レビュー一覧

主人公がかわいそうでキュンとなっちゃいました。せつないお話しが好きな人におすすめです。何度も読み返したくなる作品です。

9チケットで高いけど、買って良かったです。転生ものです。ヒロインは悪役令嬢で、ヒーローは婚約者の王子様。庶民だった少女が貴族になり、ヒーローとお互いに惹かれ、ヒロインは本来嫌がらせをして嫌われるという話をヒロインが嫌がらせはプライドが許さないと凛としています。でも心では『好き』『私を好きじゃない人なんていらない』と揺れます。時は残酷で作品内のゲームの内容通りすすんでいくけれど、令嬢として立派にたち振る舞っているヒロイン、でも心のなかでは年頃の女の子です。ヒーローもヒロインに嫌われまいと頑張りますが空回り気味です(笑)面白かったですよ！

イマイチ。主人公は態度も考え方も清々しく好感が持てたけど、ヒーローの王太子がヘタレでイライラした。ゲームヒロインの庶民押し売り娘が実は性悪だって気付いてるのになんでキッパリ拒絶しないんだ!?と、言い訳ばっかしてる様子は笑えるより呆れが入ったし、主人公に誤解させて喧嘩したのに仲直り後も自分の現状を伝えず黙って行動してるしで、あ、これはバカ王子だとがっかりした。後、娘の幸せを一番にとか言いつつその娘の意思を無視して他の男をあてがおうとする親父はクソだ。そのお陰で主人公が襲われたシーンはやたら描写が長くて吐き気がした。終わりも中途半端で結局ゲームヒロインの女の子がどうなったのか、主人公たちの破局説の噂はどう終息させたのか、解決しないまま終わってしまった。

えっと…読んでてあまりにも主人公に呆れてしまったので、途中で読むのをやめたくなるくらいでした。もう最後のパートは流し読みです。評価が高かったことに騙されました。こんなにもヒロインの勝手な自己解釈と暴走妄想に苛立ちを覚えたのは久々ですね。個人的にはヒーロー側にそこまでの落ち度はない気がします。序盤で誤解をきちんと解消してますし。反対に、ヒロインが勝手に悲劇のヒロインになることを望んでいるのか、自らわるいほうへわるいほうへと行動しています、後半の行動は本気で理解できないです。あれだけヒーローとさんざん愛を確かめ合ってるくせに、何かにつけてすぐ不安になってその愛を信じられなくなる、これはもう病気です(作者の方のあとがきにも書いてありましたが、やはりそんなことで片付けられないです)。ゲームの流れは変えられないからと不安になって、その運命を自分の力でまともな思考でどうにか乗り越えようとする気概が全く見えません。ただただその場限りの行動であとは周りに流されてるだけ。タイトルの「諦めようと思う」ってなんだよ、全然そんな軽い感じじゃないよね。そもそもまったく諦めてないしね。もはや相手が恋敵とくっついてほしいのか？と思うくらいです。行動の遠回りぶりに吐き気さえします。単調な話に山を作るために、あえて一波乱起こそうとする書き手側の意図も感じますが、そこへ持っていくまでの話の作り込みがかなり無理やりすぎてイライラしてストーリーに同調する余地がありませんでした。各脇役の行動にもちゃんとした芯というか軸もなく、？？と感じるところがいくつかありました。久々にレンタルしたことを後悔しました。

ゲームの世界に転生という設定が好みでないので読んでいなかったのですが、これは面白かったです。何よりヒロインがいい!! 誇り高くて健気で、とても魅力的。ヒーローがベタぼれなのも納得でした。ヒーローは皆さんの感想でヘタレだと書かれていましたが、本当にヘタレでした(笑)。でもそれもこれもヒロイン大好きな故と思えば微笑ましくもあり。最後にはきっちり締めていたのでやるときはやるのねと安心しました。

え、あ、……え？という終わり方でした。＊＊＊＊＊(以下、ネタバレ注意)＊＊＊＊＊具体的に言いますと、キス&タッチ以上の進展はなく、結婚式まで行かず、危機から脱してパパンに怒られている最中でのエンドです。恋愛小説としての一番の見せ場は、仲直り直後(中盤)の丘デートの場面でしょうか。ゲーム上のヒロインは素で性格ブスですが、特に痛い目を見る事もなく、自然消滅の形で退場という流れです。断罪はありません。攻略対象は王子様しか登場しませんし、一番の悪役が間男(モブの商人)なので、乙女ゲームをテーマにする意味があったのか、ちょっと疑問です。序盤、主役ふたりの視点で同じ内容の話を書いていて、ここを全く削らなかった為に物語その他諸々が中途半端になってしまった印象です。…とは言え主役達の葛藤や、物事が上手くいかなくて空回りする人間らしい描写等は素敵だと思いました。もしも2巻、3巻と続くお話だったならばテーマや展開、キャラ等の設定も深く掘り下げられて面白くなっただろうなぁ、と思います。心情的には3.5ですがおまけで☆4になります。

主人公のみのストーリーかと思ってましたが王子目線のお話がありとても深く読めました展開が焦れったい場面もありましたが面白かったです♪

乙女ゲー転生物の設定を生かした良作。ヒーローがヘタレなのが少々気になるが、乙女ゲー世界そのものが「ゲームヒロイン」に都合のいいように事象をねじ曲げてヒロインを苛むというストーリーには、このくらいのヘタレの方が無理が無い。

序盤、運命を受け入れるヒロインが とてつもなく切ない。が、視点を変えるとこんなにもすれ違うのだと 感心しました。何度も読み返しています！

ヒーロー目線が多く書かれていてモヤモヤがスッキリする構成です！ヒロイン側の執事のキャラも良いですね！ヒーローに冷たくズケズケ言っちゃうあのキャラ笑 ヒーローの妹も負けず劣らずズケズケ言っちゃいますのでお互いの気持ちがダダ漏れする場面はスッキリあいます！欲を言うなら後日談で甘々生活を見てみたかったです〜✨