レビュー一覧

10巻になるのに、中身が薄まることなく毎回どの話も充実しています。綿密な取材に裏打ちされた、ストーリー展開がこの作品の見どころなんだと感じています。買って損なし。

ドラマが大好きで漫画もいつか読もうと思いながら購入せぬままでしたが、１巻無料につられ勢い付いて全巻大人買いいたしました！私はドラマから入ったのでこの登場人物があの俳優さんになったのかと答え合わせのような読み方も出来て楽しかったです。とにかく主人公の心ちゃんが可愛い！五百旗頭さんはカッコいい！絵は癖があるので好みが別れるかもしれませんが、キャラも立っているし躍動感があるしクセになります。ストーリーもいくつかのエピソードが平行しているのに読みやすいし、ちゃんと登場人物に感情移入もできます。１巻読んで引っ掛かった方は一緒に９巻の発売を待ちましょう！

制作や販売の現場を題材にした作品には３つのパターンがあると思います。買う側の人に伝えるために作られたもの、はたらく人を癒すために作られたもの、目指す人を応援するために作られたもの。「重版出来！」は買う側の人である読者に出版業界の内側を伝える作品だと思いました。マンガ家と編集者以外にも様々な立場の人が登場しますが、一人一人についてはそれほど深く掘り下げていません。読者が日々不満に思ったり不便だと思ったり、むしろ当たり前のこととして見過ごしてしまっていることに関わる人たちを紹介して、それらを全部ひっくるめてマンガや雑誌を楽しめるようになればいいよね、という作品です。残念なところは、第１話で思いっきり損しています。第１話の流れやエピソードはその後の展開に大きくかかわらないし、主人公の自己紹介としてもピンときません。１巻無料の期間中は途中の話から読んでみて買うかどうか決めるとよいと思います。この作品は第３話ではなくて第２話を無料サンプルにすればよいですね。

……お噂は聞いておりましたが、ここまで面白かったとは。小熊ちゃんの情熱がまぶしかったです。そして、心の底から元気づけられました。「重版出来！」、読むことができて本当に良かったです。この作品を世に出してくださって有り難うございました。

社長さんの人生がすごい…書物が、活字の世界がその人に人間らしさを与えるという話が心に響いてきました。また書店、編集、営業とチームを組んで一つの作品を世に送り出そうとする情熱が読んでいるこちらにも伝わり本当に熱い漫画でした。

漫画家が主人公の「バクマン」も大好きですが、編集者が主人公の「重版出来」も面白い。いずれも「才能あるが常識が乏しい個人事業主の漫画家」と「常識があり会社組織の理屈に縛られる編集者」との葛藤や漫画愛とが深い人間ドラマになる。「バクマン」は恋愛要素やヒット作品の創作過程の描写が強く、「重版出来」は書店関係者も描かれて単行本販売を巡る営業ドラマがあるなど両者を比較するのも楽しい

面白い、の一言です。なので、周りにもオススメしてみます。ドラマも見てみたくなりました。

ドラマを先に見て原作も読んでみたくなり読みましたが、面白いです。巻がすすんでもお話しがダレることなく楽しめます。

面白いです、とても。本当に良作ですよね。私も初めはドラマから。とても興味を持ちコミックも読んでみたらコミックが良かった。おススメです。

最新12巻では各キャラクターに勢いに加えて深み厚みが増してきて、群像劇としてますます面白くなってきていると感じました。人の機微を丁寧に追っているので読み返すたびに発見があります。12巻では、「昔は仕事ができたのに上に行って変わってしまった上司」と安井さんの対比を再読で発見しました。プロットの周到さに改めてほれぼれします。次巻も楽しみ！