レビュー一覧

王道を行く傲慢ヒーロー。仕方ない状況とは言え、誤解に誤解が重なっていく展開に引き込まれました。欲望に流されそうになりながらも懸命にこらえるヒロインに好感大！です。そしてついにヒーローが真相（と彼が信じていること）をぶちまけてヒロインを強烈に罵倒しますが、言い過ぎじゃない？と思うほどの強烈さ。ここでヒロインが茫然自失、ただ泣き崩れじっと耐える作品はよくありますが、このヒロインは一味違いました。爽快な切れっぷり（笑）「もっとやってやれ、そんなヤツ許さなくてよろしい！」と思わずこぶしを握りました。素敵なハッピーエンドではありましたが、もうちょっと傲慢君をヘタレさせてからでも良かったのに（笑）

王道の傲慢系ギリシア男の、誤解と思い込みによるお話。すぐには許さないヒロインがよかった。やっぱり自分できちんと仕事や夢を持っているのって大事。

出会う前からヒロインを悪い女と思い込んでいるヒーロー。でも惹かれてしまう。ヒロインに対しての誤解がとけた瞬間のステージは読み応えがありました。桜屋響さんでコミカライズされますね。そちらも楽しみです。

誤解したヒーローから罵声を受けた時のヒロインの行動がかっこよかったです。

サンプルをよんで即買いしてしまいました。次はどうなるんだろうとハラハラドキドキ。オペラを使ってドラマチックに盛り上げているのもいいですね。また恋愛中の二人の楽しい気持ちがこっちにも伝わりよかったです。

確かにハーレクインらしいストーリーでした。ですが、ヒーローとヒロインの心の葛藤部分が なんだかしつこいカンジがして読後 疲れた感がありました。オペラの世界は よくわからないけど‥なりすましていた事実を そこまで隠す理由もイマイチ 説得力に欠けてるような？逆に 地道な努力、少ない活動資金などの理由から そうしてるんだから立派だと思うのは私だけ？

私にとってのHQ王道パターン。お金持ちハンサムのヒーローが勘違いからヒロインに近づいて誘惑しようとするが、本当に惚れたところで、策略がバレ、傷ついたヒロインに突き放される流れ。かと言って、ヒーロー近づいて本当に楽しそうだし悪いライバルも出てこない。ヒーロー言い放っちゃった、てところからガラガラと崩れますけど。ひとつ気になるのは、確かヒロインって、ヴァージンじゃなかった！？というとこ。何も触れられなかったけど…。

コミックは絵が綺麗だし面白かったのですが、原作はヒーローの心情が延々と続いて少し飽きてしまいました。ヒロインがそこまで自分を偽る理由もあまり共感できないしコミックのほうがおすすめかな。