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これでいいのか富山県 レンタルラベル

これでいいのか富山県

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全国の人が思い浮かべる富山県のイメージとは何だろう?
通な人なら「薬売り」「蜃気楼」、一般的には「富山湾」といったあたりだろうか。

いずれにしろ富山県には「これ!」といったウリやインパクトが無く、全体的にパッとせず地味な県という印象が強い。だがその一方で「住みやすい」という、傍目から見ただけではわからない強味もある。

富山県は同じ北陸の福井県、石川県と並んで「幸福県」のひとつに数えられている。幸福県とはいわば「恵まれた自然環境の下、住居・労働・教育などの都市機能が整備されている県」のことを指す。富山県は、立山連峰や富山湾な どの豊かな自然環境があり、水が豊富で食べ物が美味い、災害が少ない、交通インフラが整備されている、土地が安くて持ち家比率が高い(全国トップクラス!)などなど、その居心地の良さには確かに太鼓判を押せる。

ただ、幸福県だからといって富山県が発展しているわけではないのがミソ、だったが、2015年の北陸新幹線開業で風向きも変わってきた。
富山県は外部から多くの人や企業を受け入れることになったのだ。だが、コンパクトシティの流れが加速している富山市は、富山駅前に続々とホテルが建設され、観光客も多く勢いも感じるが、中心市街地の総曲輪はその波に乗り切れていない印象。
高岡は新幹線駅である新高岡駅と、高岡駅を玄関口とする旧市街地の連携不足のせいで衰退を余儀なくされている。さらに県の二大都市以外の街は、どこもかしこも古いままであまり変わり映えがしない。余計なお世話だろうが、時代に合わせて変えるべきところは変えないと、廃れていくばかりだろう。
そんな富山県に気になるニュースも飛び込んできた。あるインターネット調査の幸福度ランキング(2019年)で、いつも上位の富山県の順位が意外なほど低かったのだ(23位)。

本書は先の新幹線効果の現状や、呉東と呉西それぞれの問題点を通して、幸福県・富山県の実情を炙り出していく。是非最後までお付き合い願いたい。
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これでいいのか新潟県

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本書は2012年10月に刊行された『日本の特別地域特別編集38これでいいのか新潟県』の原稿に加筆と訂正を施し、さらに新たな書き下ろしを加えて文庫化したものである。

さて、今回のテーマである新潟県。ヨソ者の多くは「新潟県」というワードに豊潤で甘美な響きを感じ取るかもしれない。その理由は美味なる食の数々にある。
新潟といえば日本一の米王国にして、その代表品種「コシヒカリ」は絶対的なブランド力を持っている。また新潟といえば地酒。
米どころは得てして水も清冽だから酒どころとなるが、新潟はその気候も酒造りに向き、総じて淡麗で上等な酒ができる。
さらに酒が美味ければ肴もとなるが、長い海岸線を有しているので多種多彩な魚介が揚がり、背後に連なる山々からも豊かな恵みがもたらされる。
そんな美味い地酒と山海の幸を名湯と共に味わえば気分も最高。まさしく新潟は豊穣の国、この世のパラダイスのようである。

しかし、そんな新潟からどんどん人が減り続けている。豊かな県なのになぜなのだろう?おそらくヨソ者が新潟に感じる好印象とは裏腹に、県の内側には大きな問題が潜んでいるのではないだろうか。

新潟は古くから人材流出県ではあった。もともと新潟県には驚くほど多くの人がいた(明治初期の人口は全国1位)。
やがて大量の出稼ぎで人が流出。さらに上越新幹線や関越自動車道など首都方面への高規格インフラの開業で、多くの若者が新潟を出ていくことになった。
こうした構図は東北も同様だが、田舎から人が出ていく要因は、いつの時代でもまずは「職が無い」こと。そして現代の若者に多いのは「大都会への憧憬」である。
つまり、新潟県内には美味い飯や酒はあっても雇用が不足し、政令指定都市はあってもそれは東京に比肩し得る「魅力ある都会」ではないのだ。
ただだからといって手をこまねいてばかりでは、高齢化や過疎は進み、県内はどんどん衰退していくだろう。

本書では新潟県を構成するさまざまなファクターを丹念に分析。
さらに各地の問題点については現地に赴き、調査・取材を基にその真相や真実を明らかにした。
これを読んでみなさんはどう感じるだろうか?最後までお付き合い願えれば幸いである
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これでいいのか北海道 まちの問題編

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北海道には、関東、東北といった地域がよってたかってもかなわない広さがある。
広いがゆえに、それぞれの土地にそれぞれの個性があり、独自の魅力や長所がある。
だが一方で、困った現実も多々存在している。
札幌では、大規模な再開発に北海道新幹線の延伸といった明るい話題の裏で、人口減少と経済の低調という危機に直面している。
観光都市として伸び悩み、嫌な事件で脚光を浴びてしまった旭川。
外国との微妙な関係がクローズアップされる根室や稚内。
夕張を例に出すまでもなく止まらない衰退にあえぐ街も多いが、なかには苫小牧や帯広など意外に活気が富む街もある。

本書では、広大な道内の各地で噴出しているさまざまな問題や面白い取り組みを取り上げ、解説・批評していく。北海道の今を見つめ、全道の未来を探る渾身の一冊
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これでいいのか石川県

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北陸新幹線開業で絶好調の金沢市。白山市や野々市市は住みよい街ランキング全国上位と勢いのある石川県のリアルな現状を暴く!
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これでいいのか千葉県

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千葉県の新旧住民の生態や、房総を中心に各地域の問題点を取り上げる他、関東のライバル・埼玉県との比較を自虐まみれに論じた一冊。
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これでいいのか宮城県

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宮城県はおよそ東北らしくない県である。

東北人気質といえば、口下手、根暗など、あまりスマートではない。
対して宮城県民は流行に敏感、個人主義でプライドも高いと華やかだ。
こうした同じ東北人にしてあからさまな気質の違いには、歴史と仙台の存在が強く関係している。
伊達藩では華やかな気風が領内に行き渡っていた。農民にも比較的自由が与えられ、それが人々の独立心や気位の高さを育んだ。
そして明治以降、仙台は東北の中心都市となり、宮城は東北6県で格上の存在と見られるようになった。
というわけで、宮城における仙台の存在感は圧倒的だ。
県内は仙台とその他で二極化され、優遇されるのはいつも仙台。
ただそんな過剰な一極集中により、県内の地域間格差は確実に広がっている。

本書は宮城県内の不公平感にスポットを当て、仙台市以下、仙北、仙南、そして復興続く三陸のさまざまな問題点を取り上げ、伊達イズムが根付く宮城県の本質を暴き出す!
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これでいいのか岩手県

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岩手は人も歴史も「我慢」が特徴の県だ。

昔から当地の支配者は中央権力に抵抗し続け、住人は厳しい自然に立ち向かってきた。
現代においても東日本大震災では多くの県民が我慢と苦労を強いられた。
そんな苦難を「岩手民族」は忍耐と不屈の精神で乗り越えてきたのである。
というわけで、県民は団結力が強そうな印象だが、そうでもないのが岩手の不思議なところ。
県土が広く山や高地ばかりの地勢もあって、昔から地域間の交流が少なかったのがその要因だが、歴史的な反目もある。
北は旧南部藩領で南は旧伊達藩領。犬猿の間柄ともいわれた両者の遺恨は現代にも燻り続け、加えて南北の経済発展の違いで生じた格差も対立感情を助長しているのだ。

本書は我慢強くコツコツ堅実な岩手県民の本質、地域間の対立感情、さらに三陸の復興の現状など、岩手を多角的に捉えながら、岩手の本当の魅力と進むべき道を探っていく。
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これでいいのか長崎県

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長崎県とはいかなる県なのだろうか。そのイメージはかなり良い。長崎県以外の九州各県は、それぞれ特徴がありつつも、イヤなイメージが思い浮かんでしまうところも多々ある。
九州の顔ともいえる福岡は、その治安の悪さ(という先入観)から「修羅の国」なんていわれたりするし、その他の県はともかく田舎扱いである。

その点、長崎県はハイカラ、オシャレを筆頭に、海産物やら異国情緒やらに加え、長崎最大の悲劇である原爆投下も、復興を成し遂げた事実から長崎に好意的な見方をもたらすひとつの要素となっている。

このイメージの良さは、ひとえに歴史と地勢に基づいている。長崎の地は古くから海外への玄関口として機能した。
大陸、特に朝鮮半島を経由せずに直接中国へ向かう「南路」は五島列島経由だったし、ヨーロッパ諸国との本格的にな接触は、平戸や長崎を拠点として盛んになった。
特に長崎は、江戸時代を通してほぼ唯一の国際港となり、海外の先進知識の集結地となっていた。

これにより、長崎には異国情緒あふれる街並みが形成され、閉鎖性とは無縁の開放的な気質が生まれたとされている。異国の文化があふれ、開明的で自由闊達な人々、そして広い世界に繋がる紺碧の海などなど。
長崎には明るくオシャレなイメージを喚起させる要素が満ちている。

しかし、このイメージはほとんど長崎市とその周辺のもの。実際の長崎県は、外から見るよりもはるかに複雑。そして統一感などまるでない。
長崎はもともと、天領(幕府直轄地)や小藩が林立していたため、各エリアごとに独立性が高く、まとまりはすこぶる悪い。
このため「県」としてよりも各地域ブロックごとの結束が非常に強く、平成の大合併にあたっては、ブロックごとによくまとまり、日本一の市町村減少率を記録した。

しかし、細かく見ればその過程はしっちゃかめっちゃか。今も合併時の不平不満は根強くくすぶり、マグマのごとくうごめいているという。
開放的で進取の気性のイメージからはほど遠いこの現実。
実は長崎県も、一皮むけばただのローカル県に過ぎないのかもしれない。

我々は、長崎県が置かれている現状と課題、その真の実力と弱点を探るべく、新たに県内を歩き回り、多くの資料を検証した。
そこでみえてきた本当の長崎県とはいかなる姿だったのか、ひとつひとつ解き明かしていく。
豊かな歴史と気風に恵まれた長崎の今を、ぜひ共に見つめてもらいたい。
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これでいいのか北海道札幌市

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大人気! 累計100万部突破地域批評シリーズ! 北海道札幌市発売!

長らく札幌市は「すでに滅亡している」といっていい状態だった。

人口は増えていても経済は沈みっぱなし。それでいて「まぁ大丈夫」と市民は札幌生活を楽しんでいた。
その快適さの魔力に安住し続けてきたのである。しかし、そんな札幌にも変化の時がやってきた。
北海道新幹線の札幌到達が近づき、都市中心部の再開発は活発だ。さらに2030年冬季オリンピック招致を目指している中、突如降って湧いたように2020年東京オリンピックのマラソン・競歩会場が札幌に決定。のほほんとしていた札幌も往年の勢いを取り戻しつつあるように見える。

だがそこは札幌。イマイチ信用ならないのも事実。本書は変化に揺れる札幌の、隠された実力と課題を探りつつ、変わりゆく北の雄の未来を探る一冊。
これでいいのか大阪府大阪市 レンタルラベル

これでいいのか大阪府大阪市

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2025年万博が大阪に決定し、これから大阪の逆襲が始まろうとしている。最新の情報満載の大阪の課題をまとめた一冊。
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これでいいのか佐賀県

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絶好調の福岡もうかうかしていられない佐賀の逆襲策に迫る。

観光大国となった日本の中で、佐賀県に海外からの観光客が押し寄せているのだ。
思えば長らく、佐賀県は「イメージすら希薄」な土地だった。九州の「首都」である福岡や、維新の鹿児島、出島とハイカラな長崎と、九州の各県はそれぞれが強烈なイメージを持っているのに対し、佐賀県はそうしたものが誰にも意識されてこなかったのだ。
だが、佐賀県は地味なだけの田舎ではない。
吉野ヶ里に代表されるように、古くから文明が栄え、明治維新に際しては、中心的な役割を果たした「薩長土肥」の一角であり農業生産力は九州でもトップランクだ。そんな佐賀県は今、ついにその実力を遺憾なく発揮し始めた。

何が佐賀を変えたのか、いや本当に変わったのか。
見直されつつある佐賀県の真の姿と魅力を探ることにしよう。
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これでいいのか山口県

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山口県民は自尊心が強い。
そうした気質を人々に芽生えさせ、かつ山口の地をドラスティックに変えたのは明治維新である。
近代日本の立役者となったのは「薩長土肥」の4藩とされるが、なかでも長州藩は新政府内で重要な役割を果たし、薩摩藩と共に主導的な立場に就いた。
そのときから築き上げた「長州閥」と言われる政治勢力は厳然たる力を持ち続け、山口は多くの人材を政治の場に送り込んだ。
そんなわけで山口県民は「自分たちが日本を動かしてきた」という意識を持つに至ったが、維新の原動力となったかつての革新的気風はどこへやら、今や国内屈指の保守県と生まれ変わった。
そしてその保守的で中央志向の気風は、山口県衰退の要因にもなっている。

本書ではそんな理想と現実のはざまで揺れる山口県の実情と問題点を探っていく。
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これでいいのか北海道 道民探究編

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北海道に暮らす「道民」とは、どんな人々なのだろうか?
ただ道民と一口にいっても街や地域によって、その特性には違いがある。
のんびりとした雰囲気が漂う中心都市の札幌。
対外関係にピリピリした稚内や根室。
伝統と歴史がある松前や函館。
独自色の強い日高、十勝、網走。
急速に発展と衰退を繰り返す旭川、留萌、中標津など、それぞれの土地に生きる人々は、その土地の風土になじむことで、独自の性質を育んできた。
またそれと同時に、全道に共通する「道民性」があるのも事実。
本土と北海道の気候や風土、そして歴史の違いは、北海道に共通する気質を育んできたのだ。
本書は、北海道の成り立ちと歴史から、今の北海道に暮らす「道民」の真相を探求していく。
知ってるようで知らなかった道内各地の人々の気質と、道民としての意外な共通点とは!?
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これでいいのか福井県

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福井県は確実に「超マイナー県」だった。
魅力度ランキングでは常に下位争いを演じ、PR不足による県外知名度の低さは北陸3県でも際立っていた。しかし、ここ数年で福井の存在感は飛躍的に向上している。冬のシーズンともなると、東京駅に越前ガニのポスターがあちこちに張り出され、ウィークポイントだった観光客数も過去最高を記録。工業は相変わらず堅調を維持しているし、有効求人倍率は2倍前後の高い数値で推移。幸福度ランキングは3回連続でトップに君臨するなど、「日本一の幸福県」という名を欲しいままにしている。下位に甘んじていた魅力度ランキングも、2014年当時の45位から2019年は37位となり、年を追うごとにランクアップしている。幸福度ランキングによる名声が、さらなる幸福を福井にもたらしているのだ。

さらなる追い風となりそうなのが、2022年末に予定されている北陸新幹線の敦賀延伸だ。すでに開業している石川県や富山県では、ホテルの誘致が進み、地価も急上昇。観光客も著しく増加して数百億円の経済効果を生み出した。福井でも300億円以上の経済効果が見込まれている。

だが、そもそも福井の幸福は、アクセスの悪い立地の上に成り立ってきたともいえる。行きづらいから移住者や大資本の流入が少なく、昔から地域、会社、家族という単位で固まり、絆を重んじて生きてきた。そうした閉鎖性と保守性が今の幸福度の高さへと結びついてきた面も少なくない。だが、北陸新幹線によって、他県民からの流入が増加すれば、これまで福井が貫いてきた「幸福モデル」が崩壊するリスクも否めない。着々と再開発を進める福井駅前では、すでに行政と住民との間で亀裂が生じ始めてもいる。

本書では、地元民も知らない本当の福井人気質を探りつつ、嶺北・嶺南という「ふたつの福井」の現状と問題点にも切り込んだ。「幸福な独立国家・福井」で何が起き、未来にどんな影響を与えるのか。地域批評シリーズ独自の視点で検証していこう。
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これでいいのか山梨県

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山梨県は、複雑な個性を持つ土地である。
まず「交通の要所」であり、「山に囲まれた閉鎖空間」でもあるという、相反する面を持ち合わせている。
そんな山梨県の複雑さは歴史にも表れている。平安時代から活躍する武田氏や江戸時代から経済界を牛耳ってきた甲州財閥は、内紛が絶えないかと思いきや、一度チャンスと見るや一致団結する。現代の山梨県でもその強い団結力は発揮されており、助け合いの無尽は今も山梨県の社会に定着しているし、富士山の世界文化遺産登録も成し遂げた。一方で問題も多い。
県都・甲府を筆頭に山梨の中心だった国中地方では衰退の波が押し寄せ、観光に依存する郡内地方では大きな問題も呼んでいる。
山梨県に一体何が起きているのか?山梨県の真実と県民の実態に迫る!
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これでいいのか静岡県

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静岡県民の特徴を地域ごとに細かく解説。注目されるリニア問題や、二大都市の静岡市・浜松市の現状にも迫る静岡県分析の決定版!
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これでいいのか千葉県船橋市

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船橋市は、近年急速に勢いを増してきた街だ。
2017年ぬは「買って住みたい街ランキング」でトップを記録。
人口も増加を続けている。
確かに東京の都心部まで電車で30分程度、ららぽーとを筆頭に、市内には魅力的な買い物環境が揃っている。
船橋市は間違いなく便利な街といえるだろう。
それでいて、住宅価格は他の地域に比べて安い。
いいことずくめだが、こうした表面的な便利さは、船橋ライフの全てを表してはいない。
道路の大渋滞、坂が多すぎて歩くと息切れ、沿岸部は塩害でなんでも錆びる。
「買って住んだら困った」ことが多いのも船橋市なのだ。
本書は、船橋市が人気を獲得した秘密と、そこに隠された不都合な真実を探りつつ、その実態と実力、課題を明らかにする一冊である。
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鹿児島県は、日本全国を見回しても飛びっ切りの特別地域だ。日本本土の最南端に位置し、その歴史も文化も気質も他の地域とは大違い。その上、明治維新にあたっては革命の主役となり、今に至るまで日本国に絶大な影響力を及ぼしている。平たく言って、日本にあって日本でないのに、日本の中核を担ってきた、いや担っている県なのである。
 が、それだけの影響力を持ちながら、その実情は複雑怪奇。政治的に孤立する必要があった江戸時代が終わっても、単純に他の地域から遠いことでやっぱり田舎ではあったし、相変わらず独立独歩の気風は強かった。
 そんな鹿児島県も、近年は大きな変化を迎えている。平成の大合併では、96あった市町村が43に減少。九州新幹線(鹿児島ルート)が開通し、西鹿児島駅が鹿児島中央駅となったことで、鹿児島市は大きな発展の可能性を手に入れた。
 中でも鹿児島市の勢いはめざましい。新幹線と2008年放送の大河ドラマ『篤姫』に合わせた一連の開発で、鹿児島市の中心部は大きく発展。この流れは今も続いており鹿児島駅、谷山駅、天文館など各地において、新たな街が姿を現している。さすが鹿児島という快進撃ぶりをみせているのだ。
 しかしその一方、鹿児島市以外の地域は開発から取り残された地域も多い。
大隅半島では加工業が伸長する反面、過疎化と市街地のシャッター街化が深刻。
薩摩半島でも、姶良市のように市町村合併の恩恵を活かしている地域もあれば、出水、薩摩川内といった新幹線駅のある地域ですら、人口減少の波に飲み込まれようとしている現実がある。
 一体、鹿児島県は今どうなっているのか。実力も底力もあり、それを存分に発揮しているのに、県全体では沈んでいる。果たして今の鹿児島県は住みやすい地域なのか、それとも大きな変化が必要なのか。
 本書は、謎多き鹿児島県の今を、豊富な資料分析と長期の取材から読み解いていく一冊だ。歴史や県民気質、合併や再開発の経緯と現状。多くの要素から見えてきた鹿児島県の真相とは。ぜひ一緒に、ご覧いただきたい。
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これでいいのか広島県

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広島県はかなりの有力県だ。中国四国地方の中核県であり、経済規模も大きい。さらにいえば、結局長期のデフレ不況を脱していなかったことが明白になった日本において、広島県は数少ない「成長県」である。一時は「自虐キャンペーン」なんてものを行い、どうにも自信なさげに見えた広島県だが、実は結構長いこと成長を続けてきた優良県だったのである。
 だが、主要4大都市、広島、呉、尾道、福山を比較してみたらどうだろうか。
広島市は実際目に見えて好調だが、他の3都市も同様かと言われれば疑問符がつく。呉、尾道は人口減少が止まらず、頼みの観光業も災害やパンデミックの前には脆弱だ。福山も昔日の繁栄に比べると、今はまだまだ寂しい状況。各地がそれぞれ、いくつもの問題を抱えている。
 実際、広島県には安定感がない。県の象徴である広島東洋カープがいみじくも象徴しているとおり、一時最強を誇っても、ちょっとしたきっかけですぐに沈んでしまう。実力がありながら、「自虐」傾向があったりするのは、こうした広島県の不安定さを、県民は肌で感じているからなのかもしれない。
 だが、それでも広島県の歩みは止まらない。2020年に世界を覆った新型コロナウイルス感染症の大流行下においても、広島駅のさらなる拡大や、福山、三原の再開発など、経済の動きは活発だ。これは、それまで地域の中心である「一流」であった広島県が、地域の枠を越え、超一流県へと羽ばたこうとしているようにもみえる動きだ。
 それでもなお、広島県の不安は色濃く残る。カープがリーグを連覇し、広島県の経済状況が絶好調の時ですら、県民の本当の実感は不安だらけだった。激動の2020年代に、世界へ向けて躍進しようとする広島県に、どんな不安があるというのだろうか。
 本書は、広島県4大都市の現状と課題、その歴史と県民性の分析から、広島県の実像を探っていく一冊である。長期の取材と資料分析の結果、見えてきた広島県の真実と未来とは、ぜひ一緒に、ご覧いただきたい。
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これでいいのか長野県

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男女の平均寿命や幸福度ランキングが全国トップクラスにして、魅力的かつ著名な観光地を数多く抱える長野県は、ブランド力にたいへん優れた県である。ただ一方で、地域間対立の火種はいまだにくすぶり続けている。
東信、北信、中信、南信……歴史的に山と川が交流を阻害し続け、独自の文化が育まれてきたそれぞれの地域は、今もってその独自性を貫いており、特に北信の長野と中信の松本は、表立ったバトルこそないものの、対立感情は静かにずっと残り続けている。蓋を開けてみれば県の内情はバラバラなのだ。
県民が地元を「長野県」とは言わずに「信州」と言うのも、「信州」への強いこだわりと同時に、「信州」でないとまとまれないからである。
本書では他県民がうらやむ信州の実態と真実を明らかにしつつ、「日本の山岳秘境民」の実像に迫る!
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これでいいのか島根県

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島根県は、「どこにあるかわからない都道府県」と揶揄されるくらい、国内での存在感が希薄だ。首都・東京では「砂丘のあるところ」なんて、同じ山陰の鳥取県と誤解されるほどで、島根県としてのイメージはほぼ皆無。その要因は立地にある。交通インフラが脆弱で、とにかく現地に行きづらいのだ。それはまるで「陸の孤島」。日本に残された最後の秘境と言う人までいる。
 こうしたイメージの形成には、明治以降の近代産業化に遅れ、戦後の高度経済成長期においても、中央から完全にスルーされてしまったことが大きく関係している。鉄道の敷設は山陽地方に比べて20年以上遅れをとり、次第に発展する広島県や岡山県へと人口は流出していった。地元には目立った産業もないまま、松江・出雲市民を除く県民たちは、漁業や農業といった第一次産業で生計をやりくりするのが基本となった。というわけで農業立県を目指したものの、食品貿易が進んだために、その野望もあえなくご破算。そのため一家丸ごと離県するケースも相次ぎ、戦後から現代に至るまで、ほぼ一貫して人口減少を続けている。結果、65歳以上の人口割合は全国3位と高く、人口増減率はワースト11位(2015年国勢調査)と、典型的な少子高齢化社会となっている。こう言っちゃなんだが、島根県は近代以降ずっと苦杯を嘗め続けてきたのだ。
 時代に取り残されてきた島根県。だがそれゆえに古くから残る風土や慣習、手つかずの大自然や歴史的遺構など、オリジナリティ溢れる魅力が少なからず残っている。徹底した管理体制で保護される世界遺産・石見銀山や、老若男女を問わず全国から参拝者が訪れる出雲大社は県民の自慢。グルメだって新鮮な魚介類やソバなど「逸品」には事欠かない。交通インフラがいまだ不便で県内各地の交流が乏しいゆえに、出雲、石見、隠岐の旧3国は独自の風土をいまだに残している。それぞれの街に根づいた歴史や気質は、古き良き「日本らしさ」「日本の姿」といってもいいだろう。
 本書では、島根県が抱えているさまざまな問題点を取り上げるともに、県民が気づいていなかった島根県の本質や本来の魅力に迫っていく。果たして島根県は自身が持っているポテンシャルを最大限に発揮し、存在感を高めていくことができるのか? 一冊の紙幅を割いてその答えを論じていこう!
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これでいいのか埼玉県川口市

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2017年に人口60万人を突破し、翌年には中核市に移行した埼玉県川口市。埼玉第2の都市だが、その特性は東京のベッドタウンである。何せ都心へのアクセスは抜群。玄関口の川口駅周辺には、あの豊洲よりも早くタワマンが誕生。近年は2年連続で『本当に住みたい街大賞』にも輝いている。そんなイケてるはずの川口だが、残念ながら街の存在感は希薄だ。かつては鋳物工場や違法風俗店のイメージが強かったが、それも今は昔で、新たに台頭した外国人の存在感ばかりが際立っている。市内では「新住民」「旧住民」「外国人」が独自の「川口ライフ」を謳歌しているとはいうものの、人種が入り乱れたグチャグチャな状態で、それぞれの市民が本当に満足した生活を送っているのだろうか。本書では歴史、市民性、問題点や課題を紐解きながら、謎に包まれた川口市の真実の姿を探っていく。
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これでいいのか千葉県東葛葛南

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地域批評シリーズで千葉県の取材を開始したのは、『日本の特別地域14 これでいいのか千葉県東葛エリア』が刊行された2010年。以来、10年以上にわたり、千葉県全体のほか、千葉市や船橋市、松戸市や柏市といった、県内の主要都市にもスポットを当ててきた。なぜ千葉にこれだけこだわってきたのかといえば、当シリーズの素材として興味深い土地だから。千葉は同じ県内でも、エリアによって住む人の行動パターンや、地元への帰属意識が全然違うのだ。
 千葉県内でも特異なポジションにおかれているのが、東京・埼玉・茨城に隣接した東葛・葛南エリアである。これらのエリアは、首都圏のベッドタウンとして人気が高く、とくに葛南には有名不動産会社が毎年発表する「住みたい街ランキング」にもたびたび名を連ねる街もある。一方で2010年前後はまだまだ発展途上だった東葛も、つくばエクスプレス開業による人口増加の波に乗り、かつては水をあけられていた葛南に匹敵するほどの発展を見せている。
 これらのエリアは千葉というより、もはや東京の一部と化しており、同じ千葉県民から「東葛や葛南を千葉とは認めない!」なんて声が上がることもあるようだ。実際、人気に釣られて移り住んできた新住民のなかには、自分たちが千葉県民だという意識が薄い人が多く、彼らはたびたび「千葉都民」などと揶揄されてきた。
 それだけの羨望や嫉妬の眼差しを向けられ、今や「首都圏最強ベッドタウン」としての呼び声も高い東葛・葛南だが、果たして、その実態は噂されているほど素晴らしいものなのだろうか? 本書では、東葛・葛南の歴史やその成り立ちを振り返りつつ、そこに住む人たちの特徴や生態、直面している問題などを多角的に分析・解説した。
 コロナ禍に翻弄される激動の令和時代、ベッドタウンとして発展した東葛・葛南は、今後、街の在り方をどのように変化させていくべきなのか。その舵取りの方向性も模索していこう。
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これでいいのか新潟県新潟市

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2005年に周辺13市町村と合併し、晴れて政令指定都市に移行した新潟市。
新潟市政が施行された1889年から比較すると、面積は約60倍、人口は約18倍にまで増加した。現在は8区で構成され、特徴が大きく異なるそれらの区は、それぞれで個性豊かなまちづくりを行ってきた。かつての亀田町や豊栄市、新津市、巻町は今でも旧制に対するこだわりが強く、産業構造や文化的風土も異なっている。ただ全体では米どころゆえに飯はうまいし、日本海の恵みによって新鮮な海産物も豊富。自然の豊かさでは、政令市の中でも群を抜いている。
しかも本州日本海側で唯一の政令市とあって、県内外から人が流入する「ダム都市」としての期待を背負って、ニュー新潟市は華々しくスタートした。
 だが、ここまでの経緯を辿ってみると、新潟市は防戦一方だ。人口は右肩下がりで減少し、2020年には、ついに80万人の大台を切ってしまった。死亡数が出生数を上回る「自然減」に加え、転出が転入を上回る「社会減」も増加傾向にある。若者が進学や就職の際には県外へと流出するという少子高齢化の3モデルケースから抜け出せていないのだ。そして人がいなくなれば産業が先細りするのは当たり前で、新潟市の新規開業率は政令市で最低クラス。その上、驚くべきことに黒字であっても後継者不足で廃業するケースも増加。税収の減少による公共サービスの低下も叫ばれている。
 そんな現状を打破すべく、新潟市は中心市街地の大改造に踏み切った。玄関口の新潟駅は南北の回遊性を高め、南口には中長距離バスターミナルも建設予定。旧大和跡地には古町ルフルがオープンし、あちこちでマンション開発も行われている。だが、市が進軍ラッパを威勢よく鳴らしても、市民の市政への目は冷ややかだ。モータリゼーション解消のために立ち上げたBRTは痛烈な批判を浴び、利用者が伸び悩むどころか、早くも「無用の長物」呼ばわりされている。そんな中で新潟市の大改造が成功し、魅力的な街に発展する可能性はあるのだろうか? 本書では、新潟市がこれまで辿ってきた歴史を掘り下げ、街の特徴や住民気質に迫りつつ、現在抱えている各区の問題点や課題をあぶり出していく。果たして新潟市は、直面している苦境を脱し、高く飛翔することができるのか。その可能性を探っていこう!
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これでいいのか鳥取県

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鳥取県は、日本の中でも極めつけの「特殊地域」だ。なんといっても人口がぶっちぎりで最下位。順位がひとつ上のブービー県はお隣の島根だが、それでも10万人以上の差をつけられているというから、まさしく最弱王者である。
 が、そんなミニ県にして個性は非常に強い。鳥取や米子は完成度の高い街だ
し、倉吉は「山陰の小京都」として名を馳せている。これらの街は、江戸時代には北前船の中継港として賑わい、明治以降も大陸との貿易拠点として大もうけしたりと、景気の良い過去をもっている。
 そんな鳥取県は今、若者層から人気を集めている。観光では、大作家の水木しげるにあやかった境港の「水木しげるロード」は関西圏から多数の人を集めているし、鳥取砂丘などのスポットの人気も衰えていない。また何より移住先として人気が出ている。静かで暮らしやすく適度に田舎、でもそこそこ便利という、都会に疲れた人々が鳥取に注目しているというのだ。
 加えて2020年に広がった新型コロナウイルス感染症の拡大が、移住地人気に拍車をかけつつある。人口密集地帯が「危険な土地」となった今、鳥取に元々あった移住地としての魅力が、さらに大きくなっているのである。
 ただ、これだけ人口が少ないということは、基本的に問題が多い土地であるということも示している。かつての貿易港は、その地位を福岡や太平洋沿岸都市などに奪われている。また、ほとんどが山地の地形のため、農業の規模も大きくできない。工業生産にしても、そもそも日本の工業全体がトレンドではないし、新幹線などの高速の大規模輸送手段がないため、山陽エリアに比べて不利は否めない。こうした負の要因があまりにも積み重なった結果、鳥取県は「相当衰退している」といわざるを得ないのが現実なのである。
 地域としての衰退と秘かな人気上昇という、矛盾する要素を抱えているのが今の鳥取県の現状だ。果たしてその未来は明るいのか暗いのか。まったくわからないというのが実際のところである。
 本書は、そんな謎多き鳥取県の本質や真相、そして未来を探るべく、地道な取材と数多くの資料、データを基に分析した。そこで見えてきた鳥取県の意外な実態や将来像とはどんなものなのか? しかと確かめてもらいたい。
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これでいいのか茨城県の野望

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茨城県は「日本一人気がない県」とされてきた。その根拠となっていたのが「都道府県魅力度ランキング」で、実に7年連続で全国最下位だった。だがついに2020年の同ランキングで最下位を脱出! 茨城県知事はこの結果を受けて「まだ真の魅力が反映されていない」と不満たらたらだったが、「魅力度ナンバーワンを目指す」と強気のコメントを発した。しかし、万年最下位から脱却した以上、もはや魅力度に振り回されるべきではない。今後、茨城県が取り組むべきは、南北格差や人口流出、高齢化、街の衰退といった地域問題の解決と是正であるべきだ。こうした現実に目をつぶり、いつまでも魅力度にこだわっていたら、本来の魅力や長所を失いかねない。本書では、魅力度ランキング最下位脱出を果たし、反撃に転じようとしている茨城県が目指すべき地域としての「理想形」を追った。
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これでいいのか宮城県仙台市

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仙台市は、自他ともに認める東北最大の大都市だ。大学進学や就職、あるいは遊びを目的に東北地方の若者たちを引き寄せ、人口は約107万人にも上る(2020年10月1日現在)。仙台駅前には高層のオフィスビルやタワーマンションが建ち並び、さらに街中には巨大な歓楽街を抱え、郊外を見渡せば巨大なニュータウンがベッドタウンを形成している。近隣市を含む仙台圏域まで広げると、人口は200万人を超える。その存在感は、まさに威風堂々。伊達政宗によって築かれた都市は、今や東北の“東京”といっても過言ではない。
 その一方で、都市的な発展を続けてきたせいで、仙台という街や人のイメージは知名度に比べて希薄だ。仙台と聞いて一般人が思い浮かべるのは牛タン、ずんだ、伊達政宗ぐらいだが、いずれも仙台人の生活習慣や気質を表しているとはいいがたい。「杜の都」というだけあって、本来持ち得ている魅力や特徴が、緑の茂みの中に隠れてしまっているかのようだ。実際に“東京化”が進みすぎて、仙台らしさを喪失していると嘆く地元有識者も少なくないのである。
 さらに、これまで仙台を支えてきた人口の増加も、2021年には減少に転じるといわれている。そうなれば、巨大なベッドタウンは空洞化し、駅前のアーケード商店街の活気は失われるかもしれない。十数年前から地方都市で起きていた衰退の波が、今になって仙台へと押し寄せるのか? いつまでも東北最大というブランドにあぐらをかいていると、未来は暗いままかもしれない。今の仙台には、従来の殻を突き破って「新たな仙台」を築くべき転機が来ている。
最善手を打てれば、迫りくる暗雲を払拭できる可能性は大いにある。
 そこで、本書では仙台の歴史や、プライドが高いといわれがちな仙台人気質といった、街や人の根っこを掘り起こしつつ、地元民ですら気づいていなかった魅力を掘り下げる。と同時に、各区や近隣都市で頻繁に行われている再開発やまちづくりの是非を検証し、仙台の街の成長を妨げる問題点や課題を、客観的なデータや現地取材で得た証言と筆者の主観を交えながら論じていきたい。
 仙台は地方都市として没落していくのか、それとも東北を率いる政令指定都市として再び明るい未来を突き進むのか? 仙台の本質をあぶり出し、その進むべき未来について、これから探っていくとしよう!
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これでいいのか岐阜県

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岐阜は実にビミョーなポジションの県である。日本の中心にありながら、希薄なことこの上ない存在感。その要因はお隣・愛知(というか名古屋)の光芒が強過ぎるからだろう。中部一の大都会・名古屋の影に隠れ、まったく目立たないのだ。今や都道府県の知名度を計る基準になっている魅力度ランキングで36位。この中の下の順位もいかにも岐阜らしい。どうせならどんじりにいて逆目立ちすればいいのに、そうならないのはその存在感の希薄さゆえだ。
 だが、そんなポジションに甘んじつつ、岐阜は意外としたたかだ。交通の要衝という立地と名古屋にしっかりと依存し、中京圏の一角として産業集積が進んでいる。しかも現代産業だけではなく、刃物に焼物、そして世界遺産にも認定された和紙など伝統工芸も盛んで、国内屈指のものづくり県になっているのだ。とはいえ、その旨味を享受し、発展しているのは美濃地方である。対する北の飛騨地方は開発も遅れ、のどかな田舎が広がっている。
 このように南北で明らかにコントラストが違う岐阜だが、それも仕方がない。
山や川で遮られているように、もともと美濃と飛騨は同じ国ではなく、文化、言葉、風習、人々の気質も違う。加えて強引にひとつの県にされてしまった因縁もあり、両者には目に見えないライバル心、はたまた羨望めいたものも存在している(お互いに無関心を装っているけどね)。
 ただこの2地域のスタンスは実にもったいない。それぞれに強みも個性もあるのに、「岐阜」の名の下、ひとつにまとまれないから、それぞれの長所がそれぞれの短所を補完できず、県の飛躍を阻んでいるのだ。この「まとまれない」のが、岐阜県の残念な特徴で、美濃と飛騨の関係にとどまらず、美濃の内部もバラバラでまるで一体感がない。
 本書では美濃と飛騨双方の地域性、問題点を取り上げ、岐阜県の本質を暴き出していく。岐阜県が真の南北融合を果たし、「中部の雄」として脱皮できるのか、その未来をこれから探っていくことにしよう!
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これでいいのか神奈川県

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本書は、2017年に刊行した『日本の特別地域 特別編集76 これでいいのか神奈川県』(以下前作)を加筆訂正の上文庫化したものである。
 神奈川県と地域批評シリーズの関係は長く深い。2009年に最初の『これでいいのか神奈川県横浜市』を刊行して以来、実に本書で文庫版を含め15冊目となった。取材活動は12年目である。
 しかし、神奈川県はその個性も実力も強大なため、どうしても横浜、川崎など、各地に特化した内容となってしまっていた。そんな中で、本書は初の横断的な『神奈川本』となった。その分、各地の内容は凝縮されたものとなり、触れられない話題も多くなっている。
 だが、本書ならではの強みもある。特に大きいのは歴史に触れられたことだ。
神奈川県は、ご存じの通り武家政権の故郷である鎌倉をもち、多くの武士が発生した土地だ。神奈川を飛び立ち全国に武士達は散っていったため、有名な武家のかなりの割合が、神奈川県にそのルーツをもっている。
 そうした歴史を踏まえて現在の神奈川をみると、なるほどと思うことがある。
神奈川県は常に先進的で、日本の未来の形を提示してきた。鎌倉、横浜開港、歴史の大きなターニングポイントとなった事件の多くは神奈川県で起きている。
 しかし今、日本を導いていくべき神奈川県で起こっていることはなにか。各地の巨大な再開発、タワーマンションとショッピングモールを中心としたまちづくり。今度も日本の「流れ」を先導している。だがそれは、より良い方向なのだろうか。大発展を続ける神奈川県内にあっても、発展から取り残された「ダメな街」は存在し、大規模な開発で生まれた街、変化した街はことごとく「どこにでもありそうな」画一的な「イヤな街」になっていないだろうか。
 本書は、制作が新型コロナウイルス感染症の拡大期とかぶってしまったため、「改めて県内をくまなく歩き回り」とはいかなかったが、可能な限りの取材を行い、これまでの蓄積とあわせ、多くのデータを分析した。
 今神奈川で起こっている変化と現状は、本当に正しいのか。まばゆい開発に隠された課題はあるのか。これから神奈川はどう変化しようとしているのか。
足早ではあるが全力でまとめ上げた。是非楽しんで貰いたい。
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これでいいのか熊本県

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熊本県は古来より九州の中心地で、本来ならば福岡よりも大きな存在だったはずなのに、現在では大差を付けられている。その大きな要因が度重なる「災害」と「戦争」である。
 熊本には、実に数万年前から多数の人間が暮らしていた。ところが縄文時代に鬼界カルデラ(現在の鹿児島県大隅海峡にあるカルデラ)の大噴火で文字通り「絶滅」した。だがその後、豊かな土地なだけに新たな「入植者」を向かえて再び繁栄した。ところが今度は大和朝廷(王権)の勢力に敗れて滅亡する。
平安時代以降は多くの武家が栄えたが、小勢力が乱立し、戦国時代までに地元勢力はほぼ全滅した。近世には加藤氏や細川氏が熊本藩をつくり上げたが、明治初期に西南戦争の主戦場になり、またもほとんどすべてが「焼失」してしまう。このように熊本は何度も「リセット」を余儀なくされ、その都度復活してきたのである。ただそのせいで、その実力の高さや土地の豊かさに比べ、富と歴史の蓄積には預かれなかった。
こうした事実を鑑みれば熊本県は、何度も蘇る不屈の地域なのである。古来「火の国」と呼ばれるように、まさに炎をまとう不死鳥のごとき精神を、熊本県は持っているといってもいいだろう。
 そんな熊本県は今、新たな時代を迎えようとしている。熊本市では、長年の懸案であった熊本駅周辺の再開発が軌道に乗り、本来の中心地である桜町なども大きく変化しつつある。熊本市内とその周辺地域では、ベッドタウンが次々と造成され、熊本都市圏は大きく発展しようとしている。だが、その他の地域に目を向けると、八代、阿蘇、人吉では災害復興の遅れや熊本市へのストロー現象による人口減少に苦しんでいる、水俣は産業が減少し、天草は観光資源を活かし切れないなど、どこも難題に直面している。さらに県全体でいえば、災害復興と人口減少問題のダブルパンチに見舞われ、かなりの苦境にある。
 果たして熊本県は今度も復活できるのだろうか? その答えを見つけるため、我々は県内各地を取材してまわり、多くの資料も分析した。そこから見えてくる熊本県の本当の課題と未来への可能性とは?