レビュー一覧

３ＣＰ+ショート１ＣＰのお話。振り幅の広い作者さんだと思っていますが、これもまた雰囲気の異なる３つを集めた作品になっています。表題作は学生同士の、笑えて安心して読めるまさにモダモダ。二つめは50代のおじさん二人と若者の話で、３Ｐと近親の要素あり。最後は義兄弟と元彼の話で、ちょっと病んでる面もあり、やや切ないラストです。後半二つはちゃんとしたハッピーエンドではないですが、後引く味わい深い終わり方で、私は好きだな〜。「耳たぶ」カプのは短いので、あちらを読んでなくても大丈夫だと思います。

作家買いです。長年の国枝先生のファンであるからこそ安定の面白さに安心しました。只最後の儀式は後味悪くて萎えましたけど、耳たぶの番外編2本で又テンション上がって良かったです。

私はシリアスな国枝さんがものすごく苦手なのですが、この本も最後の話が苦手でした。真ん中の話も、あそこでやる必要があるのかよく分からず。でも絵は好き。おじさまも素敵でした。

独特なストーリーでした。白鳥くんの無表情…発情期…低体温…独特〜

ショートなんでしかたないけど、どれも中途半端な気が。さらにチケ高い。

ベテランにしか扱えないテーマや感情、キャラクターたちがさすがといえばさすがですが、その巧みさが、こういう２人（3人）の恋ってこんなもんじゃないかな〜という小慣れた感じにつながってて？新鮮味や面白味がなく。私には合わなかった。物足りない。どの方向にも（エロ、悲劇、愛など）熱量が感じられず、読後の満足度は低めでした。

作者買いです。国枝さんの美しい男性は毎度ながら眼福。今回はエロが少なめで、毎度艶のある描写が楽しみだったので少し残念です。表題作が可愛くてコメディよりなお話、2話目が少しダークな印象でしたが、結果そこまでダークでもなくサラッとハピエン。ただ、その2人が行為に及ぶ必要はあったのか？とそこが気になりました。最後の話は受けの義兄と元恋人が出てくるお話でしたが、予想と全く違うラストで国枝さんらしい内容でしたが、個人的にしっくりきませんでした。

温度差ーーー(笑)白鳥くんがウケました(笑)かっこいい攻めなのに(笑)発情期のサイクルが少しかわってる？笑えました！

さっぱり薄口の印象がのこる一冊です。不快感はないけれど、強く心をゆさぶったり、印象に残るのではなく、さらりと楽しむタイプです。『耳たぶの〜』カップルの９年後？の日常ショートショートが楽しいですが、安定しきっていてサ○エさん的です。私は４８時間で２チケの時に読みましたが、適正価格だと思いました。

「耳たぶ」の二人の続編見たさに、ほんとにそれだけの理由で、購入しました。私は、これが見たかったので、買って良かったですが、それがとっても短いので、★３です。