『俺様パティシエのイケナイ調教　長い指が……ダメ！　トロけてしまう！』凄いな……溢れるように濡れてる！　女は焦らされるのが好きなんだ！　ケーキも同じだ、ゆっくりと焦らすように、材料をなじませるんだ。
『神様は危ない魔法使い』父の介護の費用を稼ぐために六本木で夜のお仕事。いやらしい事を強要され辛い毎日が……ある日、危ない魔法のような恋が始まる……。
『魔女ハウスの生贄に恋して』世田谷の古い洋館は三人の女たちが生贄の美少年たちをおびき寄せる、ためのシェアハウス。百人目は特別な美少年じゃないとダメ……。

※　本作品は『俺様パティシエのイケナイ調教　長い指が……ダメ！　トロけてしまう！』『神様は危ない魔法使い　嬢王日記　由香編』『魔女ハウスの生贄に恋して』の再録になります。十分にご注意ください。

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

小林由香《こばやしゆか》は丸の内にある小さな商社で働く二十八歳のOL。由香は会社が終わったあと、キャバのお店でアルバイトしている。
「お前うるさい。オレの言う通りにしろ！」
由香に強引に……。
「厭です」
そう言うので精一杯。目隠しもされて、何されるかわからなくて、不安で由香は恐怖で体が震えていた。
「ごめんね。あんたばかりに頼ってしまって」
電話の向こうで母が泣いていた。父が脳溢血になってしまって、体が不自由になってしまったのだった。
「心配しなくていいよ。私けっこう稼いでいるから……」
「ありがとう……ね」
母の消え入りそうな声がした。電話の向こうで、父の泣いている声がしたような気がした。そのために稼がなくちゃ……。辛い水商売の日々に、突然魔法のような素敵な恋が始まる。切なくて、泣ける……由香の珠玉の恋の物語。

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

中山瑠衣《なかやまるい》はパティシエを目指して、大学卒業と同時に有名なお店に就職をした……。
「ほら！」
と、主任はそう言って……。
「やだっ……そんなの見せないで！　恥ずかしい！」
もしかしたら、山口主任は瑠衣にこうしてケーキ作りの秘密を教えてくれているのかしら……と、思ったけど、感じすぎて、気持ちが良すぎる……。

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