした上に、掲載誌にまで手を出してしまいました。(コミックスの続きが待てなくて元誌を買うのは初めてのことです。)歴史や時代考証、思想に詳しくないですが、フィクションでも(フィクションだからこそ)「ナチス」を取り扱うことは難しいと思われます。そんな中この作品を通して、当時の恐怖や凄惨さ、人の命の扱われ方をリアルに感じられるのは、負の遺産であったとしても、凄いことだと思います。また、「同期」はシュレーディンガーの猫みたいな量子力学から心の哲学が絡んでいそうで、難しいですがアカデミックな面白さもあります。フィクションとしてどういう展開になるのか、知的に楽しみです。そして一番の良かったのは、ノインとテオの関係性。人類の命運を背負っていそうな可愛い男の子が、クールで強い元SS(しかもイケメン)に守られながら逃げる関係性。ター○ネーター2みたいで、何とも言えない切なさ(萌え)を感じます。(同作者さんの「残響」にも通じます。)ビルドゥングスロマン…ノインの成長だけでなく、テオの父親的な成長(と活躍)も大変楽しみです。

高橋ツトム先生の作品を読んだことがなく、あまり期待せずに読みました。結果大正解で面白かったです。絵柄も美しいですし、話の展開もスピード感があってスリリングです。ジャンルは違いますが、林田球先生が好きな人は楽しめると思います。

絵が綺麗で生々しい描写もあるが、それがまた更に良い。早く二巻が出て欲しい。

すごく面白かったです。映画を見ているようでした。