レビュー一覧

オメガバース物が嫌いです。どうせαとΩが番になってセックスしまくる日々を描きたいだけだろうと、それを描きたいがために人の設定引用するところが気に食わなかったのです。どうせ番になってセックスするだけの描写なら、設定も一から練ってそれを説明しながら両想いにすればいいのに、それこそが物語を描くという事なのに！！と思っていました。今世に出ているオメガバース物は前述通りの設定練るのを投げた奴らが引用して楽してるだけというのが大半なのでしょうけれど、中にはこの作品のように素晴らしい物もあるのだと気付かされました。何せ巻末に記載されている参考文献の量が一巻完結のＢＬ漫画にあるまじき量なのです。そしてその文献から得た知識を漫画に上手く織り込んである。オメガバースという設定を引用したのはオリジナル設定を説明する手間を省き、変わりに文献の内容を読者に説明するためだったのだ、と思うととても納得できます。オリジナル設定でオメガバースのような事をすると説明だけで二、三話必要になるためです。オメガバース嫌いでも引用が許せるぐらい、充実した内容でした。昨今に良くある時代物と言いつつ時代背景を無視していたり、弁護士検事警察etcが出ているのに職の色が全く活かせていない作品とは一線を画しますね。現代のＢＬ漫画でこんなきちんとした物は久しぶりに見掛けました。――ですが、だからと言って、というよりだからこそ以前より一層気軽にオメガバースに手が出せなくなりました。冒険の多いジャンルですが、この作品だけは強くお勧めします。

好きな作家さんのオメガバースだからどんなんだろーと思って借りてみました。Ωが発情期迎えてα達が襲ってくる…！みたいなのが定番だと思ってるんですけどね、そういう感じでは無いです。恋愛モノです！好きです！ついでに年下ちょいヘタレ攻め×クール男前年上受けって感じです( 笑 )Ωが男らしくて素敵です。有言実行してみせるっていうね！この世界観に対して未来が明るい感じに終わって良かったなぁ。

えろくてせつなくて好きですデモンストレーションオメガバースっていうのは好きではない〜なんじゃいオメガバースって

作者買いです！過剰妄想~が色々衝撃だったので、オメガバース設定でいったい何が起こるんだ…？！と思いながら読み進めると、ちょっと拍子抜けするかもしれません(笑)。でも普通に、ほっこりとする、とても純愛なお話でした。読んで良かった！βの主人公(受け)って珍しいような気がします。βとして仕事を頑張っていたら、とあることをきっかけに…？というお話ですが、結末が想像できても、そこまでに至る葛藤や攻めとくっつきそうでくっつかないもだもだ感とか、好みでした。ぴい先生の描く身体付きと唇、伏し目がちな目が大好きなので、それもしっかり堪能。オメガバースだからこその幸せなラストもいい！すべてが明かされてからまた読み直すとよりきゅんとして、何度も読み返しています。

ぴさんは、過剰妄想少年でファンになってしまい、今回作者買い。だけど、う〜ん。あの妄想少年１巻で短いストーリの中にも萌えポイントがぎゅっと詰まってて何度も読み返しちゃうくらいはまったのに、2巻は若干失速。（ドエス攻めは常に余裕でいてくれた方が個人的に萌え）そして、今回。α、β、Ωという設定はよかったが、それがうまく発揮できていなかったような。年下攻めでなおかつ小さい時に運命の出会いをしていたなら、むすばれることのない、αとβだけど、βに猛烈アタックわんこ攻めに、βは戸惑いながらも自分と葛藤して最後に、Ωに突然変異して的な感じにした方が個人的には萌えました。次回作に期待します！

作者買いでした…が、読後感は良かったです。オメガバース、てなんぞや？だったので、頭の注釈(？)を読み返し読み返ししながらのため、初めの方は面倒でした（その点は、紙の方が良かった）。途中で諦めて(苦笑)読み進めたのですが、「システム気にしなくてもいける！」となり、二人の感情とか雰囲気と絵に没頭してアッという間でした。※展開が速い、大コマ多数という訳ではありません。妄想少年の変態さはありませんが、大人のジレンマとピュアさにヤられた感。エロさより段階を踏んでいくのが大丈夫な方なら楽しめると思います。48ｈチケがあったら良かったな〜、とも思うので☆4ですが、この作者さんが好きなので買って良かったです。

今まで読んだオメガバースの中で一番面白かった！ベータからオメガになるって設定が新しいですね。こういう運命のつがいもありかとびっくり。最後、２人が幸せなのもわかってよかった。私の中ではオメガバース史上最高のハピエンです。

オメガバースの世界観が元々好きで、何となく買ったのですが当たりでした！！と言うかぴいさんの作品なのですね。前作は変態って感じで大好きでした（笑）絵がキレイなのはもとより今回のお話は責めの一途な感じとか、元々Ω嫌いだった葛藤とか、Ωの発情期の性に抗えない感じが堪らなく好きです。

甘々で、愛されてていいなぁ〜と、ただただ思うのです。『過剰妄想少年』が好きで、チョッと変態ちっくなところに惹かれて、これはどうだと借りたのですが、ヒート時は少し、ほんの少し変態ちっくな執拗さを感じましたがやっぱり甘々。本編その後も甘々で、チョッと胸焼けが、笑。

作者買いであさっていて、ジャンルを気にせず買ったので、おそらく初めて読んだオメガバース作品です。当初は冒頭の設定資料の多さに度肝を抜かれました。この作品を読んだあと、他のオメガバース作品を読むことがありましたが、今になってこの作品のレビューを書こうと思ったのは、この作品がとても緻密で高尚だと改めて思ったからです。αとΩが番を見つけて〜、発情期にあてられて〜、当て馬で終わりがちなβ〜、という一辺倒なオメガバースではなかった。この作品がオメガバースデビューでよかったな、と今になって思います。