レビュー一覧

ぐいぐい引き込まれます。絵もきれい。この作家さん、魅力的です。作家買いコンプリート笑早く次出てほしい！

続きが気になって仕方ない買って損はない作品

「式の前日」「さよならソルシエ」に続きこちらにも目を通しましたが、私にはこの作者様がそこまで力のあるストーリーテラーだと思えません。格好いいポーズ、セリフ、シーンを描きたいがためにキャラを動かしているため、血肉の通った人間を描写できないのがこの方の欠点です。郁未が鉄雄に心を許し口を開く場面、親を亡くし知り合いのいない地で心を閉ざした少年にしては随分軽い口調だと思いました。日常の描写などは生々しい空気を感じますしそれらのシーンは見るべきものがあります。けれど作者が経験していない、勉強していない部分は描写が非常に薄っぺらい。人の心の暗部を描こうとしても、それを直で触ったり味わったりしていないので上滑りした表現しかできないのです。なまじ普段のシーンにリアリティがあるのでそういう雰囲気で盛り上げて押し流そうとする場面は、粗として浮いて見えます。肝心の登場人物の気持ちを表現するシーンが、薄笑いを浮かべながら目を細める表情ばっかりでまたかと思ってしまいました。せっかく描く力があるのだから、この作者さんはもっと勉強するか、自分が噛み砕き切ったと言える内容の物語を描いて欲しい。期待を込めて星を3にします。題材はいいです。日常描写も。力量以上の背伸びするのだけが欠点です。

ドヤって感じの顔満載。描きたいシーンからストーリーを組み立ててるのかなと思う。

完結してからの方が絶対にイイに決まってる！と分かっているのに手を出してしまって後悔！続きが気になる！！早く！ジョバンニ3巻を…

辛口意見です。ごめんなさい。スタッフオススメの文面につられて読みましたが、大後悔。個人的な感想としては、かなり低評価です。セリフに頼りすぎているというか、イラストとのバランスに違和感が有りました。時々は良いシーンもあるものの、全体的にはコマの進め方が単調で粗い、展開が早すぎる、現実離れしているなど、作者の思いに付いて行けず、1巻読了。ざっくり言うと、人物描写と話が中2っぽい印象です。ローティーン対象なのかな。最近では優れた作品が多いので、わざわざ読む事はないと思ってしまいました。スタッフさん、ちょっと褒めすぎでは？？？

祖父の遺したチェロに魅せられてコンクールで賞を取るほどに巧い鉄雄。海難事故に遭い身寄りのなくなった郁未は鉄雄の家に住むことになる。そこで郁未が耳にした鉄雄のチェロが海の中で聞いた叫び声だった。誰にも心を開かなかった郁未が鉄雄とだけ話すようになり、鉄雄が欲していたチェロを理解して一緒に弾いてくれる相手になろうと練習を積む。半年後、郁未は鉄雄が祖父の家に遊びに行っている間に鉄雄が魔女と呼ぶプロチェリストが弾いていた曲を練習し、「魔女なんて大したことない」と鉄雄を喜ばせようとする。帰ってきた鉄雄の耳に聞こえてきたその曲はチェロ曲の中で最も難曲と言われている曲だった。たった半年で難曲を弾きこなしてしまう天才とチェロを弾くのが巧い凡才。二人のお互いに依存に似た友情は、「才能」という壁の前でどう変化していくのか…。切なく苦しいお話になりそうです。でも哲郎が見た成長した二人の幻影が答えになるんじゃないかと、願っています。作中に出てくる二人のチェリスト、レッサー・カーティスとジョバンニ・バッツォーニは「チェロよ歌え」という曲で共演してるヨーヨー・マとジョバンニ・ソッリマがモデルじゃないかな〜？って予想してます。どうかな？w

担当さん「ブロマンス」のカテゴリを作ってくださって本当にありがとうございました。まさに「ブロマンス」なこの作品。「天才」と「凡人」。「凡人」は天才の才能を幼さゆえに受け入れられず、「天才」は才能とは関係なく凡人を渇望しているがゆえに凡人と別離することに…。「天才」郁未が「凡人」鉄雄に執着するさまに胸を締め付けられる良作です。いま現在、個人的に「続編が気になってしかたがない　ベスト5」にはいっている作品ですので、打ち切りにならずに、作品が無事着地できるよう、ほかの皆様にも、リアルタイムで読んでいただきたい次第。

穂積さんの作品はアートとか感覚的なことを題材にしているのに軽くなくてとても良いです！

面白いんですが、もう完結はないと思いますので、これから読もうとされている方はストレスになるかと思いますし、あまりお勧め致しません。長期休載の事情も分かりませんし、もう描かれないのでは？と思います。四年近く休載ですからね。