レビュー一覧

陸上について、結構マニアックに描かれている漫画。青春時代を思い出します！

気がついたら北崎作品はほとんど読み終えたが、実際この人天才なんじゃないかと思う。三角関係のラブコメ一本槍でありながら、マンネリ化せずに毎回読者を惹き込む力のある作品を続々と創り出してくれる。そんな北崎作品の初期に当たる「なぎさ」だが、すでに「クピド」につながる設定は萌芽している。主人公なぎさの「トンでもない陸上競走能力」がそれだ。なにしろクツが脱げようが途中で転ぼうがスタミナが完全に切れようが、「まーくん」の声一つで完全に蘇り、瞬時にトップを奪い返して優勝する超人。少年誌ということもあったのかも知れないが「三角関係」の方は深い掘り下げがなく、むしろなぎさとの関係を強固にする程度のスパイスにしかなっていないが、結果的にはウダウダする関係を読まずにまっすぐになぎさとの恋愛話を楽しめる。恋人との関係の発展を望みながらイライラする役を男性ではなく女性側に持っていったところが最大のポイントだ。ただし、恋の仕方がピュアすぎて、何度も読もうという気にはなれない。完全に忘れた頃また読んでみたくなる・・・・かもしれないな。

画風が気にならなければしっかりとしたストーリーでいいと思います。

陸上を舞台とした青春ラブストーリーです。陸上も恋もよくお話しが作り込まれていて楽しいです。

非常に面白い作品でした。スポーツ物語としてもとても優れており、又男女の青春の要素においても良くできた漫画です。