レビュー一覧

ハーレクインではちょっと珍しいタイプの、骨太なヒストリカルです。ヒーローは大きな工場の持ち主ですが、きらびやかな大富豪ではなく、寧ろストイックな生活をしています。ヒロインも子持ちのワケアリの女性で、預かった赤ん坊を託すに相応しい人かどうかヒーローを見極める役目を担っています。ストーリーの背景には、資本家と労働者階級との利害の対立や、社会福祉の問題なども絡んで来ます。否定的な噂とは違うヒーローの人柄を知る内に、ヒロインが彼を愛し始める流れは丁寧に追われていて説得力があります。しかし、骨太さが災いしてか、最後の方まで甘い展開にはならず、更には、ヒロインを一度は追い出すヒーローが、何故一転して彼女を迎えに来るのかの経緯の説明がすっぽりと抜けている為に、折角の求愛場面がかなり唐突に見えてしまいました。ラストには、いつものハーレに足りない、その後の二人の幸せな生活の描写があって満足度が高いだけに、クライマックスでヒーローの心情を追えなかった点だけが非常に残念です。そんな訳で、ラブストーリーのみを評価すれば星は3つが妥当ですが、社会派の味付けのユニークさで1つオマケします。

彼の心の変化が分からなくて最後の辺りに戸惑いが…途中まではいい感じでした。

残念です。途中までは良かったのに！（最後の方で）男性は酷い言葉を放ったのに・・・なぜあんな行動を取れたのか？？気持ちの動きが描かれて無く、私には良く分からなかったです。

ヒロインは赤ちゃんを連れて、無謀とも思える方法でヒーローの家を訪れます。そこで、家政婦が解雇になる時に出くわし、働く事になります。真面目に仕事する彼女と赤ちゃんに何かしら気になりますが、冷たい態度のヒーロー。彼が怪我をした事から話は変わっていきます。何故、事実を伝えた途端に彼女を追い出し、又急に探してプロボーズするのか話の流れが早くわかりにくかったです。そこ以外は、ハーレークインらしいロマンスです。

途中まで凄い面白かったのにヒーローの出て行けと行ったり迎えにきたりの身勝手な行動が理解出来ません。最後駆け足過ぎて前半が面白かっただけに残念です。

浜田先生のイラストが素敵です。脇役たちまで可愛らしい。感動的なお話で私は好きでした。ヒーローもずっとヒロインが好きだったんですよね。

ヒーローの義理の息子の赤ちゃんを連れて、ヒーローの元へいき、なんとか信頼を得て家政婦として働くようになり、でもあるきっかけで赤ちゃんが義理の息子の子供だとわかり、ヒロインに嘘をついたから出ていけー！と・・・。仕方なく出ていき、看護婦として働いていたら、ヒーローが現れてプロポーズ。 え・・・？ 恋愛の話だったの？ 甘い関係とか、2人の絡みとか全くなかったような・・・。 ヒロイン目線だから、ヒロインがヒーローを好きになってしまったのは気づいたけど、ヒーローはなぜ？ 途中の絡みがないのがちょっと悲しかったかな。

ほっこりするようなお話です。勿論この絵があればこそ。繊細で柔らかな絵がお話にぴったりで。表紙の絵を見て買いです。

遺児を届けるための旅で出会った彼は、噂ではひどい男でしたが、実際はとても愛情深く人でした。お互いの勘違いを乗り切りハッピーエンドとなりました。ヒストリカルの魅力たっぷりデス

ドラマチックで感傷的なストーリーはハーレーならでは。ただ、設定が結構庶民的な設定なので、一味違ってるのも、又良いです。優しさと温かさ、強さを併せ持った登場人物達にとても共感が持てます。皆が幸せになるのっていいですね。