レビュー一覧

現実的な話。内容が内容だから気軽には読めない。

私も虐待されていたので、親を殺したいと思う気持ちはよく分かる。ただ、子供の頃から虐待されていると誰かに相談するということも習わないからどうすればいいか分からないし、気が付いても見て見ぬ振りをする大人の方がはるかに多く、助けてもらえる子供は少ない。結局大人に助けてもらえないと、大人を信用することができない。だから、家出をして援交して稼ぐとか、違法な仕事を紹介してもらって稼ぐという子供がたくさんいて、騙されたり行方不明になってしまう子供もたくさんいるのだと思う。でも正確な数字は分からない。ぎりぎりの生活をしている子供は、きっとこのマンガを読むことすらできないだろう。この本のようにすぐに問題は解決するわけではないが、虐待されたたくさんの子供たちや大人になった被害者がセラピーを受けたり援助を受けたりできる社会になって欲しい。「虐待の連鎖」という言葉があるが、虐待された人がみんな虐待するわけではない。そもそも虐待されたことを知られると差別されるから、声を上げられない人がほとんどなのでどれだけの人が虐待されているのか分からないのが今の社会だから。

子を持つ親として考えさせられる漫画です。どの子も幸せになってくれれば・・と願うばかりです。

本当の虐待とはこんなものじゃない。誰にも救われずに亡くなる子供がたくさんいる事を全く描いてない。現実はもっともっと酷いのに虐待をこんな感動話で終わらせてほしくない。

児童福祉司になりたての新人がチャラチャラしててイライラしました。男の子はどちらかというと出番少な目です。

実際はこんな綺麗事ではないでしょうが、こういう漫画を通して、世の中の意識が変わり、制度が変わり、虐待で苦しむ人がいなくなるといいなと思います

子育て経験のある多くの人がわが子に対してイライラしたり、少し離れたくなったり、そんな経験あると思います。私もそうです。だから余計に心に響きました。「ちいさいひと」という呼び方についても。この漫画の内容は「そういう設定」ではなく、今日もどこかで起こっている現実なんですね

いつも、子供が危機一髪で助かる展開がわざとらしいです。他の人も言ってるけどリアルじゃないです。

現実の虐待事件はもっと悲惨です。漫画だから良いようにきれいごと並べて、感動をくいものにして「虐待」というテーマで読者を釣ってるようにしか思えない。たらたらと話をうまくまとめて書いて、最後は感動でおわりですか？ 虐待されて死ぬ子供は、現実的には死んでから発見されるという悲惨なケースが他いですが、この漫画は虐待されている子供が生き残るケースという展開でうまく纏めて書いてるようにおもえますが、そんなかきかたで何が読者につたわるんでしょうか？もうちょっと現実的な悲惨なケースを取り入れて、そこで読者に実際問題、児童の虐待事件がどれほど悲惨かを訴えるべきではないでしょうか？虐待されている子供が生きて助かるケースは僅かだと思いますよ。この作品にはそれが足りないと思います。現実的に虐待事件のニュースをもっと見て勉強するべきだと思います。虐待がテーマなだけに、きれいごとだけじゃ済まされません。

前作も全部読みましたが、今回も泣けました。頻繁に虐待のニュースを見かけるけど、虐待が具体的にどんな様子なのか、それを救うための仕事があるのかなんて、この漫画読むまで知りませんでした。本当にこれに近いような事が、沢山起きているなんて…衝撃的でしたが、なんでそんな事になってしまうのか、色んな事情があるけど、子供が親を慕う純粋な気持ちを忘れずに、明日からまた頑張ろうと思える作品でした。