レビュー一覧

最高でした。前巻である「パラスティックソウル〜はじまりの章〜」で、短編たちは完結していたものの、「それぞれの登場人物はどうなったの!?」に美しいエンディングを見せてくれました。「はじまりの章」のプロローグで不思議な薬を手にした、一見全然関係なかった人物たちが、きれいにひとつの世界でまとまっていく様は感嘆ものです。出てこないCPがひとつだけありますが、まぁあの二人ははじまりの章でラブラブで終わったということにしておきましょう(笑)それでもこの続編の素晴らしさは変わりません。はぁ・・・大満足です。これは短編集というより、主人公がたくさんいる長編小説として捕らえた方がいいと思います。どうぞ皆さまお幸せに！誰もが認める最高の結末だと思います。

「はじまりの章」は物語が短編的につづられているのですが、どの物語も繋がっており登場人物の人間関係をしっかり覚える感じでしたが、この「おわりの章」でしっかりそれぞれの物語が、しっかり絡み合い幸せがつづられています。「はじまりの章」で切ない感じになって読み続けるのが辛いかもと思ってましたが、読んで良かった！それぞれの幸せが詰まっていました！ＢＬではないけど、スタンリー良かったねと思わずにはいられません。　1つ残念なのは、他の方もレビューで書かれていたのですが、１組だけ書かれていないカップルがあったので。。。その後が一番気になるのにーと、続きを書いて欲しいです！！　大げさかもしれないけど、自分の人を好きになる価値観とか考えさせられました。パートナーに優しくしてあげたいと思えるお話でした。

はじまりの章・おわりの章ともに紙書籍で購入。ソフトカバーだったので買うのを悩んだのですが、買ってよかった作品です。5歳児程度の知能しかない少年と、人間並の知能のある老犬の話が記憶に残りました。今は文庫化されてるので、加筆とか短編があるなら、そちらの方がいいのかな…。