レビュー一覧

八巻にのは先生の残念なヒーロー、今回も楽しく拝読させていただきました。どんな残念さんも、変態さんもおいしくいただける(？)つもりでしたが、落ち着いた雰囲気の本屋の中で、窓から差し込む優しい光を浴びながら、美しい人形を二体抱えた超絶イケメン変態の姿に「絶対に無理！！！」と、物凄くドン引きしました。初めの頃、ヒロインがヒーローを完全に変態扱いで、全力拒否する気持ちが痛いほどわかってしまう、最高の挿絵でした。ヒーローはかっこいい姿を時折、見せるものの基本、変態のまま、ハッピーエンドです。ヒロインの男前…いえ、懐の広さにあっぱれです。世間からは英雄視され、仕事はできるが、プライベートが猛烈に残念な超絶イケメンに出会いたい方、必読です。

前作も好きだったのですが，こちらの作品も独特な世界観がよかったです。ヒーローのおかしな趣味も笑えました。

最初はヒーロー、ヒロインともに、共感しにくいキャラかな、と思いましたが、いつのまにか二人とも好きになっていましたね〜。前作のテーマをひきついでいるところがあり、ハイネの言葉にはジーンとしました。そして安定の筋肉！今回のベストオブ挿絵は大男３人が馬車にぎゅうぎゅうに座っているカット！たとえソーニャの枠からはずれても（一部の）ファンサービスに徹する製作陣の気概を感じました！まだスピンオフが出る予感…。楽しみです♪

前作で脇役だった二人が今度は主役と言う事なので楽しみにしてました。カイルより残念だと思うのは私だけでしょうか。人形好きというより、過去の事件のトラウマから人形がいないと心の平穏が保てなくなってしまった感が強いですが。理解は出来ますが正直、自分ならドン引きするのでルイーズは凄いなと、思います。ちょっとしたサイコサスペンスなストーリーでしたが、オーウェンの残念さとヘタレっぷりは私的にはイマイチでした。

残念なヒーローは最近よく見かけます。作者様には残念過ぎるヒーローを私は期待します。今回は辛めの星二つです。

この作者さんの残念なヒロインもけっこう面白かったですが、ヒーローが残念の方がより面白いですね。前作を非常に気に入っているので続編の今作嬉しいです。どちらにも言えることですが、イオルの存在感が強いですね。イオル主人公の第3作を期待したいです。けれど、イオル主人公だと「残念」キャラじゃないから、難しいでしょうか？今作のヒーローのトラウマは、自分の身近に妹と同年代の子供たちがいるので、前作カイルのトラウマより私の心に響き可哀想で仕方なかったです。けど、笑える要素もたくさん散りばめられていて、暗いだけでは全然ありません。どちらのカップルも幸せになって欲しいです。

スピンオフとの事だったので前作を読んでから購入。確かにレビューされている通りに似たストーリーになってます。ヒーローとヒロインの性格が多少違うものの似ている感は否めない。それでも面白く読めたのは、ヒーローヒロインだけでなく周りのキャラもたっていて良かったからでしょうか。また、続編が出たら購入しちゃうんだろうな。

「強面騎士は心配性」で主役だった二人の親友カップルの話。前作がこのジャンルの中で１、２を争うほど大好きなお話になったので期待を込めて購読。期待しすぎたせいか、色々納得できない点がありました…。まず、ルイーズのキャラは前作ではワガママ系不器用強気女子っぽかったのに対し、今作ではツンツン落ち着き女子になってること。(自分の読み違いだったらすみません。)次に、前作は恋をするあまりヒーローの残念な面が見えて上手くいかない…が話の主軸だったのに対し、もともと残念な面が全面に出ている感が強く、かっこいいとは思えなかったこと。最後に、ヒーローのキャラ立ちが人形好き以外見えてこなかったこと。むしろ執事イオルの方がキャラ立ちしていて、スマートでした。文章も読みやすいし笑いどころもあるのですが個人的にはその３点が残念でした。でも是非ともイオルの話も読みたいため、期待を込めて★４で！！どうか続編よろしくお願いします…！

おもしろかったです。強面騎士を読んでいたので、時々でてくるカイルとハイネのその後もうかがえてよかった。本好き女子と人形遊び好きの変態と思いきや、背景知って切なくなります。毎回、にのはさんのお話のラブは心理的な部分が強くて、話に深みがでて、かなり好きです。それにしても、今回も犯罪者はいっちゃってましたね。ラブが濃いぶん、犯罪の異常性も濃く描かれるのかしら。

前作よりコメディー色が強く序盤からトップギアで飛ばします。ですが中盤よりシリアスな雰囲気に変わり、終盤はラブラブなコメディーに戻る感じです。