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友達警察
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世界的な大不況で国家財政が破綻し、無政府状態の〈暗黒時代〉を迎えた日本が、復興を果たすべく導入した「友達ポイント制度」──それは、国民を団結させるために生まれた友情主義に基づき、社会生活の中で何より「友情」や「愛情」を大切にするよう、十年前に新政府が導入した法律だった。国の管理下にある携帯端末で、相手と互いに「友達登録」をすると、政府公認の友達同士となり、新規の友達をつくったり友達とコミュニケーションを重ね友情を深めていくごとに、友達ポイントとして加算されてく。そして、そのポイントが高い国民は、食料品の値引きから進学や就職先まで、社会生活のあらゆる面で優遇された。逆に、二十五歳を過ぎて友達ポイントが0になると、社会不適合者として「施設」に送られてしまう。だから国民はみな友達ポイントを稼ぐのに必死だった。そんな中、高校に入学して一ヶ月も経つというのに、八神瞭一にはまだ一人も友達がいなかった。引っ込み思案な性格もあるが、瞭一はそもそも友達ポイント制度に疑問を抱いていた。しかし、それを公然と批判することはできない。そんなことをすれば、反友達主義者の烙印を押され、やはり「施設」行きになるからだ。警察とは別の治安組織である友情省警保局──通称「友達警察」によって。だがある日、同級生の心ない一言に思わず、友達ポイント制への批判を口にしてしまう瞭一。教室内に緊張が走る。と、女生徒の一人が瞭一に近づいてきて告げた「私と友達になりましょう」。それは、以前から友達ポイント制への批判を公言してはばからない問題児、北崎雪乃だった。才色兼備の美少女だが、みな面倒事をおそれ敬遠しているせいか、彼女も友達は一人もいない。瞭一は少しためらいつつも雪乃と友達登録をした。それが自分の運命を大きく変えることになるとも知らずに……。
『友達ー♪ 友達ー♪ 友達たくさん、つくろうねー♪』間の抜けた歌を響かせて、「施設」送りにするために、友達警察がやってくる……本物の友情とは何かを問いかける、近未来モダンホラー!
(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)
『友達ー♪ 友達ー♪ 友達たくさん、つくろうねー♪』間の抜けた歌を響かせて、「施設」送りにするために、友達警察がやってくる……本物の友情とは何かを問いかける、近未来モダンホラー!
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