たとえ運命の糸がなくたって幸せは続く――…
運命の赤い糸が視え縁を切ることができる薫は、その能力のせいで自身の赤い糸は無く、本当の恋を諦めていた。けれど原と出会い、彼とずっと一緒にいたいと願うように… …。二人で幸せになる未来を選び、新たな同棲生活が始まったけれど?
大学生の繋司は、なぜか赤い糸が見えてしまう特異体質だ。ある日、ふと自分の指を見てみると赤い糸が!! 喜び勇んで糸を辿っていくと、そこには後輩のヒロがいた!!……俺の運命の相手って男なの!??
運命の赤い糸が視え、そして切る力をもつ「縁切り屋」の薫は、その能力のせいで自身の赤い糸は存在しない。
誰とも結ばれることはないと本気の恋を避け、依頼人だった原に告白されても拒むしかなかった。
けれど、何度断っても一途に好意を寄せてくれる原に惹かれ、彼との愛を信じたいと思い、付き合う決意を固める。けれど、どうしても原の赤い糸の存在が気になってしまい……。
縁切り屋を営む薫の元に、一件の依頼が舞い込む。それは、ストーカーに困っているサラリーマン・原からのものだった。はじめは薫の話を信じきれない様子の原だったが、気づけば好意を寄せてくるようになっていた。
しかし、縁を切る能力と引き換えに自身の赤い糸が存在しない薫は、原と結ばれることはないと彼の告白を拒絶するが――…。
【運命じゃなくたってかまわない――…】