レビュー一覧

名作。美とその価値を敢えて贋作というスタンスから問う意欲作です。手塚治虫の「ブラックジャック」美術版といったところです(そう言えばフジタのしゃべり方はブラックジャックに似てますね)。コンセプトも良いですがこの作品は魅力的なキャラクター達にも彩られています。膨大な美術知識と共に織り成される目まぐるしい展開に没入出来る事受け合いです。アニメ化もされているん「ですぜ！」

言わずと知れた細野不二彦氏の打ち建てた金字塔であり氏の最高傑作です。以前に漫画喫茶で全巻読んで以来いつかは揃えようと思っていたのですが、なにせ巻数が多いので置き場所が・・。しかし電子書店の登場で大作もためらいなく購入できるようになりました。いい時代にになりましたね。作品の内容は芸術を素材にした人間ドラマで、美術品が主であったり人間が主であったりします。コメディタッチでありながらダークな場面や世界も描かれます。細野氏の作品は脇役が非常に魅力的ですが、本作に登場する翡翠と瑪瑙のコンビは必見です。藤田とサラと正義の味方「美術界のジャンヌ・ダルク」こと三田村館長の微妙な三角関係も見所です。読み返しがきくので好きな回は何度も読んでしまいます。

先日書店にて周刊ニッポンの国宝を買い求めたところこの本を無料配信中とことで無料で読んだところ.美術の裏側をかいまみることができ大変面白く読みました．日本の作品のお話もぜひお願いします

藤田の過去のエピソードが描かれていて面白いです。

コロナ禍はギャラリーフェイクにも影響を与えてきました。他にも現実の国際問題と絡めた話題もあり、でもほっこりニンマリするお話もあり「あたり」な巻です。

凄くいいお話しです。真実の美とは何かを考えさせられる。贋作でも真作でも、自分が心からいいと思えるものが自分にとっては真作なのかなぁ。主人公が、むやみやたらに高額で販売せず、本当に価値が分かる人に贋作として安価で売るところが芯があってかっこいい！

非常に広い分野の絵画、彫刻、ブランド、アンティーク、時計、車、オペラ、建築。歴史を感じさせ、異文化の違いを細かく描かれています。騙し、騙され、本物を増やし、盗品、贋作を億単位で売る。想いの詰まった数々の思い出エピソード。人間関係のドラマを交えた完成度の高い作品！この本を読んで芸術、ブランド、車に興味を抱いた方は多いと思います。自分もギャラリーフェイクを読んで時計が好きになりました(笑)この作品は時を刻んでも色褪せない魅力が有ります。蟹炒飯は美味しい！！

5巻まで無料だったので読みました。昔紙媒体で読んでいたのですが何度読んでも面白い作品です。贋作か真作かというテーマもですが、学芸員や画商など芸術を扱う人間たちを巡るドラマにも惹き込まれます。

絵には詳しくないけど海外も含めて美術館等が好きなので楽しく読みました。ほとんどが一話完結なので読みやすいのも良いです。

美術のお勉強になるし、なによりストーリー展開が面白いのでぐいぐい引き込まれます。この作品を通して知ったアート作品は数知れず。大人が楽しめる傑作漫画です。